就職氷河期世代正社員化に助成金?実は優秀な人材が多いって本当?

就職氷河期世代、助成金イメージ

2016年10月31日付の読売新聞一面に『就職氷河期世代を正社員化、採用企業に助成金』という内容の記事が躍り出ていたのですが、さすがに今更感が強いので軽く読み飛ばしただけでした。

でも、よくよく考えると就職氷河期世代もすでにアラフォー世代に差し掛かっているので、国としてもこの先のことを考えて対策を打たなくてはいけない状況になってきたのでしょう。 この先、生活保護などで割が合わないということがわかってきたのかもしれませんね。 少々嫌な言い方をすると、人口の多い就職氷河期世代がワーキングプアだと、年金の支払いも滞り、富裕層の生活を支える人たちがいなくなってしまうから、ようやく重い腰を上げたとも考えられます。

それはさておき、氷河期世代は今の若者層やゆとり世代より優秀(有能)だという話も出てきており、企業としても国からの正社員化に対する助成金が出るというのは嬉しい話なのかもしれません。

ということで、今回は就職氷河期世代の正社員化助成金について、わかりやすくその内容を読み解いてしていきましょう。

就職氷河期世代正社員化に助成金?

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まず、就職氷河期世代というのは、1990年代後半~2000年代前半に高校・大学を卒業した人たちです。 年齢的には大体30代から41.2歳くらいが就職氷河期世代に当たるのですが、現在、無職や非正規社員のこの世代を正社員として採用する企業に、来年度より国が助成金を支給する制度を作るそうです。

就職氷河期世代助成金ニュースの印象

なるほど、いいニュースじゃないですか。

ただ、ちょっとええかな?

就職氷河期世代への助成金に物申す

先日のニュースですが、企業が求人募集をかけるも6割以上が人材が集まらないと嘆いているというのがありました。 私からすると『当たり前じゃ、ボケ!』という感じなんですよね。 新聞の求人広告を見ても、よくこの安い給料でこれだけの条件を書き連ねられるなと憤慨してしまうようなものばかり。 それでも仕事がないからと言って選り好みできない状況なので、なんとか人は集まるのでしょうが、その延長にあるのが先月問題になっていた電通の過労死につながっているのではないでしょうか?

要するに、『働きたくない』という気にさせているのは、国が国民の将来を蔑ろにした結果であり、非正規雇用・派遣社員・中年フリーター・低賃金・共働きが当たり前では少子化問題が収まるはずもなく、負の遺産を先にどんどん持ち越しているだけなんですよね。

そこで、新卒採用から十数年の時を経て、就職氷河期世代の正社員化に助成金て…。

ちょっと遅すぎやしないかい…?

 

下手すると、もう結婚を諦めてる人もいるかもしれないし、結婚を諦めてなくても就職先が見つからずに不利な状況に追い込まれてる人もたくさんいるでしょう。 そこで、家族の中心を担う就職氷河期世代にこれからがんばってもらうって、やっぱりちょっと後手後手な感じがするんですが。

やらないよりはもちろん良いよ。

でもなー。ちょっとなーって感じがするのは私だけ?

就職氷河期世代が優秀というのは本当?

優秀な就職氷河期世代のイメージ

就職氷河期世代といっても、すでに30代以上…。

当然ながら、優秀な人材もあれば、そうでない人材もあるわけですが、要するに『30代から40歳くらいまでの無職・非正規社員を正社員として雇ってね』ってことですね。

就職氷河期世代はよく優秀であると言われているのですが、それは相対的に現在の若年層やゆとり世代と比べた場合、一般常識や社会的なコミュニケーション能力が平均かそれ以上だと期待できるからでしょう。 単純にこの世代は大学進学も簡単ではなく、現在のように大卒というステータスをお金で買う時代ではなかった(失礼)というのもあるのですが、いわゆる団塊の世代の子供に当たる『団塊ジュニア世代』とも近く、それなりに横と縦のつながりがあるので人間関係が希薄ではありません。

しかし、それなりに今後を担う世代として遜色ない人材が揃っていながら、バブル崩壊後、就職を期待していた企業がバタバタと倒産し、さらに狭き門を抜ける競争が激化して就職困難を迎えたのがこの就職氷河期世代だと言われています。

ただ、このような経済の不遇の影響もあってか、人口が多いだけに、働き盛りにも関わらず無職や非正規社員が多い世代でもあり、今回、ようやく国が『この人材を有効活用できないのはデメリットだ』として、企業に正社員化としての助成金を支給する運びになったということですね。

就職氷河期世代の雇用環境図

ネットニュースなんかをみても、ゆとり世代や若者世代の常識の通じなさを嘆く話題が事欠きませんが、それに比べると氷河期世代はわりと標準的な価値観を持ってると言えるでしょう。 それが優秀に思えるくらい、相対的に今の世代は個人主義に走っているというのもありますが、氷河期世代なんて茶髪にしただけでバッシングされたりしていたので、周りに合わせる能力はわりと安定的に期待できるかもしれませんね。

就職氷河期世代の助成金に今更の声…

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就職氷河期世代助成金に今更感がないかといえば、そんなことはありません。

実際にネットでは、手を打つのが遅いという声も少なくありませんし、就職失敗で非正規雇用・派遣・フリーターで生き繋ぐも引きこもってしまったという事例もあるようです。 余談ですが、一度引きこもってしまうと社会復帰は困難だというデータもあるそうで、もう少しこのような対策が早く行われていても良かったかもしれません。

フリーター・非正規雇用・派遣社員で将来に希望が持てるかというと、バブル期を知らない若者・ゆとり世代は案外『なんとかなるんじゃね?』くらいの感じらしいのですが、氷河期世代に限っては『NO』という現実が突きつけられている感じなのは間違いないでしょう。

就職氷河期世代、正社員化助成金で救われた人

いや、でもなー。

ちょうど先週ニュースになっていた、企業が求人しても人が集まらないというのがどうも引っかかるのですが、その穴埋めに利用されている感が否めないんですよね。 だって、高度人材を招くとか、外国から労働者を招くとか論じる前に、もっと早くからちゃんと日本人の救済をして欲しいところです。

これから超高齢化社会で介護、年金、医療と社会保障問題山積みよ?

からーの、生活保護救済待ったなしよ?

消費税上げようが何しようが、経済に活用されてない日本のタンス預金がおよそ40兆円もあると言われてるのは、将来に希望が持てないからだっつーの。(ちなみに日本の個人金融資産:日本銀行に寄れば、預貯金など日本の個人資産総額は、1400兆円で世界第2位

人材不足で移民に頼る議論をしながら、就職氷河期世代の正社員化に助成金やりまーす!って、やっぱ後手後手のゴテンゴテン。 さっきも富裕層の海外資産がわかっている分だけで3兆円超えだって国税庁の調べがニュースで報じてましたけど(絶対にこんなもんじゃない)、パナマ文書・タックスヘイブン問題はどうなった!

 

…なんてね、やらないよりはやる方がマシですからね。

わかりやすく伝えるつもりが、ほとんど文句ばかりになってしまいましたが(笑)、就職氷河期世代の優秀な人材を活かすことは良いことですし、国からの助成金で正社員になって救われる人がいるなら、良い政策であると信じてますよ。

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