10歳男児が自己否定の末に飛び降り自殺?福岡と東京で相次ぐ

小学4年10歳が飛び降りたマンション

2017年2月に入ってから、10歳の男児が飛び降り自殺を図ったというニュースが2件報じられています。

1件は福岡県福岡市の小学4年の10歳の男の子で、もう1件が東京都三鷹市の小学4年の男の子。

福岡の男児は1月31日に。東京の男児は2月9日に。

両方共、死因は自殺による転落と見られているのですが、福岡の男児は死亡し、東京の男児は重症とのことです。

 

まだ10歳の男の子たちが自殺を図るというニュースを知り、非常に驚いたと同時に悲しい気持ちになりました。

子供が自己否定して将来を悲観して命を絶つという事件が、短い期間で立て続けに起きてしまう世の中に、なにかとてつもない寂寥感を抱いてしまうのです。

東京・三鷹、10歳男児が飛び降り転落のニュース

子供たちが自ら死を選ぶ背景には何があったのでしょうか?

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10歳男児の飛び降り自殺が福岡と東京で相次ぐ

2017年2月9日午前8時半ごろ、東京都三鷹市新川のマンションの2階共用部分に、小学4年の10歳男児が転落したと近くの消防署に届け出があったそうです。

男児は学校に登校するため家を出て、自らの意志で飛び降りたと見られていて、現在、頭を強く打ち重症の状態で病院で治療中とのこと。

わかっている範囲では、前日の夜に友人にメールで「明日死のうと思う。疲れた」などと心境を伝えていたそうで、三鷹署によると「ばかだから死んで楽になる。早く死にたい」というメッセージも送っていたそうです。

飛び降りた10歳男児に一体何があったのか、現在のところまだ詳しいことはわかっていないのですが、市教育委員会や警察の発表によると「いじめは確認していない」となっていました。

 

そしてもう1件が2017年1月31日午後5時頃、福岡市早良区室見のマンション敷地内で、こちらも小学4年の10歳男児が自宅マンションで倒れているのを近所の住人が発見し、警察に通報。 男児は病院に運ばれたのですが、2時間後に息を引き取ったそうです。

ちなみにこの事故では遺書などはなく、いじめに遭っていたという情報もないのですが、自殺の可能性が高いと見られているとのこと。

10日も空かないわずかな期間で、しかも福岡と東京というまったく離れた場所・違う条件で、小学4年の10歳の男児が2人も転落したというのは言葉も出ません…。

10歳男児が自己否定して飛び降り自殺?

東京・三鷹、10歳男児が飛び降り転落のニュース

2017年2月9日に起きてしまった小学4年男児の飛び降り自殺については、友人に宛てたメールが自己否定によるもので、自殺の理由についても将来を悲観したからだと考えられます。

その約10日ほど前に、同様にマンションから飛び降りて亡くなった10歳男児については、遺書などがなかったにも関わらず、早い段階で死因を自殺だと報じていたことから、その背景には何か自殺を図るような要因などがあったのかもしれません。

思春期を迎える前の子供がこのように自己否定して命を絶つ…。

これは一体どういうことでしょうか?

将来を悲観したり、絶望に打ちひしがれるようなことがあったなら、その原因はぜひとも明らかにして今後の予防策につなげてほしいところですが、問題はそこまで追い詰められた状況でもないのに自殺を図った場合。

一般的に自傷行為と呼ばれる衝動的な行動により(要するにヤケを起こして)、恐怖の先にある死を選んだとしたら、年相応の自制が利いていないことになるので非常に闇の深い問題であると言えます。

10歳と言えば未成年も未成年で、この年代の児童が自らマンションの高階から飛び降りる事例は珍しいと考えられるので、そこには何か理由や原因がなければなんとも奇妙でおかしなことだからです。

 

だからこそ、

児童に悩みがなかったか?

家庭環境に問題はなかったか?

いじめはなかったか?

親の虐待はなかったか?

インフルエンザによる異常行動ではなかったか?

発達障害などではなかったか?

など、色々と事故の背景を考えるのです。

 

東京・三鷹の10歳男児は、「疲れたから死にたい。ばかだから死にたい」と友人にサインを送り思いを告げたあと、翌朝に有言実行で自殺を図っています。

要するに一晩寝て切り替えられるような悩みではなく、かなり深刻な問題が男児の中に根付いていたことになるのですが、男児をそこまで追い詰めた要因はなんだったのでしょうか?

子供の自殺というと、ついついイジメによるものを考えがちですが、責任問題を背負うにはまだまだ早い段階の年齢で将来を悲観させてしまった原因はなんだったのか非常に気になるのです。

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10歳の子供が自ら命を絶つのは社会のせい?

親が子供のメンタルケアがあったのかどうか、ここは大きなポイントだと思うのですが、親が子供を虐待するという社会問題は依然として続いています。

虐待とまではいかなくても、親が子供から自己肯定感を奪い、大人さながらの要求を強いることはザラにあります。

親が子育てに無教養であるとこのような悲劇が起こるのですが、いま日本経済が不景気に陥り貧困層の幅がどんどん広がっています。 核家族化が進み、近所付き合いも希薄。両親が共働きだったり、シングルマザー・シングルファーザーなど、余裕をもった子育てができる環境ではない世の中になりつつある中で、親だってストレスを溜めがちですし、いっぱいいっぱいになることも多々あるでしょう。

そして、そのストレスが子供に行ってしまい、知らず知らずのうちに子供から自己肯定感を奪ってしまい、不幸の連鎖が一番弱い子供や年寄りに向かってしまう…。

こんな悲しいことはありません。

東京・三鷹、10歳男児が飛び降り転落のニュース

今回の東京、福岡の10歳男児たちの家庭環境がそうだという話ではありませんが、子供たちを自殺に追いやるような社会にしてはいけません。

たとえ貧困ではなくても、子供に塾や勉強ばかり押し付けてしまっては、子供が自制心を育む前に歪な感情・思考を芽生えさせ、やがて不幸な結末を招き寄せてしまうかもしれないので注意が必要です。

まだ10歳という若さで、子供が自殺を図る世の中は間違っています。

多少不謹慎を覚悟でいいますが、マンションから飛び降りた10歳の男児は2人とも即死には至らなかったのは、おそらく体重が軽かったからでしょう。 まだ、自分の意志で飛び降りて自殺が成立する年齢でもないし、そんな子供たちに将来への希望を伝えられなかったことが何ともツラい。

彼ら小学生の自己否定を、担任の教師や親は見抜けなかったのでしょうか?

東京・三鷹の男児は登校すると家を出た後、学校には行かずにマンションから飛び降りました。

この小学4年の10歳男児にとって、学校は決して心の支えになるような場所ではなかったのかもしれませんが、私にはそれはおかしいなことのようにしか思えません。

重症の男児の回復と子供たちにとって住みやすい社会になることを願うばかりです。

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