豊洲市場の地下水がアウト?移転か白紙か?わかりやすく解説!

豊洲市場地下水検査の結果に答える小池百合子都知事

2017年1月14日、豊洲市場の第9回地下水モニタリングの最終結果が発表され、検出されないことが環境基準の猛毒の有害物質のシアン、環境基準の79倍のベンゼン、3.8倍のヒ素が検出され、豊洲市場の土壌が汚染されている現実をまざまざと突きつけられた形になりました。

 

どうすんの、これ…?

豊洲市場の移転に6000億円も税金を投入した挙句、ここにきて土壌汚染がひどかったから移転は中止ってことになるんでしょうか?

移転にしろ、築地市場に留まるにしろ、とにかく豊洲市場問題がこじれまくっててややこしい。

なので今回は、現在の豊洲市場の地下水をめぐる問題について、初心者にもわかりやすく解説していこうと思います。

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豊洲市場のこれからをわかりやすく解説!

豊洲市場土壌汚染問題の経緯

小池百合子都知事がストップをかけた豊洲市場の移転問題が、ここにきて新たな展開を見せています。

2017年1月14日に発表された豊洲市場の地下水モニタリング調査で、有害物質シアン、環境基準79倍のベンゼン、3.8倍のヒ素が検出され、食の台所としての安全性に問題があるとの見方が強まっているというのです。

これから豊洲市場の地下水による新たな問題と、移転などこれからのことについてわかりやすく解説していきましょう。

 

今回の豊洲市場の地下水調査の最終結果ですが、いま世の中の風潮としては『アウト』ってことです。

まぁボロボロですね。

建物はダメ。

盛土は嘘。

ゼネコンとの癒着も疑問。

土壌汚染も心配。

念のため調査会社を変えて調べてみるか…

で、地下水ダメでした、と。

 

じゃあ、移転やめちゃう?

ってなると、次は責任問題。

いやいや、誰が責任取るの?

そもそもまた時間とお金をかけるの?

他の都政はどうなんの?

東京オリンピック大丈夫?

「今までのモニタリングは何だったんだ!」

「小池百合子が問題をかき回したから悪い!」

「いい加減な移転を推し進めた方が悪い!」

「安全性急降下で商売できない!」

あーだこーだ…

 

とにかく、今回の地下水調査で散々なデータだったことから、この問題にかかるストレスがハンパない。

前門の虎、後門の狼でどっちに進むか迷っていたところ、前門には虎だけじゃなく熊も出てくることがわかったってところで、リーダー小池百合子の采配に注目が集まっているのが今の状況なわけです。

豊洲市場の地下水はどれくらいアウトか?

豊洲市場地下水モニタリング調査地図

今後この問題がどう動くかの前に、豊洲市場の地下水についてみていきましょう。

シアン・ベンゼン・ヒ素が豊洲市場の地下水から検出された調査結果はなんとなくヤバそうですが、一体どのくらいヤバいのか素人目にはわかりません。

ご存知の通り、豊洲市場は元々東京ガスが所有していた土地で、土壌汚染に問題があることはなんとなくわかるのですが、生鮮食品などを扱う東京卸売市場の拠点としては消費者である私たちも気になるところです。

 

まず結論から言うと、それでも問題がない可能性があるということ。

ここで抑えておきたいのが、環境基準と排出基準の違いです。

【環境基準】

環境基本法第16条は,「大気汚染,水質汚濁,土壌汚染及び騒音に係る環境上の条件について,それぞれ人の健康を保護し,及び生活環境を保全するうえで維持されることが望ましい基準」を環境基準としています。環境基準は行政上の目標値であり,直接に工場等を規制するための規制基準とは異なります。

排出基準】

大気汚染防止法で定められた排出基準は,個々の工場,事業場から排出される汚染物質の許容限度を定めたものですが,同じ趣旨のものを水質汚濁防止法では排出基準,騒音規制法,悪臭防止法では規制基準と表現しています。

引用元:weblio

いかがでしょう?

わかりにくいですよね。

簡単に説明すると、環境基準は行政が守らなければいけない基準で、排出基準は事業者が守らなければならない基準で、排出基準は環境基準の1/10になります。

例えば今回の豊洲市場の土壌から検出されたベンゼンの環境基準79倍は、排出基準からすれば7.9倍ということになるということになり、実際の事業運営による排出基準に置き換えるとヒ素は排出基準内、シアンも1.2倍程度ということになります。

つまり、今回検出されたシアン・ベンゼン・ヒ素は適切な処理により、神経質にならなくても良いところまで抑えられることが出来る可能性があるということですね。

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結局豊洲市場は移転か白紙か?

結局、豊洲市場は移転か、そのまま築地市場を改装して終わりなのか?

豊洲市場移転問題の落とし所がどこになるのか、これからの小池百合子都知事がどのような決断を下すのか気になるところです。

ただ、この地下水の調査結果のマスコミの煽りっぷりをみると、都民だけでなく国民までもがさじを投げる思いを抱いてしまうでしょう。

「もう白紙に戻しちまえよ」

こんな意見もチラホラネットで見かけます。

この問題を大々的に報道するメディアを見ていると、国民感情を利用してごちゃごちゃに絡まった糸をハサミで切るように仕向けている(としか思えない)メディアもあります。

しかし、これまで豊洲市場移転関連で使用した税金はすでに6000億円にものぼり、いまさら白紙にしたところでその責任追及や責任問題に余計な時間とお金がかかってしまうことを忘れてはいけません。

豊洲市場の航空写真

 

小池百合子が都知事として就任し、豊洲市場の移転に関する問題が次々と発覚することとなりましたが、もともとは石原・猪瀬・舛添前都知事までスルーになっていた闇の部分が後回しになっていただけのこと。

今回の豊洲市場の地下水最終モニタリングは9回目だったのですが、ここまで検査結果に大幅な動きが出てしまったとなると、いままで1~8回目まで水質調査をしていた業者の検査に問題がなかったのかも気になるところです。 さらに突っ込むと、過去の調査と今回の調査の違いをはっきりとさせる必要もあるでしょう。

豊洲市場地下水モニタリング調査比較表前回調査と比べてこの差はおかしい…

 

個人的に今回の豊洲市場の地下水土壌調査については、マスコミが国民感情を煽りすぎている印象を受けたました。 もちろん安全基準は決して無視できないところですが、それ以上に小池都知事以前の東京都が特定の人物の意思決定に従うようなおかしな組織でなかったのかどうか。

多くの都民・国民は税金を使うことは悪いと思っておらず、利権や上前をはねようとして税金をかすめ取って私腹を肥やしている輩がいることが許せないと思っているはずなので、そこはこれを機に徹底的に調べてあげてもらいたいところです。

先ほども言ったように、豊洲市場の地下水土壌汚染に関しては基準の◯◯倍といった数値ばかりが先行しているように見えますが、土壌汚染対策法に基づいた安全基準をクリアする方向で舵を切る選択肢もあるわけです。

これからは再構成した専門者会議を開くなどして今後の対策をしていくことにはなるのでしょうが、遅かれ早かれ暴かれていた問題が、移転前に発覚したことだけは幸いなのかもしれないということですね。

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One Response to “豊洲市場の地下水がアウト?移転か白紙か?わかりやすく解説!”

  1. 各務裕史 より:

    1.環境基準を超えた地下水は飲む訳でないので問題ない
    2.6000億円もかけたので開設しかない
    との部分は何で勉強されたのか存じませんが、私には問題と思います。地下水の分析は都の土壌浄化程度の物差しとして図っているもので、その結果浄化がうまくできていない事が分かった訳です。その様な汚染地に住んだり、食品を扱う施設があって良いかと言うこと。農水省の認可の対象にもならない場所です。6000億が10億の建物なら如何しますか。壊せと言う人が多いでしょう。なら、100億では、1000億では?
    金額の問題ではないと思うのです。この様な不正を許さない事が重要で、正義を貫くのに高い代償を要したと、勉強代と思います。

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