北朝鮮情勢で日本が一番危ない理由…ミサイル迎撃80%で大丈夫?

核爆発の様子

2017年現在、大きな問題となっている北朝鮮情勢について、多くの人は『アメリカ✕北朝鮮』という構図を思い描くかと思いますが、実はこの北朝鮮情勢で一番危ないのは日本だと指摘する声も少なくありません。

日本にミサイルが飛んできた場合、その迎撃率(命中率)は約80%程度だとも言われています。これはミサイルが5発飛んできたら、1発は日本のどこかに着弾するということになるのですが、たしかにこれで本当に大丈夫かと問われれば疑問が残るところでしょう。

今回は北朝鮮情勢においての日本の危険度について見ていきたいと思います。

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北朝鮮情勢で日本が一番危ない理由

2017年、北朝鮮情勢が緊迫化する中で、実は日本が一番危ないという見方をしている人たちがいます。その理由は一体どのようなものなのでしょうか?

まず、アメリカとの同盟国であり資本主義国である日本は、北朝鮮にとって攻撃対象国であることを認識しておく必要があります。

そして、現時点において北朝鮮は日本に届く核ミサイルを完成させているという見方が強く、いざ攻撃を仕掛けてくるとなれば、当然、日本に向けて核ミサイルが発射される可能性もあるのです。

これまで北朝鮮が発射してきたミサイルは『すべての在日米軍基地は射程距離圏内にある』と誇示するためのものでした。2017年3月6日には北朝鮮が同時に4発のミサイルを発射したことがありましたが、たとえばこれが同時に10発以上発射するミサイルだった場合、迎撃が非常に困難になることもわかっています。

当然ですが、その中の1発でも日本国内のどこかに着弾し、それが核ミサイルであれば北朝鮮の狙いは果たせたことになるでしょう。その場合、死傷者は数万人単位となり、日本にとっては大きな損害を被ることになります。

 

では、なぜ日本が狙われるのか?

よく危険だと噂されているのが真下にある『韓国』なのですが、韓国と北朝鮮は同胞民族であり裏でつながっているところがあるので、そもそも攻撃対象になっておらず、実際、韓国の人たちもそれほど今回の北朝鮮情勢を心配していなかったりしています。(日本人が心配していない理由とは異なる)

では、中国はどうなのか?

中国にとって北朝鮮は経済的な利害関係があり、北朝鮮にとって中国は言わば『後ろ盾』のような存在なので、できるだけ事を荒立てたくというのがお互いの本音でしょう。ロシアも同様に、旧ソ連時代に抗日ゲリラとして活躍した金日成(キム・イルソン)を後押ししたスターリンの時から国交があるので、北朝鮮がロシアを攻撃することは考えにくいと見られています。そして、両国とも北朝鮮に兵器の取引があるといわれているので、攻撃対象の優先順位としては低いことになります。

こうなってくると、北朝鮮が敵対視しているアメリカやそれに加担する周辺国が危険ということになってくるのですが、いま確実に北朝鮮がミサイルを落とせる国はアメリカではなく日本しかありません。(北朝鮮はアメリカ本土まで届くミサイルがあると言っていますが、確実なのは日本なのです)

そもそも第二次世界大戦当時、日本が朝鮮半島を占領していたことに反抗していたのが北朝鮮初代党首・金日成だったこともあり、今でも日本は北朝鮮から恨まれています。史実がどうあれ、北朝鮮ではそのような教育が国民に施されているので、皆がそのような価値観を持っています。これは韓国でさえ同じなので、今、北朝鮮にとって紛うことなき敵は『日本』なのです。

当事者意識のない日本人

日本と核兵器をめぐる各国の状況

メディアはあくまでも『北朝鮮✕アメリカ』の問題として報道していますが、北朝鮮情勢の緊迫は私たち日本人にとっては決して無視できない問題です。

先日、日本政府も国民に向け、『ミサイルが発射された時の対処法について』の注意を促していましたが、地下街に逃げ込むだの、頭を伏せるだのといったことしか書かれてなかったのには驚きました。ニュースでは『核シェルター』が今までの10倍売れていると報じられていましたが、考えてみると、私たちが北朝鮮からのミサイルに対して如何に無防備だったかを思い知らされただけでした。

当事者意識のない日本人を平和ボケと一蹴するのは簡単ですが、せめてもう少し危機感を抱くような問題ではなかったのかと思うところはあります。

北朝鮮のミサイルの脅威

よく北朝鮮のミサイルの射程距離圏内の図がありますが、これを見る限り日本は最前線に位置しており、米軍の影から憲法第9条の看板を掲げているだけです。憲法第9条は『戦争を放棄します』『武力を持ちません』『国と国が戦うことも認めません』というやつですが、この9条がある限り日本は核の脅威に丸腰で応戦しなくてはなりません。

まだまだ感覚としては『アメリカがなんとかしてくれるだろう』という意識が抜けきれませんが、攻撃するのはアメリカでも、人質に取られているのは残念ながら日本であり、私たち日本国民であることはしっかりと受け止めておく必要があるでしょう。

この話を少しツッコんで考えてみると、アメリカがなんとかしてくれるのは日本が攻撃された後の話です。理由は非常に簡単です。北朝鮮を叩くための口実が必要だから。

当たり前ですよね。

何もしてないのにアメリカが北朝鮮を叩いたら、国際的に非難されるのはアメリカですから、日本がなんとかしてもらえるのは何かあった後の話。最悪の場合、核ミサイルが日本に落ちた後ということになります。

じゃあ、どうすればよかったのか?

本当は日本も核を持つべきだったのかもしれません。

核保有国相関図

核武装によって他国の核の脅威から自国を守るのがスタンダードになっている世の中で、日本だけはいつまでもその脅威から目をそらし続け、核を持つこともなければ、国民を守るための核シェルターさえまったく普及していない状況です。

憲法9条を片手に『二度と戦争はしない』と誓うことは立派ですが、実際に隣の国から核で脅された日本は今になって戦々恐々としています。

ただ、日本の技術があれば核武装は容易く、国防に不安を抱くこともなかったと言われ続けていたのに、本当にこれで良かったのかどうか疑問が残るところです。

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日本のミサイル迎撃率80%って大丈夫?

とは言え、日本も北朝鮮からのミサイル攻撃を警戒して迎撃システムを展開しているので、まったく無防備というわけではありません。それについては過去記事でもお伝えしているのですが、もし他国からミサイル攻撃を受ければ、まず海上のイージス艦から発射される『SM3』と地上に配備された『PAC3』の二段構えでミサイルを迎撃するようになっています。

イージス艦から発射される『SM3』は日本本土にミサイルが到達する前に迎撃し、そこで迎撃できなかったミサイルは地上の発射台に備えられた『PAC3』が撃ち落とすようになっており、アメリカのミサイル防衛局が行ったデータによると、その迎撃率(命中率)は約80%だと言われています。

北朝鮮からの日本攻撃を想定したミサイル防衛システム

80%…。

10発ミサイルが飛んできた場合、2発は日本に落ちる可能性が高いということになりますが、そのうち1発でも核弾頭ミサイルがあれば数万人規模の死傷者が出るかもしれません。それより、もしそのミサイルが100発以上放たれた場合、迎撃率(命中率)は下がるかもしれないと考えると、迎撃率80%というのは全然大丈夫ではない数字になります。

迎撃率80%というデータも発射を想定した実験によるもので、いつ、どのタイミングで発射されるかわからない状況だと、このデータの信頼性も若干揺らいできます。

いつ?

どこから?

ミサイル発射に関して言うと、潜水艦から発射されるものはさらに距離が縮まるとみられていますし、どこから撃ってくるかも予測できません。そして、いつ撃ってくるかもわかりません。朝なのか夜なのか、休日や祭日が狙われるのか、時間や場所が特定できない分、どうしても迎撃システムの命中率に不安を覚えてしまいます。

北朝鮮はSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)を4発撃てる潜水艦を2隻保有していることがわかっているので、併せて中距離弾道ミサイルなどを同時に発射されれば、一気に数十発のミサイルが日本に向かってくることも考えられます。こうなると、絶対に安心だとか、大丈夫だと言い切れるものではないことがわかります。

それに、ミサイルが日本のどこに飛んでくるかは予測がつきません。よく言われているのは在日米軍基地や原発、大都市などですが、その点については下記記事を参考にしてみていただければと思います。

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⇒北朝鮮情勢まとめ

大事なのは、現在の北朝鮮情勢について日本は当事者意識を持つべきだということ。

日本はすっかり平和ボケで骨抜きになりましたが、隣の国ではバッシングを受けながらもせっせと核ミサイルを作っていたのです。そして、いつのまにか我が国にとっての脅威となる軍事力を身につけることに成功したのです。この事実をどのように捉えるべきか…。

そして、その事実から目を背け続ければ、状況は今以上に悪化していくことになるかもしれません。

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