水曜日のダウンタウンはなぜ神回が多い?ゲスト&演出が独特と話題

水曜日のダウンタウン

私の好きな番組のひとつに『水曜日のダウンタウン』があるのですが、この番組は神回が多いことでよくネットでも話題に上がっています。

水曜日のダウンタウンで神回と呼ばれる企画が多いのは、番組を企画するプロデューサーや構成作家、演出などのスタッフの手腕によるところが大きいと思うのですが、メインである芸人が持ち寄る『説』以上に演出(藤井健太郎氏)が独特なのが特徴的です。

今回は、ゲスト構成なども含め、他のバラエティ番組とは一線を画する視点で番組を作り上げている水曜日のダウンタウンについて、その魅力の謎に迫っていきたいと思います。

Sponsored Link

水曜日のダウンタウンはなぜ神回が多い?

水曜日のダウンタウンは、毎週水曜日にTBS系列で夜10時から放送されているバラエティ番組です。

芸人たちが自分が発案する『説』を持ち寄り、それが本当かどうかを検証する形で進めていくのですが、これが実に興味深い演出で見せてくれるのです。

中には神回と呼ばれて話題になる説もあるのですが、このような神回というのは純粋に視聴者のリアクションを反映したものなので、当然、視聴者に大きく響くようなことがなければ起こることではありません。

水曜日のダウンタウンの場合であれば、説(企画)、演者、演出(ナレーション含む)、ゲストがうまくマッチングし、意外性がなければ『神回』と話題に上がることもないわけです。

ネットなどを見ていると、「テレビはオワコン」「焼きまわしのバラエティ番組ばかり」「出てるゲストがいつも同じ」といった意見にあふれ、若者のテレビ離れなどもよく指摘されています。SNSでは、芸能人と一般人が言い合いをしていたり、テレビとネットのプラットフォーム争いが頻繁に見られるようになりました。

水曜日のダウンタウン、2時間スペシャル神回続きと話題の2時間スペシャル

そんな中、水曜日のダウンタウンはテレビというプラットフォームで純粋な面白さを提供し、時々『神回』といった話題性の高い企画を打ち出しているのです。

バラエティ番組で言えば、『しくじり先生』『世界の果てまでイッテQ!』『クレイジージャーニー』など、他にも独自性の高い企画がベースとなって、安定した視聴率を上げている番組もあります。ただ、水曜日のダウンタウンの場合は、一回放送分で平均3-4本の『説』で構成されているので、やはり神回と呼ばれる『説』が多いのは頷ける話なのかもしれません。

今、YouTubeなどで動画がアップロードされたり、手軽にHDで録画ができる現代において、リアルタイムでテレビを見る人が少なくなってきています。そんな中、SNSや実況掲示板で他者とつながりながら見るテレビというのは、また違った面白さを与えてくれるもの。そこでコンテンツが面白ければ面白いほど、リアルタイムでSNS拡散されやすくなっている環境がうまれるのです。

少し語弊があるかもしれませんが、いまテレビ番組はリアルタイムで視聴者にジャッジされながら、その評判が大きく左右される時代なのです。他よりも面白ければ『神回』となりやすいし、逆につまらなければ話題にも上がらないということですね。

水曜日のダウンタウンのゲスト&演出が独特と話題

水曜日のダウンタウン、バイきんぐ西村水曜日のダウンタウンで人気のバイきんぐ西村

前置きが長くなりましたが、水曜日のダウンタウンが面白い理由のひとつに、『説』というワードがあれば真面目なものからバカバカしいものまでOKという、非常にシンプルな構成であることが挙げられるでしょう。

説というのは人の共感の元に成り立つので、芸人たちがプレゼンする説のタイトルが興味深ければ、後は検証結果がどのようなものなのか惹きつけられて見てしまいます。

過去にあった水曜日のダウンタウンの説をいくつか上げてみましょう。

  • 松本人志、メキシコからきた謎のマスクマンとしてプロレス会場に登場してもバレない説
  • ビートたけし、本気で弟子を売る気ない説
  • FBI透視捜査官だったら、アメリカ横断ウルトラクイズの○×にダイブするヤツ、問題が分からなくても泥まみれにならない説
  • 事故物件、霊能者なら部屋に入るだけで何があったか分かる説
  • 黒板消しのあのイタズラ、成功率0%説
  • ハンチングを被ってる人 8割方ハゲてる説
  • 小さい「ヮ」、シークヮサー以外に使い道ない説
  • サーティワンのダブル 同じ味で頼むヤツ0人説
  • 勝俣州和、ファン0人説
  • 松本人志ロシアのスパイ説
  • 浜田の似顔絵を描かせたら全員くちびるを強調する説
  • タメ口ハーフタレントは年下にタメ口を使われても怒る訳にはいかない説
  • 悪いマジシャンに本気出されたら万引きGメンでも見抜けない説
  • ものまねショーに本人がそっくりさんとして出ても意外と気付かれない説
  • 偉人の子孫 教科書で自分の先祖に落書きしない説
  • 帰巣本能、ハトよりヒトの方が優れてる説
  • SNSを張り込んでいれば芸能人に会える説
  • お坊さんvsベン・ジョンソン「正座×100m」
  • ジャイアント白田vs篠原信一「大食い×柔道」
  • どんなにバレバレのダメドッキリでも芸人ならつい乗っかっちゃう説
  • 「開けたら人がいる」が結局一番怖い説
  • 徳川慶喜を生で見た事がある人まだギリこの世にいる説
  • 松野明美、何でも信じる説
  • すき家築地店でまぐろ丼頼むヤツ、マジで0人説 
  • 店内BGM 有名曲が違う歌詞になっていても気づかない説
  • 「お疲れ様でした」「お」と「した」さえ合っていれば間はなんでもいける説
  • 先生のモノマネ プロがやったら死ぬほど子供にウケる説
  • クロちゃん、目隠し連行慣れすぎて一般人にやられてもついて行っちゃう説
  • どんなにありえない顔ハメ看板でも穴が空いていたら人はハメてしまう説
  • 金太郎のストーリー 誰も知らない説

企画が検証ありきなのは面白いですよね。

立証すべき説に対して、どういった芸能人を当てはめるかで内容が変わってくるし、上記のタイトルのようにトリッキーだと、説によってはイメージしたものが上がってこない場合もあるはずです。そこで、その穴埋めをするのが演出なのですが、水曜日のダウンタウンは演出家である藤井健太郎氏のセンスと腕が素晴らしい。

松本人志のコメント

メイン出演者である松本人志もVTRを見て『悪意しか感じへん』と言うように、あらゆる説に対して少々バカにしたような演出が、企画そのものから面白さを引き出しているのです。

昨今のバラエティ番組では『イッテQ』や『深イイ話』など、ナレーションを使って演者を小馬鹿にする演出は珍しくありませんが、ナレーション主導で番組を進めているところが独特です。だからこそ、ゲストもツッコミを入れるし、番組自体が盛り上がります。

さらに水曜日のダウンタウンのゲストも独特です。流行りや番宣の芸能人を集めるワンパターンなものではなく、少々マニアックな人選で、冒頭の短い時間で行われるゲスト紹介では、かなりの頻度で『あのゲスト誰?』となるような人が混じっていたりします。

水曜日のダウンタウン、キャスティングの不思議クセのあるキャスティングにも注目

ひょっとしたらネット検索まで視野に入れた番組構成なのではないか?と、思わず勘ぐってしまうくらいで、このようなゲストが時折仕掛け人になっているところも面白い。

たとえば、あるグラビアアイドルが芸人の指示通りにコメントしていたり、ゲスト全員がアテレコで番組が進むといった具合に、視聴者に向けてドッキリを仕掛けてくるのですが、このような演出も非常に斬新です。というのも、視聴者に仕掛けるドッキリはインパクトがありますし、リアルタイムならその驚きはSNSなどで共有したり、拡散されたりするからです。

テレビでありながらそのプラットフォームに依存することなく、型に囚われない演出により、水曜日のダウンタウンは安定した視聴率を稼ぐことができているようです。

Sponsored Link

水曜日のダウンタウンの神回

水曜日のダウンタウンの神回にはどのようなものがあるのでしょうか?

よく話題に上がる神回説をまとめてみました。

◆先生のモノマネ、プロがやったら死ぬほど子供にウケる説

学校の先生のモノマネをプロがやったら死ぬほどウケるのかどうかを検証する説。神無月、ホリ、エハラマサヒロ、ミラクルひかる、みかんなどが本気になって先生のモノマネに挑戦。予想以上に、先生、生徒、モノマネ芸人たち全てが笑顔になる感動の展開に。

 

◆矢口真里、説教食らった後にカラオケで『恋のダンスサイト』歌われても、さすがに『セクシービーム』入れづらい説

モーニング娘。時代のヒット曲『恋のダンスサイト』で矢口真里が曲に合わせて入れる『セクシービーム』という合いの手を、芸能界の大先輩に説教された後でもやるのかどうか検証する説。大先輩は遠野なぎこだったが、まさかの逆ギレ。最終的に号泣するハメに…。言い合いがカットされてる辺り、ガチ検証だったと見られており『神回』の呼び声が高い。

 

◆グラビアアイドルでも芸人の言う通りにコメントすれば面白い説

2時間スペシャルの間中に番組がゲストと視聴者に仕掛けたドッキリ。説と説の間に番組ゲストがコメントするコーナーで、あるグラビアアイドルのコメントをすべて博多大吉が指示するというもの。詳しくは下の記事をどうぞ。

⇒水曜日のダウンタウンの鈴木ふみ奈に騙された視聴者!ドッキリが意外とわからない説w

 

◆テレビに出てる人の声 実はモノマネ芸人がアテレコしていても誰も気づかない説

2時間スペシャルの間中に番組が視聴者に仕掛けたドッキリ第二弾。説検証VTRを見るスタジオゲストの声を、すべてモノマネ芸人がアテレコしていたというもの。多くの視聴者が気づいてなかったようで、番組最後に事実を明かされた後に大きな反響を呼んだ。

 

◆徳川慶喜を生で見たことある人まだギリで生きている説

江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜(1837-1913)を生で見たことがある人がいまだに存命するという説。取材を行うもなかなか当該人物に会うことができずに難航。しかし、ついに1当時の様子を証言する105歳という高齢の人物が現れる。専門家の検証から事実であると証明され、ゲストをはじめ多くの視聴者を驚かせた。

残念ながら動画を貼ることはできませんが、YouTubeなどで『水曜日のダウンタウン 神回』などで検索すると動画が見られることがあるようです。

今回は水曜日のダウンタウンになぜ神回が多いのか、個人的な視点で色々と述べてみましたが、番組ファンの方からすると演出の藤井健太郎氏の手腕にあると考えられているようです。

たしかに説(企画)に味付けをする演出は『笑い』に焦点を合わせているので、余計な部分はざっくりとカットされていますし、長期ロケや仕込みのわりにコンパクトにまとめられているので視聴者の満足度も必然的に高くなります。神回が多いのも、演出による作り込みが視聴者に寄り添っているからなのでしょう。

パワー・マイノリティーがウケる時代において、ナレーションやテロップから企画を煽る演出は水曜日のダウンタウンが一番ウマいと思いますが、ゲストのキャスティングならびに、この辺りのセンスの良さはさすがの一言です。

神回と言わないまでも平均的に面白い説が多いので、毎週水曜日夜10時は『水曜日のダウンタウン』を要チェックですね。

Sponsored Link

コメントを残す

このページの先頭へ