千葉・小3女児殺人事件の犯人逮捕を願う…ネットに不審な書き込み
2017年3月26日の朝、千葉県我孫子市で小3女児の遺体が発見される事件が起きました。
遺体は服を着ていない状態で、手首に縛られたような痕があったそうなので、行方不明ではなく女児を狙った犯人による殺人事件の可能性が考えられます。
殺害されたのは、千葉県松戸市の市立六実第二小学校に通う小学3年生の女の子で、ベトナム国籍でした。
とにかく、怒りに震えるくらい許せない事件であり、一刻も早い犯人の逮捕が待たれるところ。
そんな折、小3女児の遺体発見前にネット掲示板『2ちゃんねる』で「用水路に女児の死体がないか見て回ろう」などといった不審な書き込みがあったことが噂になっていました。
今回はこの事件について詳しく見ていきましょう。
拉致と誘拐について
拉致:ムリヤリ連れ去ること
誘拐:詐欺・誘惑によって連れ去ること
千葉・小3女児殺人事件について
まずは千葉県の小3女児殺人事件について説明しましょう。
2017年3月26日午前7時前、千葉県松戸市に住むベトナム国籍の小3女児(9歳)が、同県我孫子市内にある排水路の脇の草むらで倒れて死亡しているのが発見されました。
小3女児は、千葉県松戸市の市立六実(むつみ)第二小に通う小学生で、3月24日の学校終業式に向かう途中に何者かに連れ去られ行方不明となっていました。遺体には、首や手首が絞められたような痕や顔に殴られたような痕があり、発見された時は服を身につけていない状態で、所持品なども見つかっていませんでした。(遺体発見2日後に、行き現場から十数キロ離れた茨城県坂東市の利根川河川敷付近で、ランドセルや衣服などが見つかっている)
複数のランドセルの中にあった?
司法解剖の結果、死因は窒息死と見られており、周辺に争ったような跡がないことから、別の場所で殺害された後、遺棄された可能性が高いと見られています。
ここでリンさんの足取りを振り返ってみましょう。
2017年3月24日(終業式)
午前8時頃
登校のため、自宅を出る。(当日の朝、自宅玄関の防犯カメラでは本人の姿を確認されるも、学校付近の通学路にいた見守りボランティアはリンさんの姿を見ていないと証言)
午前8時40分頃
リンさんが登校していないので、学校が父親に連絡
午前11時30分頃
父親が松戸東署に捜索願を出す
2017年3月26日
午前7時前頃
千葉県我孫子市で、通りかかった男性が通報⇒遺体確認
午後5時
千葉県警が『殺人・死体遺棄事件』として捜査本部設置
小3女児が行方不明になった日、自宅から見守りボランティアのいる地点まで小学3年生の足で約10分程度かかるそうですが、普段からリンさんは1人で通学していたため、その10分の間に何者かに連れ去られたと見られています。
なぜ集団登校ではなかったのか疑問を抱くところなのですが、学校の説明によると、通学路は道が狭く集団になると歩道からはみ出してしまい車と接触する危険が想定されるため、集団登校は見合わせていたとのこと。その代わり、不審者注意の看板を多く取り付けたり、登校の見守りをするなどして、街全体で防災意識に努めていたとのこと。
通学路にある不審者注意の看板
ただ、近所の住民から不審者の情報も届いていたそうで、以前から刃物を持って子供を追いかけたり、女の子が追いかけられたという話は一度や二度ではないとのこと。それ以外にも、男の子がボール遊びをしている子供の頭を蹴飛ばして逃げたなんてこともあったそうです。
防犯意識が高い街とはいえ、不審者情報を知るとかなり物騒な印象を受けますが、自宅から学校周辺までは見通しが悪い地点が多いので、犯人はそれなりの計画性をもって犯行に及んだとみられています。
千葉・小3女児殺人事件の犯人逮捕を願う
千葉県松戸市の小学3年女児(9歳)が遺体で発見された事件は、現在、殺人・死体遺棄事件として大規模な捜査が行われていますが、一刻も早い犯人逮捕が待たれるところです。
ただ、24日午前8時ごろに自宅から徒歩で学校に向かう時の自宅の防犯カメラ以外、小3女児の姿を捉えた防犯カメラ映像がないと言われています。
そこには不審人物は確認されていなかったとのことですが、短い時間で連れ去られたと見られることや、自宅と遺体の発見現場、そして小3女児の持ち物が捨てられていた場所など、これらの移動距離を考えても犯人が車を使った可能性が高いので、今後は近隣住民の車載カメラからもデータを集めて捜査していくそうです。
ニュースなどでは、非常に防犯意識の高い街だったという情報もあるのですが、小3女児の通学路の途中にあるナシ園のナシの木が青いネットで覆われていて、周囲からの見通しは悪い場所もあったという情報もありました。そして、連れ去られたのが終業式の日であることから、犯人がある程度の計画を持っていたと考えるのが自然かもしれません…。
犯行に及びやすい道ではあるという
もちろん、捜査については警察や地域住民の情報交換に頼るしかないのですが、犯人をどうにか逮捕してもらいたい。
何の目的があって幼い子供の未来を奪うようなことをするのか。
なぜ、このような卑劣な犯罪を犯して自首もせず生きていられるのか。
何をしたって償えるようなものではありません。
本当にとんでもないことをしでかす人間がいることに戦慄が走ります。
ネット上の不審な書き込みが噂に…
ネット上の不審な書き込みが噂になっています。
小3女児の遺体が発見される前の状況を示唆するようなことが、インターネット掲示板『2ちゃんねる』に書き込まれていたというのです。
それは小3女児が行方不明となった3月24日の午後9時頃に匿名で書き込まれたもので、「暖かくなったら用水路に女児の死体がないか見て回ろう」という内容。
リンさんの遺体が千葉県我孫子市の排水路脇で見つかったのが26日午前7時前で、この書き込みは松戸市が小3女児の行方不明の情報を発信する前だったそうです。
その他にも女児に対する強い執着を伺わせるような気持ち悪い書き込みも見受けられました。(同一とみられる人物の書き込み内容が気持ち悪すぎるのでこのサイトでは載せられません)
嫌悪感を抱く書き込み(一部)
インターネット上には幼児への執着を伺わせる内容の書き込みが時々見られますが、今回の殺人事件のように対象が女児であったことや遺体に服が着せられてなかったことから、偏執的な嗜好の人間が存在することに憤りを感じます。
このような本気とも冗談ともつかない書き込みがどのような頻度であるのかはわかりませんが、まさか本当に本人が書き込んだものなら、その自己顕示欲の高さが仇となって逮捕される日も近いと考えられるでしょう。
また、ある漫画家が女児の拉致監禁を示唆するような漫画を書いており、かなり気持ち悪い世界観を共有している人たちが一定数いることも知りました。今回の事件に通じるようなゾッとする内容だったのですが、このようなものでも表現の自由として扱われているのでしょうか?
共感の域を超えていますし、社会の枠から完全にはみ出しているとしか思えません。
病気であるならば治療が必要なレベルです。
千葉県の小3女児殺人事件の犯人も同様の性癖の持ち主だとしたら、捜査で言われているように車を所持し、運転できる能力があるところはなんとも恐ろしい話ではないでしょうか。
幼い子供が性の対象となり、ネットなどでそのような性的嗜好の本が売られています。ネット上の狭いコミュニティで歪んだ性癖を認め合い、肯定するのは間違っていると声を上げなければ、いつまでたってもこのような犯罪が減ることがありません。
むしろ、精神が未熟なまま歳を重ねる人に比例し、幼児を狙った犯行が増えていくと考えられますから、弱者をターゲットとした犯罪は罪を重くするべきです。
地域住民の情報や土地勘のある犯行から地元の人間が犯人である可能性も考えられるのですが、最近の変質者の事件を振り返ってみても必ずしもそうとは限りません。
ただ、犯人は絶対に逮捕されるでしょう。
逃げ続けても悪夢に苛まれ、人殺しの目は死ぬまで疑惑を生み続けます。そして、いつか堪らなくなってボロを出し、自滅するはずですから。
亡くなった小3女児のご冥福をお祈りします。
追記(2017/4/14)
犯人が逮捕されたそうです。
犯人は千葉県松戸市に住む自称不動産賃貸業の46歳の男で、小3女児が通っていた小学校のPTA会長だそうです。