籠池泰典の寄付金詐欺が終着点?自宅仮差し押さえで自己破産か…

籠池泰典、自宅前

学校法人森友学園が取得した元国有地に建設された小学校。

2017年4月の小学校開校が頓挫し、多額の負債を抱えた森友学園の理事長・籠池泰典氏が、幼稚園などの不動産の仮差し押さえに続いて自宅まで仮差し押さえされたというニュースが報じられていました。

申し立てをしたのは小学校建設を施工した藤原工業で、今後、籠池泰典氏や学園に対し、損害賠償や債権の支払いを求める訴訟を起こすようです。藤原工業の代理人弁護士によると、現在、森友学園側が抱えている負債は16、17億円というので、今後の経営困難な状況を考えると、自己破産などで決着をつける可能性が高いと思われます。

うーん。

結局、籠池泰典氏の寄付金詐欺が終着点という感じで終わりそうですが、これだけ仰々しく森友学園問題が取り上げられ、籠池泰典氏だけが罪を被って終わりってなんかスッキリしませんね。

ひょっとすると、すでに泥仕合化したこの問題について国民の関心もなくなってきているのかもしれませんが、籠池一家にしてみれば「嘘つき」だの「詐欺師」だの色々言われて人生を狂わされ、家長である籠池泰典氏もメディアなどを巻き込んで窮鼠猫を噛む状態だったのかもしれません。

ただ、幼稚園利用者や家族にとっても迷惑な話ですし、施工業者も破産宣告されたら泣き寝入り。騙された人たちや因縁をつけられたと怒る政治家など、森友学園問題は揉めに揉めた問題でした。

一体、何がこんなにもややこしくさせてしまったのか?

今回は、籠池泰典氏が引き起こしたとされる問題の核心である、寄付金のカラクリと自宅仮差し押さえの件について触れてみようと思います。

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籠池泰典が自宅まで仮差し押さえされる

大阪府豊中市にある元国有地に建てられた小学校。

この小学校建設工事を施工した藤原工業が、森友学園への工事代金が支払われずに困っているそうです。藤原工業によると小学校建設工事施工金額は15億5520万円で、これまでに約4億5000万円を受け取っているそうですが、追加費用などを足すと工事費の総額が19億円を超えるとのこと。

森友学園側も2017年4月から開校を予定していた小学校の運営が頓挫し、すでに運営している塚本幼稚園などの助成金返還などを求められているため、これらの支払代金を捻出するのは難しいとみられています。

そして現在、工事代金の支払い滞納を理由に、大阪地裁から塚本幼稚園や系列保育園、籠池泰典氏の自宅が仮差し押さえとなっています。

同社の藤原浩一社長は取材に対し「学園側からは工事代金のうち7・5億円について、完成後に大阪府からの『私学助成金』で支払うと言われた」と改めて説明。助成金申請用に必要だと籠池氏に頼まれ、正規契約とは別に「請負代金7億5600万円」とする契約書を作成したとした。代理人は「私学助成金という名目の補助金は存在しないことが分かった。だまされて契約したということだ」と強調した。

引用元:産経新聞

籠池氏からすると2ヶ月前には考えが及びもしなかった転落劇でしょう。

籠池氏にとってみれば『松井府知事にハシゴを外された』ということですが、小学校建設工事を請け負った藤原工業からすると迷惑千万な話であることは間違いありません。

ただ、この森友学園問題って何なんだろうと思うところはあります。

籠池泰典寄付金詐欺の推理が興味深い

森友学園問題で色々調べていると、YouTubeで更新されるネット番組『報道特注(右)』が話題になっていました。

『報道特注(右)』とは、築地まぐろ仲卸三代目:生田よしかつ氏日本維新の会:足立康史衆議院議員自民会派:和田政宗参議院議員の3人が、民法では報道しない(できない)ことを本音でトークするネット番組で、森友学園問題についても鋭く斬り込んでいて非常に面白いのです。

森友学園問題の本質については諸説色々とあるのですが、地上波での偏向報道では語られない籠池泰典氏の思惑なんかについても解説されていて、それがフラットな感じでわかりやすい。

この中で安倍首相から贈られたとする100万円の寄付金についての推理が行われているのですが、振込受領証の筆跡鑑定の件を聞くと『なるほどなぁ』と膝を叩く思いでした。

 

動画の中の寄付金のところについて簡単に紹介しましょう。

まず籠池泰典氏は証人喚問において、次のように説明しました。

籠池泰典氏

もともと幼稚園の職員が『安倍晋三』という名前を書いて郵便局に提出した。

そして、それはダメだと郵便局員に返されたので、幼稚園の職員が学園に電話で確認をして修正テープの上から『匿名』と書いた(幼稚園には籠池諄子夫人がいたので、会計士に相談した上で『匿名』で振り込むように電話で幼稚園の職員に指示した)

しかしながら、それでも郵便局に受け付けてもらえなかったので、さらに修正テープを重ねて『森友学園』という名前で振り込みをした。だからあのような感じになった。

このことについて、和田政宗議員は次のような検証を行っています。

寄付金受領証の疑惑について

つまり、籠池氏が証人喚問での証言と筆跡が一致しない可能性が非常に高いと言うのです。

その上で、筆跡鑑定は現物でないと絶対的な証拠として認められにくいので、今後は国政調査権を発動し、証拠提出を求めて鑑定をすればこの疑惑はハッキリするとのこと。

そして、筆跡鑑定でほぼ本人と断定した時に、民進党や共産党がそれでも偽証罪で告発しないとなったら、極めて確実性の高い犯罪者を守ることになるので、この問題のややこしさが解消するということですね。

国政調査権で筆圧を見たい

さらに、それを裏付ける理由として、籠池泰典氏が証人喚問を受けたときに後ろにいた山口弁護士が、証人喚問の前日にツイッターでそのことを強調するようなことを投稿していることを挙げています。

籠池泰典氏の弁護士のツイート

では、なぜそのような口裏合わせをしているのかというと、ジャーナリストの山口敬之氏は次のように推理しています。

『籠池泰典氏は妻である諄子さんを守ろうとしているのではないか?』

 

…なるほど。

ここからが面白い。

山口敬之氏は次のように話します。

山口敬之氏

2015年9月7日、籠池諄子さんは『安倍晋三』という名前の付いた振替受領書が欲しくて(郵便局に)行った。だけど、これは通るはずがない。

嘘だから。

(もし)本当に安倍昭恵夫人が寄付金を渡していたのであれば、左側の取扱票にも『安倍晋三』と書けばいいだけの話。並べて書けば受け付けて貰えるんだから。

でも、それはできない。

虚偽だから、要するに昭恵夫人は渡してない。

虚偽だから、郵便局側に残る書類については本当のことを書くしかないと思った。

受領書と払込票同じじゃないから却下された払込票

山口敬之氏

それで、安倍晋三と書いて却下されたら(修正せず)別の新しい紙に書き直せばいいじゃないですか?

じゃあ、なぜこれを維持したかったのか?

この時、森友学園はものすごくお金が足りなかった。学校の認可を得るための十分な資金資産がないと指摘されていた時期だから、「ウチの学校は総理大臣からも100万円寄付金が来るような立派な学校ですから、あなたも寄付をしてください」というツールを使うために偽造したんじゃないか。

修正テープだったら剥がせますから、安倍晋三さんから9月5日に100万円の寄付金を頂いたという詐欺のツールを作るために、籠池諄子夫人が(郵便局)に行ったのではないか?

そして、これをなぜ隠したいかというと、籠池諄子夫人が詐欺の主犯になるから

ほほー。

たしかにこの推理だと色々と筋が通りますね。

山口敬之氏は、「籠池泰典氏が妻である諄子さんを守っているのではないか?」と推察しているのです。

では続きをみていきましょう。

山口敬之氏

自分(籠池氏)は刑事訴追されるとわかってるし、寄付金集めの振込用紙に『安倍晋三記念小学校』と書いたのも、ほんの一瞬と行った割に2年半以上あったわけじゃないですか?

だから、詐欺で立件されるのはほぼ覚悟していて、嫁が現場(郵便局)に行ってたら、主犯(嫁)と従犯(夫)になる…。それは避けたいので、そういう意図なく『書いたのは籠池諄子ではありません。寄付金詐欺のための安倍晋三という受領証を作成するという悪意がなかったんです』というストーリーを、籠池夫妻と弁護士が共謀して作ったと…。

この動画を見ると、籠池泰典氏が寄付金集めのために詐欺まがいのことを働いていた、という結論に至るわけですが、真相が明らかになるのはそう遠くない話だと締めくくっています。

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この先に待つのは籠池泰典の自己破産か…

籠池泰典氏の証人喚問では、3つの見積書の質問については『刑事訴追の恐れがある』という理由で回答はなされていません。しかし、先程の寄付金の話が本当だと仮定すると、見積書が3枚用意されていたことも話がつながってきます。

となると、籠池氏が所有する不動産の仮差し押さえの申立人である施工業者:藤原工業が、金額としては一番被害が大きいことになってきます。広い意味では、1日3億円以上かかるという国会費用を森友学園問題に費やしてきたということで、その税金を負担している国民全体が被害者といえるかもしれません。

今後、籠池氏が刑事訴追されれば検察庁から起訴されることになるので、逮捕の可能性も十分に考えられるでしょう。しかし何にせよ、この先何億というお金を返すアテはなく、自宅も仮差し押さえとなっているのであれば、自己破産もセットになるでしょうね。

ただ、色々と考えさせられる問題ではあります。

大阪・豊中市の国有地への8億円の値引きにどんな忖度(そんたく)があったのか?

なぜ、小学校建設間近ですべてを失うことになってしまったのか?

籠池氏やその家族を見てもそれほどリッチな生活をしているとは思えませんが、はたして名声に目がくらんでしまい道を誤ってしまったのか…。

 

私の親戚が籠池氏に会ったことがあるといっていました。

その時、寄付をお願いされたけど、そんなに悪い人ではなかったと言っていました。

籠池泰典、名刺、表今とは名前が少し違います

籠池泰典、名刺、裏幹部クラスの肩書が多い

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ちょっと古いですが、籠池理事長が南港さくら幼稚園の園長だった時の名刺ですね。

名刺の裏の肩書をみても、多くの支援者がいて、頼りにされていた存在であることが伺えます。

もちろん、私には籠池泰典氏がどんな人物か、新聞やテレビ、ネットなどの情報でしかわかりません。

ただ、森友学園に寄付した個人や法人は大勢いると言われていますし、政界の人物も塚本幼稚園の教育理念に賛同し、講演を行ったりしていたことも事実です。

しかし、今となってはそれが籠池氏に騙されていたからわからなかったと保身に回っています。

「籠池一族は嘘つきだ」と。

そして、この問題の着地点はそこで落ち着くことになるでしょう。

ただ、一体何が真実なのか、釈然としない部分も残ってしまうことは確かです。

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