ゴールデンレトリバーが10ヶ月乳児に噛み付く死亡事故…一体なぜ?

ゴールデンレトリバーと赤ちゃん

2017年3月9日、東京の八王子市で祖父母の家にいた生後10ヶ月の乳児(女の子)が、祖父母の飼っていた犬・ゴールデンレトリバーに噛まれて死亡する事故がありました。

飼い犬と言えども人を襲うのは珍しくないことですが、さすがにそれで人が死亡するということはありません。

しかし、今回のように生後10ヶ月の赤ちゃんがゴールデンレトリバーのような大型犬に噛みつかれたら致命傷になることは容易に想像ができます。

ゴールデンレトリバーという犬種は人懐っこく非常におとなしい性格だと言われているのですが、なぜこのような悲劇が起こってしまったのでしょうか?

ゴールデンレトリバーが乳児を噛んで死亡させるニュース

私も10年以上ワンちゃんを飼っていたので、ゴールデンレトリバーが赤ん坊を襲うことは考えられると思いますし、しつけについて改めて調べてみると色々なことがわかってきました。

詳しくみていきたいと思います。

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ゴールデンレトリバーが10ヶ月乳児に噛み付く死亡事故

2017年3月9日午後4時半ごろ、東京・八王子市北野台の祖父母の家に来ていた生後10カ月の乳児・安田 翠(やすだ みどり)ちゃんがハイハイしていたところ、祖父母が家で放し飼いをしていた犬・ゴールデンレトリバーに突然、頭を噛み付かれるという事故が起きました。安田翠ちゃんはすぐさま病院に搬送されたのですが、約2時間半後に搬送先の病院で息を引き取ることとなったそうです。

ゴールデンレトリバーが乳児を噛んで死亡させるニュース

警視庁の発表によると、生後10ヶ月の女の子は祖父母の家に預けられ、祖父母と3人でリビングで遊んでいたそうなのですが、自宅内で放し飼いにされていたゴールデンレトリバー(4歳・犬)が突然、祖母の目の前1メートルほどの場所をハイハイをしていた女の子の頭に噛み付いたとのこと。噛まれた場所は1ヶ所だったそうです。

ゴールデンレトリバーの性格

女の子を噛んだゴールデンレトリバーは普段、おとなしく過ごしていたとのことですが、体重およそ40kgある大型犬なので赤ん坊が襲われてしまってはひとたまりもないでしょう。

まだ生後10ヶ月だった女の子はたびたび祖父母の家に来ており、9日は母親が仕事のため、一時的に預かってもらっていたそうなのですが、あまりにも悲劇としか言いようがありません。

ゴールデンレトリバーはなぜ乳児を襲ったのか?

ゴールデンレトリバーはとてもおとなしく人懐っこい性格で知られています。

そのゴールデンレトリバーが赤ん坊を襲ったというのは、愛犬家にとっても衝撃的なニュースであると言えるでしょう。

東京・八王子市で事故を起こしたゴールデンレトリバーが、たまたま人を襲うような犬だったのかそれともすべての犬がそうなり得るのかで考え方も変わるのですが、おそらく世間の見方としては後者でこのニュースを見ているのではないでしょうか?

当然ですが、赤ん坊を襲ったゴールデンレトリバーがどれくらい躾(しつけ)ができていたかにもよります。

ただ、しつけができていようができていまいが、誰だって大型犬を飼おうと思えば飼えるので、このような悲劇が起きないように注意する必要があることは言うまでもありません。そういう意味で、赤ん坊と放し飼いされた犬を同じスペースで同居させる時には、常に犬の方に意識を向ける必要があるのです。

ゴールデンレトリバーの性格

今回、生後10ヶ月の女の子に噛み付いたゴールデンレトリバーも、普段はおとなしく人に襲いかかったりしたことないとニュースで報じられていました。しかし、突然女の子の頭に向かっていったことを考えると、そこには必ず理由があります。

犬は動物の中でも知能が高く、訓練によって驚くほど自分をコントロールすることが可能であることから、絶対に噛まないという犬も確かに存在します。ただ、それは一部の訓練(しつけ)された犬の話であって、ゴールデンレトリバーがおとなしいから噛まないということではありません。

まずは一般的に犬が人を噛もうとする時にどのような感情を抱いているのかまとめてみました。

  1. 縄張り意識
  2. 遊びのつもり
  3. 恐怖心を感じていた
  4. 怒っていたり興奮状態の時
  5. 嫉妬

八王子市のゴールデンレトリバーは4歳だったことから、赤ん坊に噛み付いた原因はある程度絞られてくるのですが、たとえばこれ以外にも、歯の生え変わりの時期という身体的な理由もあります。しかし、それは生後数ヶ月の時なので、今回は該当しないでしょう。

もう少し詳しく見ていきたいと思います。

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犬が人を噛む理由とは?

犬が人を噛む理由は色々あるのですが、その多くは本能的な理由によるものです。

しかし、訓練された犬やよくしつけされている犬は、そういった衝動的な本能をコントロールすることができるので、まるで人間のように家族のように可愛がられる存在だったりします。いわゆる愛犬家というのは、犬のそういった成長ありきでお互いの愛情を育んでいるとも言えるでしょう。犬が人を噛むのはある意味自然なことですが、それを抑えられるからこそ愛玩動物(ペット)として長年愛されているのです。

今回の東京・八王子のゴールデンレトリバーが、生後10ヶ月の赤ん坊の頭に噛み付いてしまったことは悲劇ですが、大したしつけや訓練もしていない犬の場合、今後もこのような愛犬による事故を招くことは十分に考えられます。

先程まとめた5つの理由のうち、下の3つはいわゆるストレスが原因だと言い換えられます。

  1. 縄張り意識
  2. 遊びのつもり
  3. 恐怖心を感じていた
  4. 怒っていたり興奮状態の時
  5. 嫉妬

『2.遊びのつもり』の場合、遊びのつもりが高じて次第に本気で噛みだすことはありますが、一度の噛み付きで致命傷に至るようなものにはなりにくいと考えるのが普通。私たちが気をつけなければならないのが『1.縄張り意識』です。これは犬が自分の優位性をどのように考えていたかということも含んでいます。

基本的に犬は社会的に生活する動物のため、衝動的な攻撃本能を理性で抑えることができるのですが、犬が自分のテリトリーに自分より立場の弱いものが入ってきた時に、吠えたり噛んだりすることで、それを排除しようとすることがあります。

要するに、犬が自分の方が立場が上だと思えば、自分より立場の低いものに対して本能的に噛み付いたり吠えたりすることで自分の優位性を示すのです。

ゴールデンレトリバー

東京・八王子市で赤ん坊を襲ったゴールデンレトリバーは、祖父母の家では放し飼いにされていたそうなので、そのテリトリーに自分より体格の小さな赤ん坊が入ってきたことで、自分の優位性を示そうとしたのかもしれません。

もちろんこれは推測ですが、しつけをしっかりしておかないとこのような悲劇が起きることは十分に考えられるでしょう。

今回は、祖父母の家に遊びに来た孫が死亡する事故となりましたが、たとえば同じ家族でも、餌をくれるお母さんや散歩に連れて行ってくれるお父さんにはなつくけど、たまにしか世話をしない他の家族には明らかな攻撃性を見せる犬というのは決して珍しくありませんから。ちなみにその場合、リードで口をしばっておとなしくさせれば犬にこちらの優位性を示すことができ、正しい主従関係に戻すことができます。(ブリーダー曰く、犬は口を封じられることで相手の強さを認識し、逆らわなくなるとのこと)

その他、犬が嫉妬したということも考えられますが、どんな理由があるのせよ、飼っている犬が自分の優位性を勘違いしてしまえば(主従関係の逆転)、テリトリー内に自分より体格の小さな子供や赤ちゃんが入ってきたときに、コントロールが利かなくなることは想定しておいた方がいいかもしれませんね。

とはいえ、子供と犬が一緒に過ごすことは情操教育に良いことは間違いないことですし、犬と子供(赤ちゃん)が過ごす時間の長さによって家族のような関係性を結べることは確かです。ただ、手放しでそれが叶うかどうかは別の話…。

今回の事故については本当に悲しいことですが、亡くなった安田翠ちゃんのご冥福をお祈りします。

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