わんずまざー保育園のブラック経営がひどい件…姫路市こども園問題

わんずまざー保育園

2017年3月18日に兵庫県と姫路市が認定を取り消す方針を固めた姫路市の私立認定こども園『わんずまざー保育園』。

そのブラックな経営内容がなんともひどい。

ニュースで報じられている内容では園児への給食を半分以下に減らしたりと、この『わんずまざー保育園』の小幡育子園長が究極的なセコさに驚かされたのですが、それだけでなく、職員の欠勤にペナルティを与える裏で、保育士の水増しで年間5000万円の公的な給付金(補助金)を受け取っていたところは、まさに福祉業界に巣食うビジネスのブラックな実態が露呈された事件と言えるのではないでしょうか?


わんずまざー保育園の場所(地図)

私も福祉業界に身を置いていたことがあるのですが、このニュースについて色々と思うことがあります。

今回はこの姫路市こども園問題を見ていきましょう。

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姫路市こども園問題とは?

兵庫県と姫路市の特別監査を受け、全国初の認定こども園の取り消しを受けることとなった『わんずまざー保育園』が世間を騒がせています(姫路市こども園問題)。

一般的な福祉施設は、市や国からの補助金ありきで成り立っているので、基本的に『儲け』というものは必要ないと考えるのが普通なのですが、ニュースを見る限り、姫路市の『わんずまざー保育園』は金に目がくらんだ経営ぶりにレッドカードが出されたといった感じといえるでしょう。

ニュースでは、わんずまざー保育園の劣悪な保育実態が明かされてますが、まずはその内容を紹介していきましょう。

【給食】

  • 約70人の園児に対し、40食前後しか発注せず
  • 3歳児までは、本来の量の半分~3分の1程度
  • あまった給食は冷凍保存し使いまわす

【暖房】

  • 保護者が来る時間帯のみ使用
  • 監査の時の室温は14℃だった

わんずまざー保育園で出された給食

わんずまざー保育園の小幡育子園長はこのような保育実態に対し、「給食は余っていたので、発注する数を減らしていた」、「温度管理はしていた」などと話しているそうですが、実際に園児に提供されていた給食の量や、適温とされる20℃を下回る14℃の温度設定をみると『ひどい』のひと言です。

 

なぜこのようなことになったのかというと、わんずまざー保育園の小幡育子園長が定員46人に対し、約1.5倍の園児を受け入れていたからだということが判明しています。

ただ、ここが少し微妙なんですよね…。

これに対して小幡育子園長は「預け先がない保護者の要望を受け入れていた」と説明しています。これは待機児童を抱える親にとって、わんずまざー保育園が駆け込み寺みたいな場所だったとも思えるからです。

先程も話した通り、福祉施設は抜き打ちで公的な監査が入るので、定員以上の給食を発注することができないので必然的に子供たちへの食事の量は減りますし、園長を弁護する気はありませんが、園児が好き嫌いで給食を残すことを考えた上であのお粗末な量の給食になってしまったのでしょう。

わんずまざー保育園の不正

実際、わんずまざー保育園の小幡育子園長の人柄を見てみないとわかりませんが、頼まれると断れない性格なのか、福祉を食い物にした拝金主義者なのか、それともその両方なのか…。

いずれにしても、子供たちへの保育が劣悪だったことは間違いないさそうなので、やっぱりNGはNGということにはなります。

わんずまざー保育園のブラック経営がひどい…

わんずまざー保育園、外観

姫路市の『わんずまざー保育園』は園児たちへの保育環境がひどいだけでなく、その経営ぶりもブラックだと言われています。

わんずまざー保育園は、0歳から5歳児を常時68人預かり、定員を超える22人については1人月額約2万円から4万円の保育料を貰っていたそうです。当然、会計上に載せられるお金ではないのでその分はプールして(貯めて)いたとのこと。

そして、わんずまざー保育園は園児の定員が46人なので運営規定で13人の保育士が必要となりますが、3人分は名義貸しで水増しして市に報告していたことが明らかになっています。

 

さらに私が気になったのは、わんずまざー保育園の保育士は欠勤や遅刻すると1万円の罰金をされたり、月給制なのに祝日分は日割り計算で給料を減額されるというブラックな職場であること。

いや、こりゃひどい。

わんずまざー保育園、ブラックな労働条件わんずまざー保育園のブラックな労働条件

先程は、小幡育子園長が待機児童を抱えた親や保護者に対して断れなかった可能性も考えましたが、このような労基法違反は世間の風向きが厳しくなる要因となるでしょう。

そうでなくても保育士の低賃金化が社会問題として取り上げられているのに、欠勤や遅刻で1万円の罰金はひどすぎます。

はっきり言ってですね。

低賃金な福祉労働者から遅刻で1万円の罰金というのは、その日一日タダ働き以上に厳しいペナルティといえますし、祝日分を日割りで減額するというのはセコすぎます。この部分だけでも、わんずまざー保育園の小幡育子園長がブラック経営者であると非難されても仕方ありません。

むちゃくちゃやで…。

これでよく保育園を経営していたなと驚いてしまうのですが、わんずまざー保育園までひどいとは言わないまでも、似たようなブラックな経営実態の保育園は少なくないのかもしれないので、ここはしっかりと処罰してもらいたいものです。

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わんずまざー保育園は悪なのか?

今回の姫路市こども園問題では、わんずまざー保育園の劣悪な環境や実態が白日のもとにさらされたわけですが、このような福祉問題は私たちにとっても無視できない話です。

わんずまざー保育園のブラック経営は小幡育子園長に責任があるのは間違いないのですが、園児たちや保育士たちが不遇を受けた分の利益は一体どこに消えたのかが問題です。

当然のことながら、真面目にちゃんと経営している保育園や福祉施設は沢山ある中で、おかずはスプーンいっぱい分しか与えられない園児や、遅刻しただけでボランティア勤務扱いになるような保育士がいないと成り立たないというのは絶対におかしい。

 

このような実態を知ると「園長が極悪!!!」と言いたいのですが、冷静に考えてみると給付金は最高で46人の定員分のものなので、わんずまざー保育園にとって定員以上の園児を預かるメリットがないような気がします。利用料金も賛否両論あるかもしれませんが、月2万円から4万円と良心的です。

わんずまざー保育園と姫路市の監査では次のようなやりとりがありました。

園児の給食を少なく発注していたのは?
給食は3歳から5歳までの児童を基準に1食として発注される。0~2歳児には余ってしまうので、(全体的に)少なく発注した。

栄養不足では?
適切ではなかったと思う。

残り物を冷凍して後日給食として出していたのは?
衛生面で認識不足だった。今は取り止めている

市に届け出ず、私的契約で定員以上の園児を受け入れていた?
小さい子供を抱え、仕事に行かなくてはならないなど困っている人がいると、後先考えず受け入れてしまった。

違法の認識は?
2月2日、事前通知がある市の一般監査の際には「市に分かると困るので、私的契約の子供は休んで」と保護者に伝えた。

保育士を3人分水増しして市に申請していたのは?
給付金を受け取るためではない。保育士に土曜日に休暇を取らせるために、架空の職員が勤務したように装った。新たに募集もしたが、集まらなかった。

簿外の保育料などについては?
私的契約で受け取っていた保育料は手をつけず、保管している。(返還などは)市の指示を聞き、考える。架空保育士で得た給付金は市の話を聞き、きちんとした形でお返ししたい。

市は認定こども園の認定を取り消す方向で検討している
このようなことを起こし、保護者との信頼関係を崩してしまった。それでも、保護者が必要としているならば、子供をお預かりする。

引用元:毎日新聞

わんずまざー保育園の小幡育子園長は、可能性として、現場のプロが経営に走って失敗したパターンか、福祉業界に蔓延しつつあるビジネスに乗っかったまったくのド素人が考えられますね。

ちなみに福祉業界のビジネスというのは、それを斡旋するセミナーを経由して開業する人を相手にしたビジネスのこと。まったくのド素人が福祉業界に参入してくるので、中身がブラックになり、業界全体のサービス低下を招くのが問題となっています。

ただ、福祉サービスも受け入れ先が少ないという現状があるからこそ、このようなビジネスが生まれたり、自治体が目をつむらざるを得ないところがあるのです。

 

今回、このような問題を起こしたわんずまざー保育園を擁護するつもりはありませんが、昔に比べ食物アレルギーを持つ子供も増えてきていますし、共働き世帯も増えてきている中で、保育園の経営は年々難しくなってきているのは確かです。

その上、保育士をはじめとする福祉職は給料が安くブラックだと言われ、現場も常に人員不足に陥るという現状があります。

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わんずまざー保育園に対して「モラルが欠けている」と非難したいところもあるのですが、ひょっとしたら親や保護者からは感謝されていたのかもしれません。

ただ、結局誰のためにもならなかった保育や経営により認可を取り消しを招いた小幡育子園長には、なにか哀愁のようなものを感じてしまいます。

しかしながら、園長に変な欲がなければこんな問題にもならなかったはずなので、『それはそれ、これはこれ』ということにはなりますが…。

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