ブラジル産鶏肉が賄賂で危険?日本への影響や安全性は大丈夫?

ブラジル

世界規模の影響が懸念されるブラジルの食肉不正問題で、ブラジル産の鶏肉が危険だとニュースで報じられていました。

2015年には約43万トンの鶏肉をブラジルから輸入している日本において、この食肉不正問題は決して無視できない話ですが、ブラジルでは『悪魔の肉事件』としてかなり大きな騒ぎになっているというのです。

ブラジル食肉不正事件ニュース

当然、日本への影響も心配されるところがあるのですが、今回はブラジルで起きた食肉不正問題や鶏肉の安全性について詳しく見ていきたいと思います。

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食肉不正賄賂問題でブラジル産鶏肉が危険?

世界最大の食肉輸出大国

ブラジルの食肉加工業者が衛生基準に満たない肉を販売していたとして、世界中で大きな問題となっていることがニュースとなっていました。

ブラジル産の食肉は世界中に輸出されており、日本国内で流通している輸入鶏肉の8割がブラジル産で占められていることから、日本への影響も心配されます。

この事件は、ブラジルの21社の食肉加工会社が検査官らに賄賂を贈り、賞味期限切れなどの衛生基準に満たない肉を国内外に販売していたもので、すでに経営者や検査官らが30人以上逮捕されています。

ブラジル食肉不正賄賂犯人

うーん。

検査官に賄賂ですか…。

政治家も関わっていたことから、ブラジルでは『悪魔の肉事件』なんて呼ばれているようですが、とんでもない話ですね。

ブラジルは牛肉・豚肉・鶏肉など、世界約150カ国に年間約600万トンの肉を輸出していますし、日本にもブラジル産の肉が大量に流通しています。

いままであまり意識してなかったのですが、衛生基準に満たない肉が原因で食中毒を起こしたり、最悪なケースでは死に至ったというニュースもありますから、決して軽視できる話ではありません。

2017年3月22日の報道では、日本の厚生労働省がブラジル産の食肉などの検査強化を指示したとのことですが、日本に流通しているブラジル産の鶏肉が約43万トンという量に制限がかかったとしても、国産鶏肉152万トンなので、当面、日本の市場で出回る鶏肉は確保できると考えて良いと思います。

まぁ、考えようによっては、そのブラジル産の肉は大丈夫なのか心配だったりするのですが、厚生労働省によると、問題となったブラジルの21の食肉加工会社のうち、操業停止処分になった3つの食肉加工会社からの輸入は過去にないとのことなので、ひとまず安心といったところでしょうか。

食肉不正加工会社の輸出状況

ブラジル連邦警察によると、賞味期限が切れた肉や腐った肉をごまかすために、本来は法律で禁止されている発がん性のある化学薬品を使うこともあったそうで、2年前から捜査していたとのこと。

「ちょっと待てよ」と言いたいですが、食の安全基準が賄賂で偽装されてしまっては防ぎようがありません。やはり輸入品は安かろう悪かろうで怖いところがありますね。

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ブラジル産鶏肉の安全性や日本への影響は?

食肉輸出世界第2位のブラジルで起きた食肉汚染問題。

今回、ブラジルで21の食肉加工会社が検査官らに賄賂贈っていたことで、本来廃棄処分になるはずの肉が流通することとなったのですが、ブラジル産鶏肉が日本の鶏肉流通の8割を占めていることを考えれば、日本の鶏肉の安全性や悪影響があるのかどうか心配になります。

日本に流通する輸入肉の割合

とはいえ、ブラジルのテメル大統領は国内約4800ある業者があるなかで、ごく一部の企業が行った不正だとしているのですが、そのうち1社の輸入先に日本も含まれていたというのは問題視すべきことです。

たとえば、スーパーなどで鶏肉を買う場合、たとえ日本国内でブラジル産の鶏肉の流通が多いとしても『ブラジル産』の肉を購入しないという対策がとれるのですが、飲食店で提供される鶏肉料理にはいちいち製造元が表記されているわけではないので、知らず知らずのうちにブラジル産の鶏肉を口に入れていることが考えられます。

基本的にお店側も原価を下げることで売り上げを伸ばしたいと考えるので、安価を売りにする店などは仕入れ値の安いブラジル産の鶏肉を使用している可能性は高いといえるでしょう。

日本国内で流通している鶏肉が200万トンで、そのうち約1/4が輸入鶏肉。そして3/4が国内産の鶏肉となっているのですが、仮にブラジル産の鶏肉が輸入ストップになってしまっては、現在のように日本の食卓を賄いきれなくなってしまいます。つまり、食肉の輸出大国ブラジルで食肉不正問題が発覚したことで、単純に日本で鶏肉の値段が上がるといった影響が考えられます。

国産肉と輸入肉の値段の差国産肉と輸入肉の値段の差

ただ、問題の工場の鶏肉は2013年4月から取引実績はなく、現在、日本では流通していないので、致命的な影響が及ぶことはないといえるでしょう。それに、日本での食肉の安全性は食品衛生法で守られているので、直接の危険だったり、食中毒などの被害が出ることはないと思われます。

農林水産省の見解

ただ、焼き鳥や唐揚げのチェーン店などブラジル産の鶏肉を使っているところも多いでしょうから、ようやく鳥インフルエンザも忘れ去られようという時に、今回のような『ブラジル産の鶏肉は危険らしい』ということで、世界的にブラジルからの食肉の輸入一時停止のニュースが広まってしまうのは辛いところです。

それにしても、検査官や政治家に正義がなければ、食の安全性などそっちのけで腐った肉の加工品が正規のルートで流通するんですから、本当に怖い話です。

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One Response to “ブラジル産鶏肉が賄賂で危険?日本への影響や安全性は大丈夫?”

  1. 一般人 より:

    ブラジル産の鶏肉について
    成長促進剤の投与や合成抗菌剤についても
    注目してもらいたいです。

    宜しく御願い致します。

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