子供の叱り方で賛否両論!鬼から電話がくる鬼アプリでトラウマに?

鬼アプリ、通話中

子供が幼い時に、鬼とかお化けといった『怖い存在』を持ち出して叱る方法がありますが、このような子供の叱り方に賛否両論意見が分かれていることがネットで話題となっていました。

スマホには、いわゆる『鬼アプリ』といった鬼から電話がきて叱ってくれるアプリもありますが、しつけに効果的だとクチコミで広がっている反面、「下手すると子供がトラウマになるのでは?」と疑問を持つ人もいるそうです。

たしかに、子供を脅して言うことを聞かせるという見方もできるので、こうした反対意見もわからなくはありません。

非常に興味深い話なので、今回はこのニュースについて詳しくみていきましょう。

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鬼アプリを使った子供の叱り方(ウチの場合)

子育てをしていると、子供が言うことを聞いてくれないことがあります。

ウチにはもうすぐ2歳になる男の子がいるのですが、独身時代に想像していたよりも、ずっと言うことを聞いてくれないので、ほとほと困ってしまうことがあります。

最近では、子供が言うことを聞かない時、スマホの『鬼から電話』というアプリを使って子供を叱るというのが流行っているそうで、ウチの妻もママ友から勧められたと言っていました。しかし、アプリには頼りたくないということで、いわゆる鬼アプリを使うことなく放っておいたそうです。

それが先日、リビングに入ると息子がやりたい放題暴れまわっている横で、それを無視して妻がスマホを眺めている不思議な光景だったので、「何してんの?」と声をかけると、私の方を見ることなく「もう許さん…」と低い声で答える妻。

何やら息子があまりにもやりたい放題で手を焼いたので、「これだけは使いたくなかったけど…」と『鬼から電話』をスマホにインストールしているとのこと。

さて、どうなることやらと経過を見守ることにして、鬼アプリをインストール完了した母親から息子への最後通告。おもちゃを投げまくってご機嫌な息子は当然、無視。

「片付けをしない子には、鬼さんが怒りにくるからね」と言って、スマホのボタンをタッチ。爆音で響く電話の音。異変を感じて、ギャン泣きで助けを求めてくる息子。妻がそこで「ちゃんと片付けして!」というと、今までほとんどしたことのなかったおもちゃの片付けをキチンとしてくれたので、非常に感動したのを覚えています。

鬼アプリを使ったのはその一度だけで、それ以降はなんだか子供が可哀想なので使っていません。

ちなみに、同い年の子供がいる妻のママ友曰く、子供に鬼アプリを使いすぎて「鬼?呼べば?」みたいな感じになっているそうです(笑)

鬼アプリを使った子供の叱り方に賛否両論

鬼アプリ、鬼から電話、使い方

鬼から電話がかかってきて子供を叱ってくれるアプリについて、賛否両論意見が分かれていることがネットで話題となっていました。

実際、鬼やお化けを持ち出したしつけについて、そのような意見があるのか見てみましょう。

◆賛成意見

  • 小さいうちは言葉で説明してもわからないことが多い。望ましくない行動を止めるために「怖い存在」は必要。
  • 小学生になって、本当に鬼がくると思う子どもはいない。成長後にトラウマが続くことはない。
  • 嘘も方便。

◆反対意見

  • 「鬼が怖いから」という理由で言うことを聞いているだけで、叱られている本当の理由は理解していない。
  • 本気で怖がって夜泣きなどにつながることがある。
  • 嘘は良くない。

引用元:ベネッセ教育情報サイト

メリット・デメリットとして、双方の意見はもっともと言えるでしょう。

面白いことに、賛成意見の「小さいうちは言葉で説明してもわからないことが多い」というものと、反対意見の「叱られている本当の理由は理解していない」というものは、ベースから異なっていることがわかります。

実際問題として、ちゃんと話せば理解してくれるほど子供は簡単ではありませんし、言ってもわかってもらえないことも多いもの。もちろん、それでも親が子供に説明する義務を放棄してはいけませんし、忍耐強く子育てをしていかなくてはいけないことは言うまでもないことでしょう。

この2つの意見は、おそらくイメージしているものが違うので、それがわからなければずっと平行線です。叱られている本当の理由を説明しようとしても、それがうまく伝わらないし、うまく伝えられない時に、『怖い存在』を持ち出すかどうかということですね。

それについては次のような意見がありました。

  • 何年かしたら効果無くなるし、虐待にくらべたら可愛いもんだよ。
  • 何でもかんでも悪影響というのは言い過ぎ。
  • 昔からそうです。子供は怖いものがあった方がよく育ちます。
  • 何がベストかを考えるのは大事だけど正解がないものだってある。杓子定規に一つしかない回答を導き出そうとするのは無理があるよ。

結局、答えはないし、このような取り決めに意味はないというのが冷静な人の意見ですね。

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頻繁に鬼から電話がくると子供がトラウマになる?

ネットで調べてみると、他にも「鬼アプリは児童虐待である」とか、「トラウマを作る原因になる」といった穏やかではない意見もありました。たしかにそういった目的でアプリを使用すれば、児童虐待やトラウマを作る原因になりうるかもしれませんが、大多数のケースに当てはまることではないと言えるでしょう。

とはいえ、そういう危険性があることは頭に入れておいた方がいいかもしれません。

頻繁に鬼から電話が来ると、子供によっては、その恐怖心が根付いてトラウマになることは少なからず考えられるからです。

ただ、子供にとって何がトラウマの対象になるのかはわかりません。

親が子供を注意深く見て、子供が助けを求めている時にちゃんと救いの手を差し伸べてあげれば、幼少期にトラウマを抱えることは限りなく少なくなるでしょう。意味なく鬼アプリを使って子供の恐怖心を引き出したり、からかったりするのは問題がありますが、いざという時に使用する分には問題ないと考えられます。

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子供の叱り方で大事なのは愛情

子供の叱り方で大事なのは、そこに愛情があるかどうかです。

愛情を引き合いに出しただけで、親が自制心を失って暴力をふるったり、怒鳴りつけたりするのとは違います。叱りながらも、親が自制心を失わなければ、子供はなんとなく親の愛情がそこに含まれていることを感じるものです。

ただ、それでもうまくいかないことも多いし、私もよくお手上げ状態になります。

言葉で口にする以上に簡単なことではないことは、子育てしている人の多くが感じていることでしょう。

誰も完璧な子育てはできませんし、できるだけ子供のためを思った子育てをしようとしても、なかなかそれが子供に伝わらないし、イレギュラーなこともよく起きます。

そんな時、鬼や閻魔様など畏怖する象徴となるものを使って、悪いことをすると怖い目に遭うといった叱り方やしつけは、何も今に始まったことではありません。

たとえば、青森のナマハゲなどはそれに当たるでしょう。ただ、このような畏怖的なものは、年に一度とか、頻度としては非常に少ないものなの。子供が言うことを聞かない度に鬼やお化けを出しても、結果的に効果が薄れるのが本当のところではないでしょうか?

ナマハゲ、昔の子供を叱り方

以前、言うことを聞かなかった子供を置き去りに(するしつけを)したら、そこから子供が行方不明になった事件がありました。その時、ある専門家は「子供が親から見放されたと感じるのが一番つらいので、置き去りにするしつけは好ましくない」といったことを言っていました。

これは、その親が子供に対して愛情があったかどうかでは問題ではなく、子供からみて愛情が薄いと感じるようなことがあってはいけないということです。

子供のことを考えて叱るのであれば、子供のことをちゃんと見ていなくてはなりません。そして、子供のことをちゃんと見ていれば、何が正しいことか自ずと答えは出てきます。

鬼アプリという便利なツールがあるのは喜ばしいことですが、子供のしつけに非常に効果があるだけに、取り扱いにも注意しなくてはいけないということですね。

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探偵ナイトスクープ『ガォーさん』のいい話

子供を叱りに行く時のガォーさん

深夜枠ながら高視聴率を維持し続けている関西の人気番組『探偵ナイトスクープ』には、以前、『ガォーさん』という名物コーナーがありました。

このコーナーは、タレントの長原成樹さんが『ガォーさん』という怖いキャラクターに扮して、夜更かしする子供を叱りにいくというもの。

元々、ガォーさんというのは親が子供を叱る時に使っていた架空の存在。しかし、最初は効果のあったガォーさんの名前も、何度もこの手を使ってるうちに、子供たちは「ガォーさんなんていない」と怖がらなくなってきたそうです。

そこで、「ガォーさんを子供たちに見せてやってほしい」と番組に依頼し、探偵の長原成樹さんが見るからに子供が泣き出しそうな強烈なインパクトのビジュアルでガォーさんを作り上げ、両手にろうそくを持って夜の子供たちの部屋に現れるのですが、子供たちはガォーさんのそのキャラクターの恐ろしさに、泣きながらこれから親の言うことを守ると誓うのでした。

このガォーさんは神回と言われるくらい視聴者に受け、それから毎年一度の名物コーナーになりました(今は長原さんが探偵を卒業されたのでガォーさんはやっていません)。

ガォーさん、長原成樹

収録後、長原さんはその家のシャワーを借りてメークを落とし、ちゃんと脅かした子供たちのところへ戻って「こんなおっちゃんやで」と種明かしをしてから帰っていたそうです。これについて「子供は本当に怖がるからちゃんとフォローしないと」と説明していましたが、母親を早くに亡くし、父親も忙しかった幼少期を過ごした長原さんは、近所のおじさんやおばさんに叱られて育てられたことを振り返ります。

子育てに悩んだ保護者の依頼を受けて、寝ない子を叱りにいくガォーさんは、その時の近所のおじさんやおばさんみたいなもので、前向きなおせっかいという気持ちがあると。

鬼やお化け、ナマハゲ、ガォーさんなどは、子供にとっては非常に怖い存在ですが、他人が脅かすからバランスが取れるというところもあるかもしれません。

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鬼が叱ってくれるアプリについては賛否両論分かれていますが、このような便利なツールはこれからもどんどん開発されていきますし、良い悪いの二元論では追いつきません。結局は、それを使う時に、親がちゃんと愛情を持って使うのかどうかが大切だということですね。

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