男性保育士の性差別問題!女児の着替えやおむつ替えに意見対立!

男性保育士の性差別を指摘した熊谷市長

2017年1月21日、熊谷俊人千葉市長が『男性保育士に対する性差別』についてツイッターで発言したところ、ネットを中心に男性保育士が女児の着替えさせることについての是非が議論されていました。

熊谷俊人千葉市長がこの問題を提起した背景には、娘の着替えやおむつ替えに男性保育士を関与させたくないと考える一定数の保護者が、これから千葉市が推し進めていく『男性活躍推進プラン』の妨げになるだろうと考えたからで、この問題が大きく波紋を広げているようです。

たとえば、障害者福祉などでは同性介助が常識となりつつありますが、保育の現場では賛否が分かれるところでしょう。

ただ、この男性保育士の性差別については、今の時代を反映している問題のようにも思えるので、今回はこの問題について取り上げてみたいと思います。

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男性保育士の女児の着替え・おむつ替えについて

まず、熊谷俊人千葉市長の『男性保育士の性差別の是非』についてのツイートですが、これは千葉市が今月策定した『男性保育士活躍推進プラン』を踏まえてのもの。

そこで、男性保育士に娘の着替えやおもつ替えをしてもらうことに抵抗があるとする保護者に対し、理性的な言い回しで「それは男性保育士に対する性差別だ」と問いかけているのです。

 

男性保育士は女の子の着替え・おむつ交換をすべきでない(反対派)

 

男性保育士も女の子の着替え・おむつ交換をしても構わない(賛成派)

 

男性保育士が女児の着替えやおむつ替えを担当しないことについて、それが性差別なのかどうか、まさに意見が割れている状況です。

従来であれば、男性保育士が女児の生活補助をすることにおいては問題がなかったのですが、ここで同性介助(補助)が強調される理由について、反対派の意見を紹介していきましょう。

◆男性保育士が女児の着替え・おむつ交換をすべきでない理由

  • 小児性愛による犯罪は男性が多いから
  • 女の子の羞恥心への配慮が欠けているから
  • 保育士と言えども女児の素肌に触れる時点で抵抗がある
  • 全てではないが、性的な目でみる可能性が排除できないから
  • 女性がいるなら女性がいいのは自然なことだと思う
  • 親として抵抗があるから・気持ち悪い

いかがでしょうか?

不況の波が引かない現代において、職業選択の自由がある日本で保育士を目指す男性も珍しいことではありません。 しかしながら、成人男性による小児性愛問題についても、インターネットの普及に伴い増加しているような印象を受けます。

今回の男性保育士の着替え反対派の多くは、このような児童の性的被害から子供を守るといった理由がほとんどなのですが、子供が自分の意志を伝えられない年齢だからこそ、保護者たちが譲れない気持ちを持つのもしかたないのかもしれませんね。

 

単純な話、子供の面倒・子育てをしているのは母親(女性)です。

保護者といっても父親が保育所などに出てくることは稀ですから、この女性目線からの問題を抱えながらでは、何か合った時にそれが暴発する可能性だって考えられます。 つまり、お互い信頼関係が作れなければ健全なる保育環境を作ることはできませんし、そこからまた別の問題を引き起こす心配もあるということですね。

男性保育士の性差別問題について

男性保育士

男性保育士が女児の着替えやおむつ替えなどを担当すべきかどうかの議論というのは、単純に性差別云々の話ではなく、その背景に『保育士不足』があることは言うまでもありません。

実際、保育現場も同性介助で行えれば問題ないのですが、慢性的な保育士不足が社会問題となっている今、男性保育士が活躍する場が出てくるのはある意味自然な流れとも言えるからです。

つまり、まず保育の現場で手が足りないという現実的な問題があって、それに対し「それでも男性保育士は女児の着替えやおむつ交換に入るべきではない」という意見を持つ保護者がいるということなので、単純に男性保育士に対しての差別か区別かの問題ではありません。

 

今回、熊谷俊人千葉市長は『男性保育士活躍推進プラン』を実行していく段階で、『性差別』という言葉を使って男性保育士の立場を守っていこうとしているのですが、ネットでも意見が対立し、賛成派・反対派で議論が沸き起こっています。

次は男性保育士の女児着替え『問題なし』賛成派の意見を紹介していきましょう。

◆男性保育士の女児の着替え・おむつ交換擁護派の理由

  • 子供は気にしてないのでは?
  • 女性保育士に負担がかかりすぎる
  • ただのクレーム。嫌なら預けなければいい
  • 保育士はプロだから任せるべき
  • 子供の羞恥心が芽生える前だから問題なし
  • 役割分担を決めて臨機応変に対応すればいい

先ほども書いた通り、これは保育士不足や待機児童問題などが前提としてあるとも考えられるので、性差別を肯定してしまっては、従来の保育所のシステムを覆しかねないので賛同できないという風にも捉えることができます。

言い換えると、大変な割に賃金が厳しい保育士の労働環境をこれ以上圧迫させられないということでしょう。

つまり、これ以上ルールを厳しくすることで別のところにそのしわ寄せがいくのが容易に想定できるので、結果的に問題視すべきではないいうことですね。

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男性保育士の性差別問題で意見が対立

このように男性保育士が肩身の狭い思いをしている状況が生まれているわけですが、人間には母性があるので、純粋に天職として保育士を目指している男性の方には少し同情してしまいます。

例えば、NHK『おかあさんといっしょ』のだいすけおにいさん(歌のお兄さん)なんかは、ずっと子供が好きであの仕事に就いたという話を聞いたことがありますし、あんな感じで優しそうな男性保育士もきっと少くないと思います。

その場合、男性保育士が女児の着替えに入るべきではないという意見は、熊谷市長が指摘するように性差別なのかもしれません。

しかし反対派は、潜在的に存在する児童性愛嗜好の持ち主が狡猾に保育士という職業を利用していることを心配しているのです。

 

ネットなどを見ていると、医者はそれに該当しないのかという意見もありましたが、医者は社会的権威と専門性が非常に高く、その職業に就くためには高いハードルを超えなければならないため、このような議論が起こることはあり得ないと考えられます。

保育士や介護士(障害者福祉)などは医師に比べて資格を取得しやすく、門戸が開かれているため、時々おかしな人がいても母数の多さの分だけその確率は高くなるのは必然です。

たまたまそのような人に出会ったり、そのような噂を耳にすれば、男性保育士に対して不信感を抱いてしまうのも仕方がないことでしょう。 そのため障害者福祉の介護士などは、いまや完全に同性介助になっているくらいですから。

保育所イメージ

熊谷市長はツイッターで、男性保育士については、実際に(男性保育士のいる)保育所を利用する機会があれば専門的に従事していることを理解してもらえるとした上で、今後は保護者と行政・保育所との相互関係に務め、不祥事防止などを徹底していくと約束しています。

たしかに課題は多いかもしれませんが、建設的に保育現場を活性化させていきたいという考え方には好感が持てます。 しかしながら、性に関わる差別と区別のラインが曖昧でわかりにくいので、納得できないという保護者の方が一定数いることも事実。(我が子のことを思えばこそなのですが…)

男性保育士が女児の着替えやおむつ替えを認めたくないという意見に理解がないわけではありませんが、お互い、どこかで妥協点を見出さないと、先には進めない問題であることは言うまでもありません。

 

ふと思ったのですが、保育士の資格難易度を上げて給料も引き上げれば、良い人材が集まって業界の健全化が図れるかもしれませんね。 ただ、保育士不足や待機児童、男性保育士の性差別問題など、国や行政の少子化対策や子育て支援から派生している問題なので、はっきりとした打開策が提示されない限り、このような問題はこれからも続くでしょう。

困難な道ですが、子供たちのために健全な社会を作る必要があることだけは間違いありません。

男性保育士さんは色々と大変だと思いますが、世間の逆風に負けずにがんばっていただきたいものです。

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