トランプ大統領が日本経済に与える影響を初心者にわかりやすく解説

ドナルド・トランプ氏演説中

2016年11月9日(日本時間)にドナルド・トランプ氏がアメリカの次期大統領になることが決定しましたが、トランプ大統領がこれから日本経済に与える影響というものはどのようなものになるのでしょうか?

約18ヶ月間に渡るアメリカ大統領選挙活動中、トランプ氏は数々の過激発言による『ちょ・待てよ!』的な感じで、対日外交においても『なんかヤバそう…』という印象が強く残っていますが、一体何がそんなにヤバイのか? そして、日本や日本経済に与える影響について、今回は初心者にもわかりやすく解説していきたいと思います。

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初心者にもわかりやすいトランプ大統領誕生の意味

ドナルド・トランプ氏のアメリカ次期大統領誕生ということで、アメリカが良い意味でも悪い意味でも熱狂しています。

2期8年のオバマ政権が終了し、2017年1月からはトランプ政権として動き出すのですが、これから世の中がどのように変わっていくのか、私たち日本人としても気になるところです。 それどころか、日本にとっても色々な影響があると考えられるので、今回はトランプ大統領政権について初心者にもやさしい感じで解説していきましょう。

 

まず、次期大統領に選ばれたドナルド・トランプ氏がどのような人物なのか、わかりやすくポイントを挙げてみると、

  • 超お金持ち(資産約3850億円)
  • 『不動産王』の異名
  • 政治経験無し
  • 愛読書は『聖書』
  • 過激な発言(暗殺レベル)
  • 変な髪型(ヅラじゃない)
  • エッチなおじさん
  • ☓2(3度の結婚)
  • 子供が5人(娘がモデル級)

まぁ、こんな感じでしょうか?笑

そして次に、こんなトランプ氏がアメリカ大統領選挙で発言した過激な内容をいくつか紹介しましょう。

  • メキシコからの移民は麻薬と犯罪を持ち込む。強姦魔だ。
  • メキシコ国境には万里の長城を造る。もちろん費用はメキシコ持ちだ。
  • 北朝鮮が核兵器を持っているのだから日本の核保有もアリだ。
  • 日韓は米軍駐留経費を100%負担しろ。
  • TPP(環太平洋経済連携協定)は『クソ』だ。
  • イスラム教徒のアメリカ入国を制限するべきだ。
  • ヒラリーの顔を見てみろ。次期大統領の顔じゃない。

更に詳しい内容は『トランプ氏が発言した名言・珍言・公約まとめ&賛成・反対派の意見!』の記事をチェックしてみてください。

トランプ氏が選挙活動中に行なった演説の最後に必ず言うひと言があります。

それは『Make America Great Again !(偉大なアメリカをもう一度作る!)』というもので、『アメリカ・ファースト(米国第一主義)』というトランプ氏の掲げている思想そのものですね。

 

そう!

トランプ大統領誕生の意味というのは、要するにアメリカが、グローバル社会への強い反発し国家第一主義でやっていくということです。

わかりやすく例えると、力のあるものが周りの人間と仲良くやろうとしてたけど、結局ブチ切れて『いい加減にしろ!お前らの都合なんか知るか!オレはまずオレの一番の理解者でありたい!』という、ドラマや漫画でよくある展開になっているのが、いまのアメリカと言えます。

ドラえもんで例えると、ジャイアン(=アメリカ)が劇場版ジャイアンから、結局TV版ジャイアンになって、のびた&ドラえもん(=日本)が「また面倒なことになるな」と思っているといった感じでしょうか?

トランプ大統領のスローガン

トランプ大統領が日本与える影響の前に

では、トランプ大統領就任後、日本や日本経済にどのような影響があると考えられるのか、簡単にわかりやすく解説していきたいと思います。

その前にまず、トランプ氏のこれまでの数々の過激な発言は『あくまでも選挙活動用』であり、実際にそれらの公約については任期中は影をひそめるのではないか?と言われていること。 つまり、名前を変えた日本のどこかの野党みたいなことになるのではないか?ということですが、そんなことをすれば1期4年の就任ですぐに政権交代になることは明らかですし、トランプを支持していた人たちが激おこです(笑)

 

なぜこのような話をするのか?

それは、トランプ氏よりも過激とされるフィリピンのドゥテルテ大統領(大統領就任後わずか半年で約4000人の麻薬関係の犯罪者を超法規的措置で死亡させたことは有名)を例に挙げるとわかりやすい話です。 ドゥテルテ大統領は、オラついた(強硬的な)外交で過激な発言や態度を繰り返しつつも『あれはパフォーマンスだ』と公言していて、ここが今回のトランプ氏も同じなのではないかと言われているところがあります。

さらにトランプ氏は、過去に自著にて『無名より、批判されて注目を浴びた方が良い』というパフォーマンス術を語っていたこともあり、数々の過激な発言については大統領就任後、ある程度マイルドな表現に変わって政策が遂行されるのではないかとみられているのです。

 

いわゆる炎上マーケティングですね。

炎上マーケティングというと、日本では芸人さんのイメージが強いですが、ポイントは『無名』であるくらいなら『炎上』して名を上げる方が良いということ。 余談ですが、アナウンサーの長谷川豊氏が人工透析患者に対する過激な発言で炎上し、レギュラー8本を全部降ろされたニュースがありましたが、あれは長谷川豊氏が『無名』でなかったので失敗に終わりました。

 

アメリカ大統領選挙当初、泡沫候補(無名ということ)だったトランプ氏は、他国をバッシングして炎上することでアメリカ国内だけでなく世界の注目を集めた…。 これは非常に効果的で、結果的に多くの米国民の関心をトランプ氏に集めることができました。

もちろん、炎上するような発言の中身はアメリカ国民に『一理ある』と感じさせるものも多く、今後は過激発言の角を削り、「狂人だと思われていた人物が実は案外マトモだった」という対比錯覚によって、信用度を上げていくことが考えられます。

トランプ氏に似ているドゥテルテ大統領のプロフィール

フィリピンのドゥテルテ大統領も同じですが、フィリピンという国は国際的な位置関係をみるとそれほど重要国という感じではありません。 しかし、ドゥテルテ大統領が、アメリカや中国に喧嘩を売る発言や態度は、フィリピンに高い注目を集めることになりました。 そして、ドゥテルテ大統領の国内支持率が85%超(すごい!)ということを考えると、決して無知な無法者ではなく、戦略的に勝利を導く頭の良さをもった指導者であったことがわかります。

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トランプ大統領が日本経済に与える影響をわかりやすく解説

ということで、トランプ氏のこれまでの過激な発言が、大統領就任後そのまま公約として実現されるのではなく、本質はそのままに柔らかな表現になることが考えられます。(メキシコに万里の長城なんて、どう考えても無理ですからね・笑)

ただ単純に、『過激な発言=ヤバイ奴=米次期大統領=日本ピンチ』ではなく、そこを前提に、トランプ大統領が日本・日本経済に与える影響について考える必要があるということですね。

 

ではまず、トランプ氏の主な対日発言についてわかりやすくポイントを上げて紹介してみましょう。

【米軍駐留について】

  • アメリカは日本にカモにされている。受け入れ国の負担はなぜ全額じゃないんだ?

【劣角諸島について】

  • アメリカがどう動くかは日本が決めることではない。

【核保有について】

  • 日本が北朝鮮の核の脅威を感じるなら、日本の核保有の選択は悪くない。

【貿易・経済について】

  • 日本は米国の雇用を奪い、為替操作している。
  • 日本が米国産牛に高い関税をかけるなら、日本車には最大関税をかけてやる。

 

パッと見ても、トランプ氏が経済的に日本を目の敵にしている印象しかないのですが、今後は日本経済や防衛に関して大きな影響を及ぼされることは間違いないでしょう。 ただ、先ほどからいっているように、これらの過激な発言はトランプ支持者や現状に不満を持っている米国民にダイレクトにメッセージを伝えるためのリップサービスだとも考えられます。

トランプ大統領の日本への影響図解

すでにトランプ氏は安倍首相と電話で会談し、『安倍政権の経済政策を高く評価し、日米関係はさらに強化していきたい』という友好的な言葉が聞かれたという内容だったことが報じられています。

選挙期間中にずっと『日米同盟は公平でない!』と主張し、対日強硬スタンスが日本にどのような影響を与えるのか心配していたので、ちょっと拍子抜けする感じもありますよね。

信長タイプだと思ってたら、実は秀吉タイプだったと考えればわかりやすいかもしれませんが、日本が『油断してはいけませぬぞっ!』ってやってるうちに、いつの間にか交渉巧者のトランプ大統領に懐柔されている展開もあるかもしれないので、決して油断してはいけません。(あ…)

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トランプ大統領が日本に与える2つの大きな影響

とりあえず、トランプ氏が大統領になることで、一番最初に日本経済に与える影響はTPP(環太平洋経済連携協定)の発効でしょう。

TPPの説明については別の機会に譲りますが、要するに関税フリーの自由貿易協定ですね。(日本経済においては、海外輸入品が安くで買える反面、国産農家などの需要が低下することで賛否が分かれています) オバマ政権で歩み寄りが進まなかったTPPについて、2013年GDPの60%を持つアメリカがトランプ大統領誕生によって抜けるとなると、現TPPの交渉内容や条件がリセットされ、日本経済におけるメリット・デメリットの内容も変わってくるということですね。

 

そしてもう一つ感がえられる大きな影響なのが、米国の傘から抜ける選択を迫られるということ。

簡単に言うと『(日本は)自分の身は自分で守れ』ってことで、それが嫌ならお金で解決しようじゃないか( ̄ー ̄)ということです。

例えると、親が再婚して、突然、引きこもりの息子にこの家を潰す宣言をしてきたみたいな感じでしょうか。 嫌なら外に出て働いて金を入れろと…。 それに対して、『あれって本心なのかなぁ…。いやでも、なんか本気っぽいしなぁ』と、戦々恐々な引きこもり君がいまの日本ということで、心理的な影響力は大きいと言えるでしょう。

トランプ大統領家族(後ろはトランプ大統領の家族)

現時点では、トランプ大統領の勝利宣言演説が意外にまともだったこともあり、予想に反して円高ではなくドル高になっていますが、アメリカファーストとして大変革を望む米国民が多いこともあり、2017年1月のトランプ大統領就任後は、日本にも大きな影響が考えられます。 特にアメリカ経済と日本経済は陰と陽の関係だと言われているので、特にトランプ政権後のアメリカ経済の立て直しが、日本にどのような影響を与えるの注目したいところですね。

なんにせよ、選挙期間中はわかりやすく有権者に響く公約が売りだったこともあり、それらが簡単に反故されることはないでしょうから、それらがどこまで実現可能なのか期待感が高まっていることは言うまでもありません。

まぁ、日本からすると、現時点でトランプ氏の対日強硬の真意は掴めない状況ですが、グローバル社会の潮流に反し、自国の白人労働者の不満や意志を汲んで勝利したトランプ大統領の誕生は、日本の新しいリーダーの創出や不況脱出に良い影響を与えてくれるかもしれませんね…。

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