パチンコ規制強化の本当の狙い!上限5万円が効果ありの理由とは?
2017年7月10日、警察庁がパチンコで得られるもうけの上限を5万円以下にするように出玉規制をする方針を固めたというニュースが飛び込んできました。
いよいよパチンコ規制強化が本腰になってきたようです。
その舞台裏には日本でのカジノ解禁を柱としたIR推進法が見え隠れしていますが、今回のパチンコ規制強化の狙いとしては『ギャンブル依存症対策』が理由として挙げられています。
しかしながら、政府の本当の狙いはギャンブル依存症対策の奥にある『客を替える』ということ。
今回は、パチンコ規制の客の上限5万円以下の効果と、規制強化の本当の狙いについて詳しくみていきたいと思います。
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パチンコ規制強化を始めた理由とは?
2017年7月10日、警察庁はパチンコ規制強化として『客側が一度にもうけられる上限を5万円までにする』出玉規制を設ける方針を固めました。
規制はパチンコだけではなく、スロットにおいても適用されるとのこと。
警察庁は、パチンコやスロットで負けた分を取り戻そうとするギャンブル依存症対策として、今回の規制強化に踏み切ることにしたそうですが、ベースとなる『風営法施行規則』の一部改正案を公表した後、一般からの意見を求めていくそうです。
その前にダウトなんですけどね…
改正案をざっくり説明すると次のような感じになります。
- 玉の発射総数の1.5倍までを上限とする
- 大当たりの出玉上限を現行の2/3まで減らす
- 一度の遊戯で出玉を最大5万円までとする
パチンコをしたことがあるなら「これはキツイ…」という感じがわかるかと思います。
もちろん、一部改正案はまだ方針段階なので今後の修正・変更なども考えられなくはないのですが、おそらくこのラインから大きくずれることはないでしょう。
詳しくみていくと『玉の発射総数の1.5倍までを上限とする』というのは、1万円分の玉を購入したら1万5000円までしか玉を出せないということであり、『大当たりの出玉上限を現行の2/3まで減らす』というのは、たとえば現行で2400個(9600円相当)出ていたものが、改正後は1500個(6000円相当)までに抑えられてしまうということです。
これらのルールに従って考えると、出玉の上限が5万円までというのは、少なくとも2万5000円はパチンコに投資した上での上限ということにならないでしょうか?
このように考えると、少々狡猾な言い回しをしている印象を受けるのですが、この辺りはやはりパチンコをする人、しない人、またはパチンコをする人を抱えた家族などで大きく意見が異なるでしょう。
今回のパチンコ規制強化の影には、日本のカジノ解禁を控えた上で課題となっているギャンブル依存症対策が要因になっていることは間違いないのですが、多くの日本人にとってすればパ「ようやく重い腰を上げたか」といった感じなのかもしれません。
パチンコ出玉上限5万円が効果ありの理由とは?
警察庁がパチンコの出玉規制強化を始めると発表したとたん、ネットでは多くの声が集まりました。
特に多かった意見が、『出玉の上限は5万円までと決めるのに、負けた時の上限は決めないのか?』というもの。
パチンコで遊ぶ時間は平均4時間だそうですが、調子よく勝てば十数万円が得られることもあります。
実際、私の友人にも数時間で10万円近く勝ったことのある人は多く、パチンコやスロットに慣れ親しんでいる人ならば、多くの人が一度や二度はそのような経験をしたことがあるのではないでしょうか。
パチンコで勝ちが続くと『脳内アドレナリン』が出て一種の興奮状態になりますが、これこそがパチンコの醍醐味であり、「一度味わうと止められない」ほど突き抜けた征服感に酔いしれます。そして、いつかくるその瞬間のために、何度もパチンコ屋に足を運ぶ人も多いことも確かです。
ギャンブル依存症がよく言うセリフ
パチンコ依存症については社会問題化しており、その中には生活保護を受給している人や、借金をしてまでパチンコにお金をつぎ込む人もいます。過去にパチンコで得た興奮が脳に焼き付いて、お金がないのに何度も何度もあの明るい店内に吸い寄せられてしまう人というのは、とうに『遊戯』という域を越えてギャンブルに取り憑かれているのかもしれません。
これから出玉規制が始まって上限が5万円までとなると、その興奮状態にもストップがかかることになるので、パチンコファンからすると『ドン引き』な改正案です。
「それなら負けの上限も決めとけや!」
と怒りの声も少なくありません。
ただ、パチンコやギャンブル依存症対策として考えるのであれば、今回のパチンコ規制強化で勝額の上限を5万円までにするのは、かなり効果が期待できるのではないかと思っています。
要は『これからのパチンコは客に大勝ちはさせないけれど、お金をつぎ込む分には好きにしたらいいよ』と言っているようなものなので、客側にとっては旨味のないバカバカしい話はないからです。客が大勝ちできないとなると、パチンコの武勇伝でよくある「1000円で4万円勝った!」とか、「3000円で8万円勝った!」といった話がなくなるので、自ずと大負けもなくなることが想定されます。
現実は厳しい…
一部のパチンコやスロットで食っている人にとってはツラい規制強化ですが、甘い夢がなくなれば目が覚めることもあります。そういった意味で、パチンコによるギャンブル依存症が減る目論見は成功するでしょう。
ただ、パチンコ規制強化には次のような狙いがあるのです。
パチンコ規制強化の本当の狙い
2016年12月、カジノ解禁を軸とした総合型リゾート(IR)推進法が成立し、いよいよ日本でも政府の後ろ盾の下でカジノが誕生する機運が高まってきましたが、今回のパチンコ規制強化もIR推進法を進める際にネックとなっているギャンブル依存症対策の一環だといっていいでしょう。
カジノ解禁の前に、ギャンブル依存症問題に歯止めをかけなければ、世間の理解を得られずにカジノ解禁が頓挫してしまうことも考えられるからです。
世界的にカジノは公営のギャンブルとして認められていますが、その大きな利点として、観光客からの大きな収益が国を支えている背景があります。
パチンコ、競馬、宝くじ…、それぞれ運営しているところは違いますが、このようなギャンブルはいわゆる胴元が儲かるようになっています。それはテレビCMの多さを見てもらっても一目瞭然でしょう。広告収入でテレビが作られていることを考えれば、ゴールデンタイムに大企業と並んでこれらのパチンコ、競馬、宝くじのCMがバンバン打ち出されているのは、それだけ儲かっているからに他なりません。
世の中が不景気に陥り一攫千金を狙う人が増えた中で、パチンコだけが異色の存在だったわけですが、実は戦後からこれまで◯◯が裏で手を組んで共存してきた背景があります。朝鮮からやってきたパチンコは、本家本元が禁止しているのに、なぜか日本においてはパチンコで荒稼ぎしている業者がいるのです。(◯◯については、ネットで調べればすぐに出てくると思います)
しかし、政府はいわゆるカジノ法案(IR推進法)というカードを手に入れたので、もうパチンコは用済みとなったのです。自国民を疲弊させながら韓国企業に利益をもたらしたり、北朝鮮への資金源になっているとの指摘は昔からよくされていました。今回の規制強化は遅すぎるくらいだと見ていいでしょう。
前置きが長くなりましたが、パチンコ規制強化の本当の狙いは政府による『客層の入れ替え』です。
戦後からこれまで、庶民に愛されてきたパチンコですが、不景気を迎えた現在においては客が『出がらし』のようになっています。生活保護を利用してまでパチンコをするギャンブル依存症も急増し、日本政府としてはお金にならないどころかお金が出ていくばかり。
そこで降りてきたのが『日本で政府運営のカジノを経営する』という案。
そこで、庶民のなけなしのお金でブクブク太ってきたパチンコ業界に規制強化を施し、ハードルを上げた状態で、ギャンブル利用の見込み客や富裕層、海外からの観光客を、カジノ利用に誘導して収益を上げたいというのが国の本当の狙いです。
ギャンブル依存症対策の裏には、ギャンブルで吸い上げる対象が『お金のない庶民』から『お金を持っている層』に移す意図が込められているのです。
働かざるものギャンブルするべからず?
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さて、これまで野放しになっていたパチンコも、時代に淘汰されて終わりを迎えることになるのでしょうか?
ただ、パチンコの規制強化を発表した警察庁の『ギャンブル依存症対策』が建前にしか聴こえないのは、裏で行われているシェア争いに莫大な収益が絡んでいるからです。
まとめると、「貧乏人のギャンブル・パチンコは国にとって不利益になってきたから、これから国が胴元になってターゲットを富裕層や外国人観光客に絞っていくからよろしくな(^_-)-☆」ということですね。
もちろん、デメリットばかりが目立ってきた貧困層のギャンブルは潰す方向で規制強化されていきます。今後、パチンコやスロットは、本当に好きな人だけが楽しむ娯楽となる日がくるのかもしれませんね。
パチンコ業界は大きな票をもっている。医者の診療報酬をさげたことで反発をかい惨敗した2009年のにのまえならないためにも、規制を緩めるべきだ。
パチ&スロの規制による新台入替の費用は、お客様から回収営業&摂取した現金です。
パチンコ店は規制のたびに回収営業で新台費用を捻出するのです。
スロットは頻繁に規制を受け、
パチンコも1/399のMAX規制したばかり
規制のたびに新台入替で資金回収営業が行われます
頻繁に規制するのは卑怯な黒い裏があります。
パチンコメーカーは政治献金や警察(公安委員会)に袖の下や天下りの要求など
摂取されている分、優遇はされていますが、客離れが促進していくと結果として
パチンコ業界自体が危惧に侵されます。
とりあえず客層の移り変わりという筆者の目線は総括としてわからなくもないが、そもそも金持ちはこういう下世話で不健康な趣味を持たない。
カジノが本格的に動き出せばそちらに流れる人が多い。
カジノのほうがオシャレでトータル的にエンターテイメント性のある娯楽としてハイソな階級にはスタンダードだから。
よって今回の規制と今後の締め上げで業界の衰退と統廃合がかなり推し進められるのは間違いないと思う。
もうパチンコ屋は終わる。
そういう新しい時代になったんだなとあらためて思いますね。
ネットやスマホの登場、VRなどの発達で、昔はホールに行くことで満たしていた部分がかなりまかなえてる。
そういう意味でももうどれだけ努力して搾取しようと機械を改良してももう客離れは不可避かと。
今までパチンコが賭博で
かつ有害が叫ばれ自殺や家庭崩壊、駐車場で子供の熱中症死を出してもそ知らぬ顔であくどい朝鮮企業の営業を許して甘い汁を吸ってきた警察が別な共生先見つけたらしい。
興味深く読みました。
そして、よい勉強になりました。
一つ言えば、「摂取」は頂けませんね。
「搾取」が正しいですよ。