震災遺児の遺産横領事件…叔父・島吉宏の豪遊を朝日新聞が無視?

懲役6年の判決を言い渡した仙台地裁

2017年2月2日、東日本大震災で両親を亡くした15歳のおいの遺産を横領した叔父・島吉宏(しま よしひろ)被告(41)に懲役6年の判決が言い渡されました。

震災で両親を亡くした少年を食い物にしてきた叔父の悪事が、もう6年の月日が経とうかという頃になってようやく裁かれることとなったわけですが、その額なんと約6800万円というから驚きです。

しかし2017年2月18日、当時まだ9歳だった震災遺児のおいを未成年後見人として引き取った叔父・島吉宏被告のことを、朝日新聞や聖教新聞が美談として大きく取り上げていたことが産経新聞で報じられていました。

この震災遺児の遺産横領事件は、フタを開けてみれば横領着服に加え、殴る・蹴る・エアガンで打つなどの虐待まで発覚するという散々たる有様。

鬼畜の所業をみせた叔父が新聞社の取材により美談として世間に周知されたことは、両親を亡くし、遺産まで奪われてしまったおい(遺児)にとって本当に辛かったことでしょう。

 

ただ、この叔父・島吉宏を美談として取り上げ、4回に渡って彼らを継続取材してきた朝日新聞は、すでに及んでいた叔父の犯行に気づけなかったものかと疑問を抱いてしまいます。

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震災遺児の遺産を叔父が横領した事件

震災遺児遺産6800万円横領のニュース

東日本大震災で両親を亡くした15歳のおいを引き取った41歳の叔父・島吉宏被告が、未成年後見人として預かっていた『災害弔慰金』や『震災義援金』などの遺産約6800万円を着服した疑いで逮捕された事件。

2017年2月2日、仙台地裁は、業務上横領、詐欺などの罪で叔父・島吉宏被告に懲役6年(求刑懲役10年)の判決を言い渡しました。

小池健司裁判長は、「おいの両親の死亡共済金や震災義援金を高級車購入などに充てており悪質だ。後見人になった当時9歳だったおいの将来の資金が失われ、人生に多大な影響を与えかねない」と判決理由を述べていました。

震災遺児遺産6800万円横領、裁判長の判決理由

まったくもって許せない話です。

未成年後見人は、未成年者の生活・財産管理をすることを目的で、決して生活費以外の目的でその財産を利用してはいけません。

しかしそのお金は、おいのためではなく自分(叔父)の豪遊のためだけに使われたのです。

『店の開業資金』や『ベンツなどの高級車』、『300万円のロレックス』、『ハーレーダビッドソン』の他、焼肉や寿司などにに使われ、約3年でおいの財産のほとんどを使い切ったとのこと。

財産の内訳は、

  • 両親の遺産
  • 災害弔慰金
  • 震災の見舞金
  • 義援金
  • 両親の死亡共済金
  • 寄付金

となっており、島吉宏被告はそのうちの6680万円を自身の豪遊に充て、おいには中学生までお小遣いさえ渡していなかったことがわかっています。

さらに叔父の島吉宏被告は、おいの少年を殴る蹴るなどの虐待を繰り返し、2014年には児童相談所に保護。エアガンで撃つなどの暴行まで発覚しています。

求刑の10年でも足りないと思うのですが、懲役6年になったのは『同種の後見人による事件の量刑と比較し、被害者が震災遺児であることを特に重視できず、検察側の求刑は重すぎるから』なんだとか。

司法が感情に流された判決をしてはいけないといっても、おいの少年21歳になった頃にこのクソ叔父が出所できると考えるとなんとも歯がゆい思いがします。

 

両親を亡くした少年のお金を叔父が奪い取る卑劣さには腹が立って仕方がありませんが、そこで今回気になったのは、産経新聞のある記事。

そこには朝日新聞をはじめとする各メディアが、当時9歳だったおいを引き取った叔父・島吉宏被告のことを美談として取り上げていたという内容が記されていたのです。

叔父・島吉宏の横領豪遊を朝日新聞が無視していた?

震災遺児横領の叔父の美談を掲載した聖教新聞の記事2011/10/22の聖教新聞

叔父・島吉宏が両親を亡くした9歳(当時)の少年(おい)を引き取った話は、当初、朝日新聞や聖教新聞(創価学会)などのメディアに美談として紹介されていました。

そこで2017年2月18日に産経新聞が次のような内容を報じていました。

 

震災で傷ついたおいを引き取り育てる心優しい叔父―。朝日新聞など一部メディアは“美談”として島被告の動静を繰り返し報じてきた

(中略)

「僕が捜しているよ」

避難所で家族を探す姿が震災から5日後の朝日新聞朝刊で取り上げられた。

約1週間後、両親は遺体で見つかった。

朝日新聞はその後の様子も取材を続けた。記事中にはたびたび、「避難所で家族を探す姿が取り上げられたことをきっかけに、おいのもとへは全国から励ましの手紙、ゲームや漫画などの物資が届けられた」と記された。

(中略)

23年9月25日、台風被害で被災した和歌山県那智勝浦町で島被告が泥の除去のボランティアに励む姿が、朝日新聞和歌山県版内で紹介された。3月16日の朝日新聞を読んだ読者から手紙や食べ物などがたくさん送られてきたことについて、「人の真心のありがたさが身にしみた」と話していた島被告だが、その一方ではおいに残された現金の着服を進め、真心を踏みにじっていた。

島被告が犯行に及び始めてからも、その後4回にわたって継続取材をしてきた朝日新聞。取材の中で、島被告の犯行に気付くことができなかったのか。

引用元:産経新聞

この記事で気になったのは、朝日新聞が少なくとも半年以上の期間においてこの叔父とコンタクトを取って取材していたことと、産経新聞が島吉宏被告が横領などで羽振りがよかった時期にも取材を続けていたと指摘していることです。

朝日新聞は報道者として、叔父・島吉宏のことにまったく気づかなかったのはたしかに疑問が残ります。 記事にあるように、島吉宏被告が遠く離れた和歌山県那智勝浦でボランティアなどに励む余裕があったところにも違和感を抱いてしまいます。

ちなみに朝日新聞はこの件についてコメントを控えているとのこと。

朝日新聞や創価学会の聖教新聞などでは、島吉宏被告が良い人であるかのような書かれ方をしていましたが、今考えるととんでもない話です。

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震災遺児の遺産を横領した叔父・島吉宏の悪行は許せない

9歳で震災遺児になったおいの少年も現在は15歳。

裁判の陳述書では次のように心情を語られています。

「学校に行かせてくれて感謝し、家族だと思っていた。だけど殴られたりけられたりされ、精神的に持たなくなり、自殺してしまいそうになったので、児童相談所に保護してもらった

「(横領した金を)学費や塾の費用と言い逃れており、あきれました。私は中学生になるまでお小遣いももらえなかった。おじさんは高い時計を買ったり、すし屋や焼き肉屋に週5回ぐらい行ったりして派手にお金を使っていたが、私のために使うことはなかった

善意の寄付金や、共済金、退職金など両親が命と引き換えに残してくれた大切なお金のほとんどを使ったと聞き、許せない。大人としてしっかり罪を自覚し、償ってもらいたい」

引用元:産経新聞

朝日新聞や創価学会員が購読している聖教新聞などに、両親を亡くした震災遺児を引き取った記事が掲載されたことにより、善意の寄付金も集まったといいます。

世間からは良い人だと思われていた裏で、叔父の島吉宏容疑者はそれをすべて自分の欲のために使い果たし、最悪なことに、おいの少年に暴行を加えるなどの虐待をしてきたのです。

それが懲役6年で済まされる話でしょうか?

少年の成長を見守ることができない両親の思いは踏みにじられ、少年の将来の糧となるはずの財産はハイエナのような叔父にすべて奪われてしまった。

集まった寄付金も少年のためのお金も、全部下らない叔父の欲望のために…

書いているだけで腹が立って仕方がありません。

横領した叔父の経営する店叔父・島吉宏が開店した店・ながる

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今考えれば、和歌山での台風による被災地へのボランティアもおかしな話です。

聖教新聞によると「石巻で助けられた恩返し」のようなコメントが掲載されていましたが、今考えるとこの美談も非常にきな臭いとしか思えません。

本当の被災者にはそんな余裕がないからです。

それを朝日新聞や聖教新聞は見抜けなかったのか?

 

この少年の幸せを願わずにはいられない思いです。

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