金属バットで母親を…殺人事件を犯した37歳息子の動機とは?

2016年12月26日、名古屋市千種区のマンションで、37歳無職の男が母親を金属バットで殴って殺害したという事件がありました。

通報したのは父親の林徹(はやし とおる)さん(68)で、帰宅したら息子の宏季(ひろき)容疑者(37)の暴行により、妻の恵子(けいこ)さん(64)が血を流して倒れていたとのこと。

父親の徹さんはすぐさま119番通報し、母親はその後死亡。

息子の年齢は37歳であることから相当な殺意が母親に向けられたと想像できます。

 

37歳無職が64歳の母親を金属バットで襲った理由はなんだったのでしょうか?

この年の瀬に嫌なニュースですが詳しく見ていきたいと思います。

Sponsored Link

37歳息子が金属バットで母親を…

金属バットで母親を殺害したというニュース

2016年12月26日、37歳の男が金属バットで母親を殴って殺害させるという事件が起きました。

26日午後7時前、名古屋市千種区の会社員・林徹さん(68)から「妻が息子に金属バットで殴られ、意識がない」と119番通報がありました。

警察が駆け付けると、林さんの妻・恵子さん(64)が部屋で頭から血を流して倒れていて、病院に運ばれましたが、約1時間後に死亡しました。

現場にいた林さんの息子で無職の宏季容疑者が「自分がやった」と話したため、警察は傷害の疑いで現行犯逮捕しました。

調べに対し、宏季容疑者は「悪いことだと思う」と話していて、警察は容疑を殺人に切り替えて動機を捜査しています。

引用元:テレビ朝日系(ANN)

ただ、このニュースで気になるのは、逮捕された息子が37歳で無職であったこと。 なんとなく人生がうまくいってなかったのではないかと考えてしまうのですが、自我が育たずに自分の怒りの矛先をいつまでも母親にしか向けられず、金属バットで凶行に及ぶ心境は如何なるものだったのか。

そして、息子に殺意を向けられた母親の気持ちを考えると悲しくなります。

母親に殺意を向けた37歳息子の動機とは?

金属バットで母親を殺害したというニュース

金属バットで親を殺害する事件といえば、1980年の『金属バット殺人事件』が思い出されます。

ロックバンド『BOØWY』「WATCH YOUR BOY」という曲にも当時の事件を揶揄した内容の歌詞がでてきますが、私なんかはこの曲を聴いて当時の事件を知ったくらいです。

「WATCH YOUR BOY」の歌詞には次のようなフレーズがあります。

うまくやったぜ OHダディー OHマミー
いいトシしても乳離できない
ここまでやるだけやって油断なんてしていたら
オリを破って飛び出し 三面記事の主役になっちまうぜ

ガキをつくって長生きしたけりゃ ドアのカギ閉めて眠れよ
WATCH YOUR BOY !

油断してたらバットのエジキさ そんな風になりたくなけりゃ
WATCH YOUR BOY !

もうオシマイさ OHダディー OHマミー
罪の重さも気付かずじまいさ
自分たちのしたことの これがその答えだぜ
後悔もできやしない地獄に落ちろ!オレと一緒に

引用元:アルバム『MORAL』

ちなみにこの「WATCH YOUR BOY」の歌詞は深沢和明氏によるものですが、今回の37歳の息子が母親を金属バットで襲った殺人事件も1980年に起きた『金属バット殺人事件』同様、この歌詞から動機や原因が伝わってくるような気がします。

川崎・浪人生金属バット殺人事件

【事件概要】
1980年11月29日、川崎市高津区の住宅で、一柳幹夫さん(46歳)と妻の千恵子さん(46歳)が血まみれで死んでいるのが発見された。翌日になって、犯行を自供し始めたのは一柳さんの次男で浪人生の展也(当時20歳)だった。キャッシュカードから金を引き出したことと、酒をくらっていたことで父親に「出て行け」と言われて、金属バットで両親を殴り殺したという。

引用元:yabusaka.moo.jp

今回の金属バット殺人事件も、子供の幼児性がいつまでたっても抜けきっていない状態が招いた不幸な事件のように感じます。

時代が違えば、37歳で無職・実家暮らしというのは肩身が狭い話なのかもしれませんが、現代においては35歳以上の非正規雇用者やニート・引きこもりというのは決して珍しくありません。

社会復帰の機会を完全に失ったと考えるニートや引きこもりに関しては、不況である日本経済や世の中を恨み、唯一甘えられる存在である親の庇護の元、出口の見えない底なし沼にはまっているという状態です。

彼らに世の中の状況を伝えるメディアでは、『リア充』と呼ばれる存在やセレブと呼ばれた成功者などがフィーチャーされ、比較対象となるまばゆい世界に圧倒されたまま世間との距離感が掴めずに、挑戦することさえ諦めてしまうのです。 これではうまく自己肯定ができず、他人から承認される機会も作れずにストレスが溜まり、無気力状態になったり、暴力性がむき出しの手がつけられない性格になってしまうことでしょう。

金属バット殺人事件のあったマンション

この37歳の息子が引きこもりだったかどうかはわかりませんし、自宅に金属バットがあるということは、学生時代(金属バットは高校まで)に野球をするような人間だったのかもしれません。

ただ、1つだけ言えるのは『自分の人生がうまくいってない』と感じていたこと。

そして、世間と自分を繋げてくれる唯一の存在である親に対し、なぜ金属バットを向けるような真似をしたのかというと、この37歳の息子が自分のそのうまくいかない境遇を、ずっと親の所為にして生きてきたからではないでしょうか?

Sponsored Link

殺人事件を犯したの37歳息子の愚か過ぎる罪

殺された母親は64歳。

37歳の息子が金属バットで襲ったことは明らかなる殺意の表れです。

本当にばかやろうだと思います。

しかし、それ以上に自分の中のストレスに押し潰されてしまっていたのでしょう。

 

ストレス社会と言われ、まともに就職もできずに結婚という道も閉ざされたと思い込んでいる若者も多いと言われていますし、鬱などの精神疾患でうまく社会生活さえ送れないという人は年々増加傾向にあります。

『みんながんばってるんだ』という歌も嘘くさく聴こえるし、「金、金、金」の世の中に嫌気が差す気持ちがわからなくもありません。 いままで会ってきた人間の中には『親を憎んでいる』という人も少からずいたように思います。

しかし、自分のストレスを親にぶつけていいのは自我が育っていない幼児期だけであり、大人と呼ばれるくらい成長したら自立しなければなりませんし、自立していなくてもそう生きていけるように努力していく必要があります。

当然、この37歳の息子を弁護する気などありませんし、37歳という年齢において母親を殺す罪を背負うなど言語道断。

37歳の息子がこのような凶行に及ぶくらいだから、親としては心配だったのでしょう。

「自分が死んだらこの子は生きていけるんだろうか…」

そう考えれば、親が多少口うるさくなるのは当たり前。

 

調べに対し、37歳の息子は「悪いことだと思う」と話したといいます。

この言葉からしても、自分の人生への諦観や幼児性が感じられます。

このような殺人事件だと刑期はそれなりに長いと思われるのですが、出所してきたとしても50歳前後。

必ず後悔するぞ。

本当に色々と悲しくなる事件ですが、殺されてしまった母親のご冥福をお祈りします。

Sponsored Link

コメントを残す

このページの先頭へ