刻み海苔がノロウイルス食中毒の原因?東海屋下請けのお爺さんが反省

刻み海苔の加工業者

2017年2月、東京・立川市の小学校7校で1098人が症状を訴えたノロウイルスによる集団食中毒。

原因とされたのは『刻み海苔』

そして、この刻み海苔の製造元は『東海屋』という名の大阪の海苔加工会社で、ノロウイルスが混入したのはその東海屋の下請け業者からだという見方が強まっています。

理由としては、海苔加工の際に手袋を使っていなかったことが原因ではないかと見られているのですが、ただ、この海苔の加工を委託されていた下請け業者の社長が見るからに高齢のおじいさんで、衛生管理がなぁ…。

ちなみにこの下請け業者はおじいさん社長1人だけの個人経営で、事の重大さを知り「申し訳ないという気持ちですよ。悪いのはわたしです」と反省しているとのこと。

今回はこのニュースを詳しく見ていきましょう。

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刻み海苔がノロウイルス食中毒の原因に!

東京立川市の小学校で集団食中毒のニュース

2017年2月、東京・立川市の7つの小学校で、児童・教職員など1000人以上が嘔吐などの症状を訴える集団食中毒がニュースとなっていましたが、その後の検査で給食の「刻み海苔」からノロウイルスが検出されたことが判明しました。

刻み海苔のような乾物からノロウイルスに感染するというのも驚いたのですが、なぜ刻み海苔からノロウイルスが検出されたのでしょうか?

今回、ノロウイルスが検出された刻み海苔を製造・販売しているのが大阪の海苔加工メーカー『東海屋』なのですが、実際にノロウイルスが混入したとされるのは、その東海屋が業務委託しているある下請け業者なのだそうです。

問題となった刻み海苔の製造工程は、東海屋が海苔を製造し、その後の海苔の裁断などの加工・梱包作業は下請け業者である『いそ小判海苔本舗』に任せるという形になっていたとのこと。

下請け業者『いそ小判海苔本舗』は高齢のおじいさんがひとりで切り盛りしている会社で、先日、その業者が海苔を加工する工程をあるテレビ局が取材していたのですが、驚いたことに『素手』で作業していることが明らかに。しかも、そのおじいさん社長は、当時、ノロウイルスに罹っていたという自覚もあったというのです。

海苔加工したおじいさん

食品メーカーなので、食品の加工は基本的に手袋着用が基本。衛生管理は徹底して然るべきなのですが、昔ながらの職人といった風貌のおじいさんは普段から素手で作業していたそうなのですが、むむむ…。

東海屋下請けの海苔加工業者のお爺さんが反省

海苔の製造メーカー東海屋からすると迷惑を被っている話ですが、今回、ノロウイルスが検出された刻み海苔を加工していた下請け業者『いそ小判海苔本舗』のおじいさん社長は、すでに自分の非を認めて反省しています。

反省しているおじいさん社長

なんにしても、ノロウイルスとわかっていて素手で海苔の加工をしちゃったのは痛恨のミス。

私も職業柄、高齢の職人さんと仕事をする機会が多かったのですが、高齢者ほど衛生管理に疎いというのはよくわかりますし、結構、言っても聞かないところがあったりします。

若い人がこれを読んだら『意味がわからん!』と言って憤慨するかもしれませんが、高齢者の方からすると、昔に比べて規制がどんどん厳しくなってきて煩わしいもんだから、いちいちその規制に自分を合わせずに経験の方を優先しがちなところがあるんですよね。

もちろん、正解は『衛生基準は問答無用で守りましょう』なのですが、おじいさんの昔から海苔加工業を営んでる様子をみちゃうと、どうもね…。

普通の企業なら、インフルエンザやノロウイルスのような感染症に罹った場合、4~5日は出社禁止だったりするんですが、ニュースではこのおじいさん社長ひとりでやってる会社ということで、ある意味仕事が生きがいだとも考えられますし、生業としてがんばってたところもあるだろうから、ノロウイルスだとしても責任感の強さから休めなかったとも考えられます。

ノロウイルスを自覚していた?

なんというか、病院にも行っていないとのことなので、(ワンオペなので行けなかったのかもしれませんが)運が悪かったとしか言いようがありません。

いまはおじいさん社長ががんばってきた時代の価値観が通用しないところもあるでしょうし、救いがあるのはこれほど大きな社会責任を負うような問題に対して正直に話してくれたことでしょうか。

テレビのインタビューを見る限り「私が悪いと思わざるを得ません」と言って反省しているのも伝わりますし、悪気がなかったこともなんとなくわかります。ただ、こういう時代においては、何か淘汰される現実を見せつけられた気がしてやるせなくなりますね。

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市販の刻み海苔はノロウイルス大丈夫?

今回、立川市の小学校で起きたノロウイルスによる集団食中毒は刻み海苔が原因だったわけですが、振り返ると、乾燥して袋詰されている焼き海苔から加工された「きざみのり」が発症の原因であるとは誰も思わなかったところです。

今回のケースがレアケースであったとしても、製造工程での衛生管理がきっちりしていないと食中毒にかかる危険性があることを、改めて痛感させられた思いです。

刻み海苔からノロウイルスが検出されたことについての医師の見解

ノロウイルスによる集団食中毒が1000人を超える規模で起こったことを考えると、たとえどのような理由があったとしても食品加工に従事する人の衛生管理基準は厳守する必要があるということですね。

もちろん、先程のように高齢者が1人で事業を営んでいる加工業者などは全国にゴマンとあるはずなので、今後、下請け業者に食品加工を委託している企業は、再度、衛生管理を徹底していかなくてはいけません。

とはいえ、東海屋が販売していた刻み海苔は主に給食センターなどで使われている業務用のもので、すでに自主回収も行われているとのこと。

市販の海苔には今回のノロウイルスの影響はないということで、ひとまず安心といったところでしょう。

おじいさん社長も人の良さそうな感じが伝わってくるし反省もしているので、今後は手袋着用で仕事を続けていってもらえたらと思います。

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