フィリピン・ドゥテルテ大統領の過激発言集!麻薬撲滅策で治安回復

フィリピン・ドゥテルテ大統領

今年6月30日にフィリピンの大統領に就任したロドリコ・ドゥテルテ大統領

このドゥテルテ大統領はもともとフィリピンの南部にあるダバオ市長を務めていたのですが、これまでに数々の過激発言が注目されていた人物です。 ちょうどアメリカのオバマ大統領の任期満了に伴い、同じく過激発言で話題となっている共和党代表のドナルド・トランプ氏のような感じですが、この度、ドゥテルテ大統領がフィリピン国内で行なった麻薬密売業者撲滅を始めとした超法規的な治安回復策が世界中から注目されているのです。

日本の政治家が過激な発言をしても、人権やモラルを盾に批判されて終わりですが、実際にその過激な発言を有言実行したらどうなるかというモデルケースでは、今のところ、このフィリピンのドゥテルテ大統領の超法規的治安回復策以上のものはないと考えられます。

今回は、新フィリピン大統領・ロドリコ・ドゥテルテ氏について、その治安対策を元に色々な角度から見ていきましょう。

フィリピン・ドゥテルテ大統領の過激発言集

Sponsored Link

フィリピンロドリコ・ドゥテルテ大統領といえば、発言が大統領らしからぬ過激なことで有名ですが、まずはそのドゥテルテ大統領の発言を色々と集めてみました。

フィリピン国内のイスラム過激派について

『お前たちにはきっちりと代償を支払わせる。オレを怒らせたらオレは本気でお前たちの腹を裂いてやる』

 

ASEAN首脳会議についての米オバマ大統領へのコメント

『このクソッタレが。罵ってやる』

『アメリカでは黒人が無抵抗の意志を示していても撃たれているじゃないか。そんな国から人権について教わることなどない』

『フィリピンは属国じゃない。お前は何様だ?』

 

首都マニラで銃撃されたジャーナリスとについて

『ただジャーナリストだからと言って暗殺されないわけじゃない。(殺されたジャーナリスト)は良い人間ではなかっただけのことだ』

 

テロ撲滅について

『フィリピンを壊そうとする人間は覚悟しておけ。法律を盾に逮捕から逃れたり抵抗はさせない。特に暴力で挑んでこようとする奴らには「こちらから始末しろ」と命令するだけだ』

 

人権派の人間について

『麻薬業者や強盗をする者への人権の法則は忘れる』

『綺麗事をほざくな。犯罪者の人権を主張する人間の前で処刑する様を見せてやる』

 

米次期大統領候補トランプ氏について

『トランプは偏見のカタマリだ。一緒にするな』

 

南シナ海の領有権について

『中国が難癖に耳を貸す必要はない。私が奴らの島に直接出向いてフィリピンの国旗を打ち立てに行ってやる』

 

フィリピン国内の犯罪者について

『裁判など必要ない。治安を乱す犯罪者は全員マニラ湾の魚の餌にしてやる』

『私は警察に薬物乱用者への懲罰を命じたわけじゃない。私は宣戦布告を命じたのだ。本物の戦争だよ』

 

警官の汚職について

『警官の汚職についても同様に処刑する。但し、下級警官の給与を月額315ドルから2000ドルに引き上げてワイロなしでも生活できるようにする』

このようなドゥテルテ大統領の過激発言は大統領就任前からのおなじみで、20年間ダバオ市長を務めていた時からそのスタンスは変わらないとのこと。 そして、ドゥテルテ大統領のその有言実行が長きに渡ってフィリピン国民の心を掴み、とうとうフィリピンの超法規的治安回復の舵を切るリーダーとなったのです。

ドゥテルテ大統領は就任後、『フィリピン国民の信託を得て大きな責任を任された。私は起きている間だけでなく、寝ている間も全力を尽くす』と、国民の強い願いを謙虚に受け止めていると答えたそうですが、犯罪・テロ組織の壊滅だけでなく、中国への牽制も含めてかなり国民からの期待が込められていると言えそうです。

フィリピン・ドゥテルテ大統領は治安回復はどう?

ドゥテルテ大統領とフィリピン政府官僚たち

フィリピン・ドゥテルテ大統領が就任してから約2ヶ月が経ち、実際にフィリピン国内は治安回復したのかどうか?

フィリピン国内の警察当局によると、警察の超法規的な摘発に世ある麻薬関連の死者は、なんとこの2ヶ月の間に1100人を超えており、警察の摘発作戦以外のものを含めると、その数は3000人超にも上ると言います。 超法規的というのは、要するに裁判の手続きを取っ払った現場判断による警察官の裁量に任すということですが、実際には警察以外の自警団なども暗躍しているそうです。

ドゥテルテ氏がフィリピンの大統領に就任してから、自首する麻薬業者も非常に多く、先月の時点で53万人が警察に出頭してきたというニュースが報じられていました。

 

ドゥテルテ大統領がフィリピンの治安回復に対して、超法規的処罰を公に解禁してから6ヶ月の間に治安回復をすると名言し、まだその1/3程度の期間でこれほどの成果を出していることはすごいことだと思います。

実際に現在のフィリピンでの治安はどうなのか外務省の海外安全ホームページで調べてみると、今回の県に関して、私たち日本人などの海外渡航者にとっての治安問題としては特に問題がないようです。 もともとフィリピンでは、麻薬や誘拐などの温床となる地域があり、治安状態は決して良いとは言えませんでした。 もちろん、このまま反政府対立組織などがテロを行う可能性は否めませんが、この先、小さな犯罪などは減少の一途をたどるだろうと言われています。

フィリピン国内でのドゥテルテ大統領の支持の高さを反映しているのか、はたまた恐怖のあまりなのかはわかりませんが、現在、このような超法規的治安回復策に対して国民からの反発の声はほとんど上がっておらず、ロイター通信記者によると、国民の多くはドゥテルテ大統領の治安回復強行策について協力的だそうです。

ドゥテルテ大統領の麻薬撲滅治安回復策に賛否両論

Sponsored Link

フィリピン国内でこれだけの麻薬業者一掃撲滅政策を取っていたら、さすがに治安回復は待ったなしなのでしょうが、案の定、発砲事件が増えたことで、5歳の子供に流れ弾に当たるなどする事故(事件?)もあるようです。

このようなドゥテルテ大統領の治安回復策は、近来稀に見る荒療治だけに弊害は避けられないのですが、このように血なまぐさい方法で本当に治安が回復するのかどうか、世界中から非常に大きな注目が集まっていると同時に、やはりこういった独裁的で前時代的な政策に対して非難の声があることも確かです。

 

先ほども言ったとおり、フィリピン国内でのドゥテルテ大統領の支持が非常に高く、人権派の調査団体に対して国民は非協力的といった現状なのだそうです。 『フィリピン国民が良いって言ってるんだからそれでイイんじゃないの?』と言えばそれで良いのかもしれませんが、いままで人権というブレーキで止まっていたことをドゥテルテ大統領が外して一定の成果を上げれば、その影響が世界中に飛び火するという懸念が広がっています。

現在、アメリカで行われている大統領選ではドナルド・トランプ氏が同じように犯罪撲滅を訴えていたり、少し前の東京都知事選では同じように桜井誠氏が東京の犯罪組織を一掃すると公言して盛り上がっていました。 ヨーロッパでは移民による犯罪で頭を悩ませ、とうとうイギリスは国民投票でEU離脱を採択することとなり、いま世界中で自国の安全を第一としたナショナリズムが台頭してきているところです。

実際に先陣を切ったのがフィリピンのドゥテルテ大統領であり、日本でもこの超法規的政策に対して賛同の声も多いのは確かです。 しかし、『なぜ裁判制度があるのか?』という基本的なことを考えれば、公平性を欠いたこの政策がどの国でも通じるものではないことは言うまでもありません。

ここで、フィリピン・ドゥテルテ大統領の政策について、ツイッター上の意見を中心にいくつか紹介していきたいと思います。

フィリピン、ドゥテルテ大統領に対するネット上のみんなの意見

Sponsored Link

先ほど出てきた桜井誠氏も、やはりドゥテルテ大統領の政策については関心があるようです。

フィリピンでドゥテルテ大統領の支持が高いのは、それだけフィリピン国内が麻薬を始めとした犯罪に汚染されていたことが理由として挙げられるからですが、当然、国内にも警察による市民の殺害への非難の声もあります。 もともと、このような超法規的な警察による一方的な発泡は、国際法や国際基準に反しているからです。 国際的な考え方として、警察官は市民の安全を守るのが前提で、命を奪うのが目的になってしまってはいけないという決まりがあるからです。

 

産経ニュースではこのようなことが報じられていました。

【シンガポール=吉村英輝】フィリピン議会で15日、南部ダバオ市で薬物犯罪関係者らを殺害していた自警団元団員を自称する男性(57)が証言した。ドゥテルテ大統領が、同市長時代に1000人以上の“処刑”を指示し、直接殺害にも加わったと述べた。

~中略~

ドゥテルテ氏が1988年の市長就任後、警察官や元共産党戦闘員で構成する「ダバオ暗殺団」に加わり、殺害も指示していたと証言。ドゥテルテ氏批判を繰り返す人物や、対立候補の関係者の暗殺も含まれていたと述べた。

 また、2007年に法務省捜査員と銃撃戦となった際、ドゥテルテ氏自らが2丁のマシンガンで「とどめを刺した」とした。

 男性は「麻薬密売人、強姦犯、誘拐犯などを殺すのが仕事だった」と、約50人の殺害を告白。遺体は仲間の警察官が所有する採石所に遺棄したほか、生きたままワニの餌にしたという。

引用元:http://www.sankei.com/world/news/160916/wor1609160028-n1.html

本当かどうかはわかりませんが、証言通りなら自身の発言通りの人物象とも言えるでしょう。

まぁ、色々と見てきましたが、現在でもドゥテルテ大統領がフィリピンで過激な発言をし、麻薬密売を始めとする犯罪組織に対して一歩も退かない姿勢を取っているので、何だかんだこのままフィリピンの治安は劇的に改善・回復することになるでしょう。

ただ、独裁的とも言えるドゥテルテ大統領に手放しで賛辞を贈れるかと言えば、やはり少し首を傾げるところもあるのが正直なところです。 ただ、フィリピンではカトリック教徒が多いと言われているので、ドゥテルテ大統領自身が地獄に落ちることを引き換えに、この治安回復の舵を切っているのかもしれませんが…。

Sponsored Link

コメントを残す

このページの先頭へ