死後離婚とは?デメリットや子供への影響をわかりやすく解説!

死後離婚イメージ

近頃、死後離婚が急増しているそうです。

死後離婚とは何かについては呼んで字のごとくなのですが、基本的に妻が夫の死後に縁を切ることを指しています。

夫からすると寂しい話ですが、妻からすると死後離婚したいだけの理由があることは確かです。ただ、デメリットや子供への影響などは問題ないのでしょうか?

今回は急増しているという死後離婚メリットやデメリット、子供への影響等の素朴な疑問について、できるだけわかりやすく解説していきたいと思います。

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死後離婚とは何かわかりやすく解説!

まず死後離婚とは何か?

死後離婚をわかりやすくひと言で説明すると、配偶者が死亡した後にある書類を1枚提出するだけで姻族(配偶者の親族)と、法律上の縁を切る制度のことです。

ポイント!
ここで注意して欲しいのは、死後離婚というのは正式な制度名ではなく、『死後離婚』という言葉自体は造語です。一般的に、配偶者の死後、籍を抜くことを『死後離婚』と呼ぶということですね。

 

つまり、夫の死後に離婚して、夫の姻族(義父・義母・義兄弟姉妹など)と無関係になることです。

死後離婚に必要なもの

 

こ・れ・は…!

皆さん、こんな制度があることをご存知でしたか?

死後離婚というのは、なんとなく夫と同じ墓に入りたくないという仲違い的なものを想像していたのですが、踏み込んで考えてみると『そんな夫の姻族(義父・義母など)と付き合っていくなんてムリ!』となるのは当然のことかもしれません。

実はそんな死後離婚、ここ5年で約1.5倍と急増中なんだそうです。

死後離婚が近年急増中のデータ

そして、死後離婚は『姻族関係終了届』という紙1枚提出するだけでOKとのこと。

ポイント!
姻族関係終了届は、本人が必要事項を記入して捺印し、市役所に届けるだけで受理されます。配偶者姻族(義父・義母など)の同意がなくても問題ありません。必要なのは『戸籍謄本』『印鑑』『身分証明書』のみです。

 

市役所に用紙1枚出すだけで、故人(配偶者)の一族と縁を切ることができるというのは、ある人にとっては大変魅力のある話にも聞こえるかもしれません。しかしながら、そうはいっても配偶者の親族などとトラブルはないのでしょうか?

遺産や年金、子供への影響を考えると、そんなに簡単な話でもないような気がするのですが、次はそんな死後離婚についての素朴な疑問について答えていきたいと思います。

死後離婚での子供への影響等・素朴な疑問

姻族関係終了届

死後離婚については、『姻族関係終了届』を提出すれば夫や姻族と法的に縁を切ることができることがわかりました。

しかし、子供への影響や遺産・お墓のも問題など、気になることってありますよね?

ここでは死後離婚について、よくある疑問や悩みについて紹介していきましょう。

名字について

基本的に名字が変わることはありません。もし、旧姓に戻したい場合は『復氏届(ふくうじとどけ)』を出せば旧姓に戻すことが可能です。但し、子供がいる場合、子供の名字はそのままとなります。

よくある疑問なのですが、名前を旧姓に戻しただけでは姻族関係は結ばれたままなので、死後離婚をする場合は、きちんと『姻族関係終了届』を提出する必要があります。

 

遺産について

遺産については、そのまま相続されます。一般的には賛否両論分かれるところですが、トラブルを避けるためには、故人が生前する前から死後離婚を匂わすようなことはしない方がいいかもしれません。(もちろん、それも賛否両論ありますが、打算的にならず心苦しくない方を選択すると良いかもしれません)

 

年金について

受給要件を満たしていれば年金を受給することは可能です。生前に離婚すれば受給できない遺族年金も、死後離婚の場合は、婚姻関係がなくなっても(再婚するまで)一生遺族年金がもらえます。

 

子供について

子供は配偶者の親族のままなので、戸籍上で大きな変更があるわけではありません。しかし、子供への影響を考えると、妻が配偶者姻族との関係が切れたからといって、子供は何も変わらないわけですから、たとえば義父・義母への介護の問題が出てきたり、逆に扶養家族の問題もでてくるので、子供にとってはそれなりに影響を及ぼすことになるでしょう。

 

お墓について

当然、配偶者の姻族と同じ墓に入る必要はありません。ただし、配偶者がその先祖代々の墓にすでに納骨されている場合、遺族である妻が名義人になるので、その際、たとえ死後離婚で縁が切れたとしても、そのお墓を守っていく義務が残ります。

ここが少しややこしいのですが、配偶者の家(先祖代々)のお墓の名義人になっているのであれば、妻は姻族と法的に無関係になったとしても、その家のお墓の管理をしなくてはならないので、きちんと(子供や親族に)引き継ぎをする必要があるということですね。

 

法事について

法事については、葬儀の時から遺骨を分骨にして、それぞれ年忌法要を行うケースが多いとのこと。実際問題として、死後離婚を考えている人の場合、自然とそういった流れになるそうです。

驚きの配偶者親族

では次に、このような死後離婚が急増しつつある背景に何があるのか、そして、配偶者の死後に縁を切ることのメリットやデメリットについて詳しくみていきたいと思います。

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死後離婚のメリット・デメリット

死後離婚にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

そもそも結婚自体、個人と個人を法的に結びつけるだけのことなので、結婚生活においてお互いの関係性が壊れてしまえば、その親族との関係性も崩れるというのが自然の流れかもしれません。

死後離婚のメリット死後離婚のメリットは多い?

死後離婚についての理解を深めるために、わかりやすい形でメリット・デメリットを挙げていきましょう。

死後離婚のメリット
  • 書類1枚で姻族との関係から解放される
  • 義父母の扶養・介護の義務がなくなる
  • 墓の管理をしなくて済む
  • 同じ墓に入らなくて済む
  • 遺産・遺族年金がもらえる
  • 夫が嫌い(言うまでもない…)

 

死後離婚のデメリット
  • (年齢にもよりますが)子供が困惑する
  • 子供に義父母の介護を背負わすかもしれない
  • 子供にお墓の管理を任せることになるかもしれない
  • あなたに対する不満や怒りが子供に向かうかもしれない
  • 配偶者が死ぬまで打算的な生き方になる

 

いかがでしょうか?

死後離婚のメリットはかなり大きいと思いますが、やはり子供は配偶者家族との関係性は続くので、子供への影響が最大のデメリットと言えるのではないでしょうか?ただ、死後離婚のデメリットが子供への悪い影響としつつも、お母さんが何かを我慢している姿を見ることも、子供にとって悪影響といえるので何とも言えませんが…。

とはいえ、夫婦の関係というのは千差万別で、生前の好悪の感情についても一概に言えるものではありません。

死後離婚の理由、一緒の墓に入りたくない一緒の墓はまっぴらごめん?

生前、夫に対してどうしても許せなかったことや、相手に言いたくても言い返せなかったこと、我慢していたことが、配偶者の死後に解放されるケースは決して少なくないので、配偶者亡き後に赤の他人に戻れるならば、デメリットを考慮した上で死後離婚をした方がいい人もいるでしょう。

昔から姑・小姑問題や、孫には会いたいけど、旦那の嫁には会いたくないなど、結婚においては様々な人間関係の問題がありますからね。

きっと死後離婚は、今後益々、増え続けていくことになるでしょう。

生きてるうちは、お互い思いやりのある結婚生活を送りたいものですね。

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