川崎の幼稚園児連続死は感染症が原因?感染性胃腸炎の対策は?

川崎市、私立大師幼稚園、正面玄関

2017年6月6日と12日に神奈川県川崎市の園児が相次いで死亡したことがニュースになっていました。

亡くなった二人は川崎区の同じ私立幼稚園に通う園児で、市は感染症による病死の疑いがあるとの見解を示しつつも、感染症の原因までは特定されていないとのこと。

同じ幼稚園での連続死はかなりレアケースであると思うのですが、二人共(女児と男児)が死に至り、感染症の原因がわかっていないというのは怖いですね。

川崎市、幼稚園、園児2人死亡のニュース

私の家にも2歳未満の子供がいるのですが、先日、保育所に通っているお友達のお母さんが『手足口病』や『ヘルパンギーナ』が流行っていると言っていました。このような感染症は、幼稚園などの集団生活の中ではなかなか防ぎようがないので半分諦めていると言っていましたが、川崎市の幼稚園のようなケースだとちょっと心配です。

たとえば抵抗力の弱い幼児場合、感染性胃腸炎を起こした場合、対処法を間違えると死亡リスクが増えることも指摘されています。

しかし、大事なのは感染症を起こした後の対処よりも、事前の衛生管理と感染防止対策であることは間違いありません。

今回は気になるこのニュースについて、詳しくみていきましょう。

Sponsored Link

川崎の幼稚園児連続死の原因は?

2017年6月、川崎市・私立大師(だいし)幼稚園に通っていた同じクラスの幼児二人が、6日と12日に連続して死亡していたことが、川崎市の会見(14日)で明らかになりました。

川崎市によると、園児二人は感染症による病死が原因としているのですが、それが何のウイルスによる感染なのか特定までには至っておらず、国立感染症研究所に調査依頼したとのこと。

亡くなった園児は女児と男児。6日に亡くなった女児は、4日に自宅で嘔吐や胸の痛みによる体調不良が見えたため、一旦、医者にかかるも『急性胃腸炎』と診断を受けたそうです。翌5日は幼稚園を休むも発熱が止まず、6日に症状が悪化。搬送先の市立川崎病院で死亡することとなりました。

12日に亡くなった男児は、同日朝に親が発熱を確認し、午前11時ごろにけいれんを起こしたために救急搬送。正午過ぎに同病院で死亡することとなりました。

川崎市、幼稚園、園児2人死亡のニュース

どちらも急激な症状の悪化が特徴的ですが、たしかにこれはウイルス性感染症による死亡事例によく見られるもの。死亡原因を感染症としているものの、その感染経路やウイルスの正体がわからないというのは怖いですね。

たとえば冬場に注意すべきインフルエンザ脳症・脳炎の場合だと、症状が急激に進むので、どれだけ早く対応しても症状の悪化を防ぐことができないこともあって、大変危険な病気です。インフルエンザ脳症・脳炎は子供に起きるイメージがあるのですが、大人でも発症すれば死に至る可能性があると言われています。

同時期に同じ幼稚園に通う園児が二人も立て続けに亡くなったことで、川崎市の大師幼稚園は自主休園し、おもちゃやぬいぐるみなどを消毒するなどして園内の除菌作業を行っているそうですが、感染拡大を阻止するのための対策としては致し方ないところでしょう。

ただ、同じ幼稚園内でこれほどの短期間に二人が亡くなったことを考えれば、そこに何らかの関連性があったと見るのが自然です。一刻も早い感染源の特定や、原因究明が必要であることは言うまでもありません。

感染性胃腸炎とは?

川崎市会見、幼稚園の感染症について川崎市の会見。園に問題がないといいですが…

川崎市の幼稚園児連続死について、市は感染症による病死の疑いが強いという見解でした。

ウイルスが体内に入り込めば、それを排出させる必要があるのですが、毒性の強いウイルスに感染した時に、抵抗力が弱かったり感染による合併症次第では重症になることもあります。

今回、6日に亡くなった女児が、その2日前に医療機関で『急性胃腸炎』と診断されたとありましたが、これが感染性胃腸炎であった可能性も否めません。

メジャーなところだと、ノロウイルスやロタウイルスがありますが、時期的なことを考えれば『ロタウイルス』の可能性も考えられます。

ロタウイルス感染症の特長

乳幼児・子どもが感染しやすい

感染力が強い

急性胃腸炎を引き起こす

嘔吐・腹痛・下痢・発熱

便の色が白くなる

潜伏期間は1~3日

2月・3月に流行ピーク

大人は子どもに比べて軽症

感染経路がわかりにくい

⇒厚生労働省『ロタウイルスQ&A』

ここではロタウイルスの特長を上げてみましたが、感染性胃腸炎を引き起こすのは、他にノロウイルス、アデノウイルス、エンテロウイルス等のウイルスが原因である場合が多いと見られています。

感染性胃腸炎の主な症状は、嘔吐、腹痛、下痢、発熱がありますが、稀にけいれん、脳症、腸重積などを併発することもあるとのこと。流行は冬から春にかけて最盛期を迎え、夏季は最低となります。

感染性胃腸炎の年齢群別割合ロタウイルスは5歳までにほとんどの子どもがかかる

今回の川崎の幼稚園児の感染症は、ロタウイルス(または類似ウイルス)による合併症が原因である可能性が考えられますが、もちろん現時点で断定できるものではありません。

ただ、原因特定を待つ間にもできることはあるはずなので、このような感染性胃腸炎を防ぐために、衛生管理や感染症対策をした方が良いことだけは確かです。

Sponsored Link

幼稚園や家庭での感染症対策をしよう

川崎市の幼稚園では6月13日から休園して、園内の除菌作業を行っています。

現在、私の周りの保育園や幼稚園では、『手足口病』や『ヘルパンギーナ』が流行しているという話をよく耳にします。うちの子ども(1歳9ヶ月)も手足口病にかかりましたが、保育所に通っていて手足口病になったお友達から感染したんじゃないかと、家族でそんな話をしています。

そのお友達のママが言っていましたが、やはり集団生活をする場だと感染症にかかる子どもを多く見かけるようです。

感染性胃腸炎のイメージ

先程のウイルス性の感染性胃腸炎は、残念ながら特効薬というものがないので、とにかく感染しないように予防や対策を行うのがベストです。

基本的な対策

うがい

手洗い

手指の消毒

とにかく、外から帰ったら『うがい』『手洗い』ですね。

できたら、『手指の消毒』もしっかりするのが好ましいので、ウイルスをしっかり殺す消毒スプレーなどは常備しておくようにしましょう。

ロタウイルスなどは予防接種があるので、事前に予防接種などで対策するのも良いかもしれません。(ちなみに私の場合、子ども一人に3万円ほどかかりました)

医師による感染症予防のコメント

それでも、子どもがウイルス性の感染性胃腸炎にかかることもあります。

その時に一番気をつけたいのが『脱水症状』です。

下痢や嘔吐により体内の水分や電解質が失われるのですが、特に小さな子どもの場合、水分補給が追いつかなければ脱水症状を起こして危険な状態になってしまいます

本来、自宅療養で安静にしていれば治る感染性胃腸炎が、合併症などで重症化すると命にかかわることがあるので注意が必要です。

川崎市の幼稚園連続死についての医師の見解

再度、川崎市の幼稚園児の死亡原因が感染症とありましたが、ウイルスの特定もさながら、感染経路や関連性など、はっきりしたことはわかっていません。

しかし、私たちが日頃から感染症対策や衛生管理をしっかりと行う必要があることは間違いないでしょう。特に感染症による胃腸炎は体の水分が失われるので、もし、嘔吐や下痢などが見られた場合は、しっかりと水分補給を行うことが大切です。

水分補給については、水よりも体内吸収が早い経口補水液(OS-1)や電解イオン水などがおすすめなので、薬局などでストックしておくと良いですね。

もちろん『これは何かがおかしい!』と思ったら、その時は迷わずに病院に連れていくようにしましょう。

大塚製薬工場 経口補水液 オーエスワン 280mL丸PETx24本(ケース)

ただ、まだ4歳の子どもを失った親御さんの気持ちを思うと胸が痛くなります…。

謹んで亡くなった川崎市の幼稚園の二人の園児のご冥福をお祈りします。

追記(2017/6/16)

川崎市幼稚園、感染症の原因について川崎市・16日の会見より

2017年6月16日、川崎市が国立感染症研究所に依頼していた検査の結果について、「強い病原性をもつウイルスや細菌などの微生物による感染症と証明する結果は得られなかった」と公表しました。

つまり、非常にレアなケースでの偶然が重なったか、感染症の安全性と亡くなった園児の家族を慮った言い回しだとも受け取ることができます。

少なくとも、原因不明のウイルスや細菌ではなかったことは安心して良いみたいですが、感染症については今後もしっかりと予防対策行っておいた方が良いでしょう。

Sponsored Link

コメントを残す

このページの先頭へ