籠池と菅野はなぜ手を組んだ?安倍首相100万円寄付の真相は?

籠池泰典理事長

大阪府豊中市の元国有地に建設中だった『瑞穂の國記念小學院』の認可申請が取り下げられ、2017年3月10日に開かれた会見で籠池泰典氏が理事長を退任する意向を示したことで、収束の一途を辿るはずだった森友学園問題。

そんな中での2017年3月16日、籠池泰典理事長は小学校建設現場で野党4党の視察団と面会。そこでなんと籠池氏がわざわざカメラのある場所まで出てきて、『安倍首相から寄付金を貰った』という趣旨の爆弾発言をしたのです。

そして、同行していた共産党の辰巳孝太郎参議院議員が「2015年9月に安倍総理夫人を通して100万円を寄付」とツイート。その発言が波紋を呼んでいます。

籠池泰典理事長、問題発言

森友学園問題がマスコミに取り上げられるようになってから、政治家からまるでとかげの尻尾切りのように扱われているようにも見えた森友学園と籠池泰典理事長ですが、ここにきて問題が収束するどころか、なんと自分たちをとかげの尻尾切りのように切り捨てた政治家たちに反撃しているのです。

ここで興味深いのが、マスコミにノンフィクション作家と紹介されている菅野完(すがの たもつ)氏でしょう。ご存知の通り3月10日の会見で籠池泰典理事長に怒られた挙句、質問を適当にあしらわれていた男なのですが、なんと先日(3月15日)、籠池泰典理事長はわざわざ上京してまでこの菅野完氏の単独インタビューを受けているのです。

そして、その単独インタビューについて菅野完氏から、「現職閣僚1人が籠池氏に数百万程度の現金を渡していたと聞いた」という発言があり、そして16日に『安倍首相から100万円の寄付金』というのですから目が離せません。

代理人、菅野完籠池泰典氏の代理人・菅野完氏

なぜこの期に及んで、籠池泰典理事長とノンフィクション作家・菅野完氏が手を組んだのかはわかりませんが、この逆襲劇がこれから波乱を及ぼすことだけは間違いなさそうです。

今回はこの問題についてわかりやすく解説していきたいと思います。

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籠池理事長と菅野完はなぜ手を組んだ?

森友学園問題のひとつの節目となったのは2017年3月10日の籠池泰典理事長の記者会見。

そこで、この問題を追求しているノンフィクション作家でありフリージャーナリストの菅野完(すがの たもつ)氏が質問に立ったシーンがありました。

菅野完氏は、籠池泰典理事長の長男に促され「フリーの菅野です」と名乗ると、小学校認可取り下げについて厳しく追求。質問中に籠池泰典理事長に言葉遣いを正され、質問を途中で打ち切られたことで、会見を見ていた人の目には敵対関係のように映っていたことだと思います。

籠池理事長の妻である諄子氏は、会見で菅野完氏が質問に名乗り出た時に「あー、一番悪い奴や!」と呟くほどの人物。

しかしその数日後の3月15日、籠池理事長は東京で予定していた記者会見をドタキャンし、なんと敵側だと思われた菅野完氏の事務所で単独インタビューを受けていたのです。

元しばき隊、菅野完記者の質問に答える菅野完氏

この森友学園問題は毎日新しい情報が報じられ、政治家の発言や問題点が二転三転してややこしいのですが、籠池理事長が菅野完氏の単独インタビューを受けるというのも『なぜそんなことになってる?』といった感じです。

さて、気になるのはそこで籠池理事長が何を話したかに尽きるのですが、単独インタビュー終了後に菅野完氏は報道陣に次のようなことを答えています。

  • 現職閣僚1人が、籠池氏に数百万程度の現金を渡していたと聞いた
  • 物証はなく証言しかない
  • 籠池氏は現金授受の日時や場所を克明に記憶しており、信ぴょう性は高い

さらに籠池理事長は菅野完氏に対して、今後は政治家たちが沈黙を貫いている真実にも語っていくと話しているそうなのですが、その翌日に籠池理事長から『安倍首相から100万円の寄付金を貰った』という趣旨の爆弾発言ですからね。

以前、とかげの尻尾切りでは終わらせませんという発言もあったことから、これら一連の騒動は籠池理事長の逆襲だとも考えられるのですが、はたしてその真相はどうなのでしょうか?

籠池理事長の逆襲か?

籠池泰典氏の参考人招致も視野に籠池泰典氏の参考人招致も視野に

籠池泰典理事長や森友学園が、現政権のトップである安倍首相に賛辞を送っていたことは誰の目にも明らかですが、菅野完(すがの たもつ)氏が現職閣僚からの森友学園への寄付金をほのめかしたことや、籠池理事長が安倍首相から寄付金を受けたという発言は、現政権へのダメージを目的としているとしか考えられません。

籠池理事長からすると、自分を切って捨てた現政権への逆恨みや逆襲といった感じにも受け取れることができます。

たしかに、愛国精神・愛国教育で日本という国を思い、民主党時代から安倍政権を応援してきた森友学園にとって、窮地で手を差し伸べるどころか『迷惑だった』と返されてしまったわけなので、その気持ちはわからなくはないですからね。

そして現在、敵方だと思われていた菅野完氏と籠池理事長が手を組んでいる構図は非常に興味深い…。この行動の意図が、森友学園との関係性を打ち消しにかかった政治家たちの裏切りに対する報復行為だと考えると、これから先にどれほどの爆弾が埋もれているのか知りたくなるのは当然でしょう。

 

ただ、この菅野完(すがの たもつ)氏というのは一体何者なのかが見えないと、この話も絵に描いた餅のように踊らされた周りがバカをみることになります。

菅野完(42)は、職業が『作家・活動家・ジャーナリスト』となっています。

米・テキサス大学オースティン校で政治学を学び、様々な職を経て現在の職業に落ち着いているとのことですが、活動家としての経歴がちょっと胡散臭い。

菅野完は通称・ノイホイと呼ばれており、部落解放同盟(極左)⇒しばき隊(反右翼)と経て、自身としては現在『保守』として活動しているとのこと。

この時点ですでに怪しさマックスなのですが、2012年7月25日に首都圏反原発連合(反原連)に参加し、そこで性的暴行を起こしたり、しばき隊在籍時にはカンパ金を着服して除名されたり人間的に疑問符のつく人物です。

さて、長年計画してきた小学校建設の夢を絶たれた籠池理事長と、この菅野完という男が手を組んで一体何を企んでいるのかわかりませんが、何か大きな波風を立てようとしていることだけは間違いありません。

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安倍首相から100万円寄付の真相は?

籠池理事長と菅野完氏がぶっこんできたネタに『安倍首相から100万円の寄付を受けた』というものがありますが、この爆弾発言の真相はどうなのでしょうか?

まず、安倍昭恵首相夫人が2017年開校する予定だった『瑞穂の國記念小學院』の名誉校長として名前が挙がっていた事実があり、塚本幼稚園の催事に安倍首相に賛辞を送るような映像がたくさん報じられていましたが、これらはあくまでも籠池理事長からのラブコールに過ぎないとみられていました。

問題はそこで終わっていたはずなのに、ここにきて『安倍首相から100万円の寄付があった』というのは、やはり森友学園と安倍首相が裏でつながっていたという連想をさせてしまいます。

菅官房長官が安倍総理の関与を否定

この件については菅官房長官がすでに否定していますが、ただ、本当に100万円の寄付があったのであれば、所得税や寄付金控除などの関係で双方が領収書を取っているはずなので、この話の真相はそれが存在するかどうかが大きなポイントになってくるでしょう。

100万円単位での寄付で領収書が発行されてないとなれば、それはそれで大きな問題なのですが、何か裏で意図とすることが何かあるのではないかと無視できない発言です。

ただ、極右とまで言われた森友学園の籠池泰典理事長が、元しばき隊の菅野完氏を代理人として手を組んだことをどうみるか…。

森友学園や塚本幼稚園の愛国教育については、賛否が別れようとも私学であるがゆえに否定できるものではありませんし、保守派や右翼派にとっては応援している人も多く見られるだけに、この組み合わせはどう消化すればいいのか混乱をきたすだけなのではないかと心配さえしてしまいます。

2017年3月17日に菅野完氏が発表した物証がこちら。(追記)

安倍首相から100万円の寄付があったとされる証拠誰かから100万円の寄付があったことは確かだが…

安倍首相から100万円の寄付があったとされる証拠2修正液部分を透かすと…

問題発言の後には、すでに寄付金名簿に安倍首相や昭恵夫人の名前はなかったと報じられていますが、もし何らかの勝算あって(上記画像がそうと見られる)の『安倍首相から100万円の寄付を受けた』と発言しているのであれば、安倍昭恵首相夫人も『記憶にない』と歯切れの悪い答え方をしているところ考えても、ちょっと厄介な問題だといえるでしょう。

とかげの尻尾切りと揶揄された籠池泰典理事長が、関与を否定して切り捨てた政治家たちへの逆襲を目的としているのであれば、それはなんらかの形で白日のもとにさらされる可能性は十分に考えられます。

なんせ籠池理事長はあの性格ですからね。

討ち死に覚悟も辞さない構えでどこまでやってくるのか。

まだしばらく目が離せません。

追記(2017/3/17)
⇒安倍首相から森友学園へ寄付金100万円の証拠?信憑性に疑問の声

安倍首相からの寄付金100万円疑惑の続きです。

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