島田紳助の伝説セミナー『紳竜の研究』がマジで名言連発だった!

紳竜の研究の島田紳助

正月休み、ずっと友人に借りていた島田紳助の『紳竜の研究』というDVDを観ることができました。

久しぶりに島田紳助のキレのあるトークを見たわけなんですが、これが名言連発で非常に為になる話!

これは自分の中に落とし込んでおこうということで、気になったところを少しまとめてみました。

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島田紳助の伝説セミナー『紳竜の研究』が名言連発

紳竜の研究パッケージ

紳竜の研究 [DVD]

島田紳助の『紳竜の研究』ですがレビュー以外の詳しい情報は上記リンクから。

今回紹介したいのは、島田紳助がNSC(吉本お笑い養成所)の生徒たちに向けたセミナーの方で、もう1枚の方は故・松本竜介を追悼するようなドキュメンタリーでした。

以下レビューです。

 

さて、内容はどのようなものかというと、実は今回のNSCのセミナーは島田紳助がNSC第一期の時にオール阪神・巨人の巨人、明石家さんまとの講義以来25年ぶりのことだったそうです。

冒頭から島田紳助はその時の様子を振り返り、自分たちがダウンタウンの存在が気になったと明かす。

そして、『世の中何でも才能なのよ』と結論から入り、才能についての持論を展開。

  • 「わかりやすくいうと努力も才能も0から5まである。才能5の人間が5の努力をすると5×5=25で最高点の結果が出ると…。ひょっとしたら、M-1に落ちてる君たちの中にも5の努力をしてへんのとちゃうか。 やったつもりでも、間違って努力してるんちゃうかと。 1の努力しかしてへんかったら、才能が3、4あんねんけど、かけたって3、4にしかならない。 そういう結果しか出てへん子がいるかもしれないから、ぼくが伝えられるのは努力の方法だけ…」

しかし、島田紳助は自分はまったくといって努力していないという。

  • 「嘘じゃないよ。まったくしてへん」

以前、ミスター・タイガースである掛布雅之が虎風荘で毎日素振り500回していたことについて話していた時、掛布雅之が「紳助さん違うんですよ。プロになったら誰でも500回くらい素振りしてますよ。それを努力と言えますかね?」と言われたことを話す。

つまり努力は意識の問題で、盲目的な努力は何も考えずに筋トレするのと同じとした上で、「漫才師は練習し過ぎてはダメ。練習でネタ合わせがうまくなっても、それはネタに慣れただけでまったく受けないから。そうではなく、もっと基本的なことをせなあかん」と。

歌の上手い下手い人がいるように、漫才にも間の取り方の上手い下手があり、音痴が自分の外した音程がわからないように、漫才にも間を外していることに気づかない芸人がいると指摘し、なによりもまず基本であるリズム感を身につけることが大切だと話す。

 

なるほど。

例えると、カラオケで歌える曲を増やすんじゃなくて、基本的な音程やリズム感を合わせるところから始めなければ無駄な努力になるということですね。

意識のない練習は意味がない。

耳に突き刺さります(。-ω-)

 

  • 「漫才には教科書がない。だから俺はまず教科書を作ろうと思った。教科書がないもんは勉強ができひんやないかと」
  • 「自分がおもろいと思った漫才が一番自分の感覚に近い」

島田紳助は自分が面白いと思った漫才を時間かけて紙に書き起こし、そこから色々と名人と呼ばれる人たちの漫才と見比べたりしながら漫才を分析していったという。

しかし、自分たちは若手で実力もない。

そこでお客さんがどのようなことで笑っているか、受けているかを冷静に見て、その距離を埋めるための戦略を明かしていく。

かつてトークの達人と言われた島田紳助が、この話を聞くと実は努力の人であったことがわかってくるだろう。

しかしながら、島田紳助は努力の人というよりは戦略家といった方が正しい。

島田紳助の負けない戦略がすごい

紳助竜介の漫才の様子

『紳竜の研究』を観ると、島田紳助が常に勝つ戦略を持って芸能界を生きてきたことがわかります。

その秘訣も惜しみなく語っているのがすごいのですが、いくら島田紳助がトークの達人と称されていても若手時代から常に勝つことはできません。そこで『負けない戦略』を実践したと言います。

負けない戦略とは何か?

それは、『仕事をすっぽかす』ということ。

元々不良だったこともあって「そういう奴だ」思われていた節があったそうですが、実際は負けたくないから自信のない・勝てない現場仕事には敢えて行かなかったと胸中を告白。

それだけではなく、自分たちのターゲットとする客層から外れる現場にも行かなかったという。

ターゲットについては容赦なく、自分たちのお抱えのファンに対しても「こいつらを笑わせにいったら終わり」とまで言う。

理由は『無駄』だから。

あくまでも自分たちの漫才を支持してくれるテレビの向こう側にいる20代30代の男性だけがターゲットだったと明かす。

そしてそこには、島田紳助の『XY理論』にある。

 

島田紳助はまず、自分たちが誰を笑わせるのか?どの世代を笑わせたいのか?どんな漫才したいのか?が一番始めに必要だという。そして、その上で自分ができないことを理解し、自分のやりたいことからできることだけを抽出して実行することが大事だという。

これがXだとする。

しかし、多くの漫才師・芸人がここだけに集中するから売れないと指摘。

 

そこで重要なのが「その時代の笑いの流れ」だそうです。

これがYである時代性。

島田紳助は、時代がいま何を求めているのか、過去を遡ってしっかりと研究し、限りなくXをYに近づけていくことで「自分はこれから何をすべきなのか?」と初めて悩むことができると話す。

 

X=自分の戦力

Y=世の中の流れ

 

 

  • 「俺も今まで沢山いろんな仲間が居たりしたけど、このXもわからんと、Yもわからんと悩んでる人ばっかりやわ。ほんまに。先輩も後輩も…」

新しい笑いをやりたいと相談されても、「俺はお前やないからわからへん」と答えるというのも、この『XY理論』があるからで、たまたまうまくいった芸人がその後伸びないのも、一発屋が一発屋で終わる理屈もこの理論に基いて説明しているところも非常に面白い。

これはお笑いの世界だけでなく、どんなことにも応用が利く考え方と言えるでしょう。

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紳竜の研究での島田紳助名言まとめ

紳竜の研究での島田紳助の名言は他にもたくさんあります。

(読みやすいように多少改変してます)

漫才の相方選びについて

  • 「漫才の相方は自分に必要なやつを探さなあかん。自分と仲の良いやつ・都合の良いやつと組んだらあかんで」

 

漫才ネタについて

  • 「信じてもらわれへん話はオチも軽い。じゃあ、どうして信じてもらうか。それはもう必死しかないよ
  • 「どんなうまい漫才師をみても審査員は笑わへん。でも感情でこられたら笑てまうねん」

 

漫才を辞めようと思ったことについて

  • 「ある時、ダウンタウンの漫才を見た時に漫才を止めようと思った。これが世に出て比べられたら俺たちは消える…『だったら(仕事に)行かない』と」

 

プロの芸人を目指す若手にアドバイス

  • 「俺らは勝つことしかしたアカンねん」
  • 本を読んだ知識は自己満足やねん。喋り手には何の役にも立たん」
  • 「『そうなんや』って強く思ったことは脳で記憶してへんねん。心で記憶してんねん。残念ながら一生忘れへんで、心で記憶したことは」
  • 「時々ストリップ劇場にいって元気もらうねん。テレビ出て恥ずかしいとか、こんな話恥ずかしいとか格好悪いとか、何を言うてんねん俺ってね。 おんなじ舞台人としての原点があると思うねん。人が人を興奮させたり笑わせたり、ボクサーは相手の顎を殴って脳を揺さぶって、倒れてお金もらうやんか? 俺たちは相手の心を動かしてお金もらうんやから、まったくストリッパーも同じやと思うねん。 相手の感情に変化を与えへんかったら『しょうもな!』って客は帰りよるねん。『来んといたらよかった』って。 客は何を求めてくるかっていうと、変化を求めてくるわけやから」
  • 「経験したことしか喋られへん。脳で覚えたことを喋られたって、映像を共存できひんで。心で感じた記憶したことを喋る。みんなが「うん。うん」って聞く。あれ、みんな耳で聞いてへんで。あれ、みんなおんなじ絵見てんねんで。同じ映像で喋ってんねん」

 

バラエティ・トークの裏話について

  • 「一分野一個ずつ詳しくなるねん。テレビはペテンやで。バラエティに出る人間は一々知る必要ない。誰も知らんことを選んで喋ったら『お前はマニアか!』って言われんねん。『マニアか!』って言われるってことは知識あるってことやんか
  • 「あと、否定するもんも持ってなアカンで。(だって)知らんから。俺らは喋りのプロやねんから屁理屈を言えばいい」
  • 「喋ることと街で経験したことは比例せえへんで。そんなんあらへんで。おもろいことなんか何にも。勝手におもろくしなアカンで」
  • 「まさに料理人と思うねん。たとえばキャベツがあるやんか。素人は調理人と違ってキャベツはキャベツにしか見えへんねん。でも、俺キャベツ見たときな、このキャベツこうしたらおもろいんちゃうか。こうなったら、こうしたろ、うわ、おもろ!って勝手に思うねん。それを喋ってるだけやで」
  • 「友達と一緒に体験したこと何ヶ月後かに喋ると、俺の友達言いよんねん。『あんた原型ないやん』て。そら、ないよ。だってもとはキャベツやったやん。キャベツを料理したらああなんねん。でないと、生きてて、あんなうまく完成した料理に出会わへんでと」

 

モチベーション維持について

  • 「おんなじようなやつと居ったらアカンで。NSCの人間がNSCの仲間と居っても何も生まれへんで。でも、モチベーションを上げなあかんから一緒には居らなアカンで。メリットはそれだけ」
  • 「高校は2年から3年にほとんど上がれるやろ?上がれへんやつが一部やろ?一部だけが脱落者で仲間になりよるやろ。で、不良になるねん。不良とはそうやってできていくねん。 ところが、NSCは逆や。全部卒業できんねん。な? ところが、売れるやつはちょっとやねん。卒業だけしかできひんねん。 じゃあ、『売れたあいつらがおかしい』と。それで『しゃあないな』ってなんねん。それは一番アカンことやねん。モチベーションが下がるからな」

 

才能について

  • 「でも、才能ないと思うで。ないのに、いつまでも、10年もこんな仕事してたらあかんで。でも、ないねん、ほとんど。でも、あるかないかわからへん、やってみな。だからやってみなアカンねん
  • 「正しくやらんと辞められへんねん。なぜ辞められへんかというと、やってへんからやねん」
  • 「99%の人間が結果には満足しない。でも、やったという選手生活に満足せなアカンと。だからNSC入って漫才師になろうと思ったんやから、売れるか売れへんかわからへん。ほとんど売れへんねんから。 でも、10年経って20年経って子供ができて、『昔、NSC居ってん。でもな、俺完璧にやってん。ベストを尽くしてん。(でも、)才能なかったわ』って言えたら、次へ進めるねんな」

 

努力について

  • 「だからな、さっき言った一生懸命やる『努力の5』を知って欲しいねん。 才能は俺たちが得たんじゃないねん。親が与えて、神様が与えて。 でも、がんばれる『5』を覚えるやろ?そしたら、この世界でだめでも絶対に成功すんねん。 なんでか?また違うもんを見つけた時、『5』を掛ければいいねん」

 

M-1の予選の勝ち方について

  • 「審査員は(漫才を)いっぱい見よんねん。ずーっと。 飽きんねん。飽きた時に違うもんみたら、おもろいみたいに錯覚するやん。 我々は、お客さん、テレビを見てる人の心理を考えて喋るのよ、絶対。スタジオ収録でも、カメラの向こうのお茶の間の人を意識して喋ってんのよ。 会場の客なんてどうでもええねん。自分らもM-1で審査員を意識してやらなアカンで」
  • 「1日に100組も漫才見よんねんで?君らが80組目や。審査員はどんな状態やねん? 普通にいってもアカンやん」
  • 「M-1は優勝せんでええねん。決勝まで行ければええねん。決勝まで行けば売れんねんから
  • 「衣装考えなアカンで?審査員は区別でけへんで。また同じようなん出て来たってマイナスから始まんねん。絶対に衣装って大切」
  • 「漫才をがんばってる段階でタレントになろうとは考えない。漫才は100努力して10しか報われへん。だから考えない」
  • 「いまはM-1のことしか考えない。自分なりに考えて、世の中の流れを考えてデータ分析をする。それを友達に言わない。敵やから。パクられんぞ?(笑)」

 

この世界で勝つことについて

  • 「みんなこの世界に友達を作りにきたんちゃうで?勝つために来てんで。みんな地元に帰れば友達はいっぱいいますから。 友達を増やしにきたんじゃないと。勝つために来たんやし」

 

夢について

  • 「めっちゃ儲かるし、めっちゃ大きい家に住めるし、めっちゃええ女抱けるで。普通のやつがこんなんなれるのこの世界しかないよ」
  • 「一緒やで。昔はパチンコ行って二千円負けて『なんでパチンコ行ってしまったんやろ…』って半日悩んでたもん。一緒一緒。まったく一緒」
  • 「夢が叶っていくと、残念ながら夢を失っていってるから、多分君らと一対一でお酒飲んで夢を語りあったら君らの勝ちやで。一個だけ負けてるとしたらそれやな。10億で売ってくれんねやったら変わってもらいたいもん。だから、みんなは、そうやっていっぱいお金持ってる俺らが100%君らに勝ったとは思てへんのや。な?」
  • 「何を負けてんねんって、夢の数。若さで負けてんねん。いま神様が売ったるわって言ったら、俺、10億払うわ。 お金なくなってもいいから10億払う…ということは、みんな(価値を)10億円分持ってんねんで? でも、このまま50歳になったら何にもなしやねん。だから、漫才は一回目。これでアカンから全てが終わるんちゃうねん。でも、一回がんばってみよう。いまの方法で。 それでアカンかったら違う方法でがんばろ。まだまだ大丈夫やで。夢がいっぱいあるもん」
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