ヤマカガシに噛まれたら即応急処置!ヘビ刈りで男児一時意識不明

伊丹市で小5男児を襲ったヤマカガシ

2017年7月29日午後8時ごろ、子供がヘビに噛まれて出血が止まらないと119番通報があり、一時意識不明に陥る事故があったとニュースで報じられていました。

噛まれたのは兵庫県伊丹市内の小学5年生の男子児童で、同日午後6時頃に友人たちと近くの公園で遊んでいる際にヘビに襲われたとのこと。

ヘビはヤマカガシという種類で、非常に強い毒を持っているそうですが、小5男児が一時意識不明に陥ったことを考えれば、ヘビに噛まれたときの対処法や応急処置は知識として知っておくべきだと痛感させられます。

小5男児がヤマカガシに噛まれたというニュース

夏休み期間中、山や公園で遊ぶことの多いので、今回はこのニュースについて詳しく見ていきましょう。

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ヤマカガシに噛まれ小5男児が一時意識不明重体に…

ヤマカガシが現れた場所

2017年7月29日午後6時頃、小5男児が公園で友人数人と遊んでいる最中、右手首をヤマカガシに噛まれるという事故が起きました。小5男児は一旦帰宅し、2時間ほど経っても手首から出血が止まらず、頭痛もするということで、母親が119番通報。そして病院に搬送され、一時意識不明になったそうですが、意識が回復し大事には至らなかったそうです。

子供が毒ヘビに噛まれたなんて知らされたら、親ならその場で卒倒しそうなものですが、2時間ほど様子を見ていたという選択は、一歩間違えれば怖いことになっていたかもしれません。

子供がヘビに噛まれた時、一緒に遊んでいた友達がリュックにそのヘビを閉じ込めて持って帰っていたそうですが、この行動を含めてニュースを聞けば、非常に賢くて勇敢な行動と言わざるを得ないでしょう。病院に行った際にどんなヘビに噛まれたのか一目瞭然な上、解毒の血清がない場合にも、そのヘビから毒を採取して血清を作ることができるからです。

ネットでも非常に有能な判断だと称賛の声があがっていましたが、このニュースをよく調べてみると、意外なことがわかってきました。

小学5年たちで「ヘビ刈り」が流行していた?

ヘビ刈りが流行していたとの情報

ヤマカガシに噛まれた小学5年男児。彼らの間で、なんとヘビを素手で捕まえるという『ヘビ刈り』が流行していたというのです。

バカな遊びをしてるんじゃないよと言いたいところですが、小学5年生くらいだとヘビを見つけたらテンション上がるでしょうし、仲間が数人集まれば度胸試しみたいな感じでヘビを捕まえたくなるのかもしれません。

男児がヤマカガシに襲われた場所というのは、兵庫県伊丹市萩野8の若松公園。

兵庫県伊丹市と言えば大阪・伊丹空港のある街で、ヤマカガシが出た若松公園は北側に位置する住宅街地のにある公園ですね。

すぐ側に川が流れており、近くに田んぼや畑などもある場所ということもあって、湿地を好むヘビの出没区域として考えられるでしょう。私も3年前くらいに近くの猪名川でマムシを見かけたので、若松公園にヘビが居ても全然おかしくないと思います。

ただ、このニュースを聞いた時、噛まれた小5男児の友達がヘビをリュックに入れて持ち帰ったという話に違和感を抱きました。友達がヘビに噛まれたなんてパニックになりそうな中で、そこだけ妙に冷静な対処をしているなと思ったからです。

それもそのはず、少年たちの間でヘビを捕まえて見せびらかせる『ヘビ刈り』が流行していたというのですから、なんとも困った話です。もし友達が亡くなってしまってたら一生トラウマですよ。

こんなに怖い!ヤマカガシの毒!

ヤマカガシ

では、ヤマカガシとは一体どんなヘビなのでしょうか?

ヤマカガシの見た目は上記画像の通りですが、上体部に赤と黒の斑紋が入っているのが特徴的ですね。顔は可愛い(?)のですが、ビジュアル的には「コイツはヤベー奴だ」と思わせる、いわゆる有毒種独特の色使いです。

コイツを捕まえようと考えるところは、さすが怖いもの知らずの小学生といったところでしょうか。ヘビ刈りの対象としてはマムシレベルでヤバイ感じがしてなりません。

ヤマカガシの全長は60cmから120cmなので、ヘビとしては結構大きい印象を受けますが、性格は臆病でおとなしいとのこと。身に危険が迫ると、首をコブラのように持ち上げて威嚇してくるのですが、本来であればニホンマムシのように攻撃的ではなく、そのまま逃げることの方が多いそうです。もちろん中には攻撃的な個体もいるので、見かけたとしても余計なちょっかいを出してはいけません。

ヤマカガシの毒は強力で、なんとマムシの毒の約3倍、沖縄のハブの10倍と言われているからです。

ヤマカガシの毒の強さ

ヤマカガシの毒は、『出血毒(溶血毒)』呼ばれており、噛まれた時に激痛がはしったり、噛まれた場所が腫れ上がったりすることはないのですが、毒が強い血液凝固作用を引き起こし、フィブリノーゲンが大量に消費されるため、全身の血液が止血できなくなります

並行して血栓を溶かす作用が進むので、傷口だけでなく、毛細血管が多い鼻粘膜や歯茎などから出血が続きます。また、これらが原因で頭痛が発生した場合、体内に毒が多く回っていると見られるので、重症化する危険性も高くなり、最悪の場合、急性腎不全や脳内出血を引き起こし、死に至る場合もあるそうです。

小5男児の容態について

ヤマカガシの毒で特徴的なのは、マムシやハブに噛まれた時のように激痛が走らないというところでしょう。おそらく、今回の伊丹市小5男児の親も、119番通報までに時間がかかったのは、子供がそれほど痛がってなかったから様子を見る時間をおいたのかもしれません。ただ、患部から血が止まらず、頭痛を起こしていたというので、かなり危ない状態だったのではないでしょうか。

同じ毒ヘビでも、毒性の違いによって症状は様々です。

一般的に認知されているマムシやハブの『毒』は、噛まれると腫れと激痛を伴いますが、ヤマカガシの毒はそれほど痛みが残らないことを覚えておくようにしましょう。

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ヤマカガシに噛まれたら即応急処置!

もし、ヤマカガシに噛まれたら、すぐに応急処置をするようにしましょう。

もし、ヤマカガシに噛まれることがあれば、殆どの場合、手や足などを噛まれることになると思います。その場合、傷口から見て心臓に近い場所(5~6cm)を、紐かタオルなどであまり強くない程度に縛り、毒が全身に回らないようにしましょう。

(あまり強い止血はかえって悪い結果を招くこともあるので注意)

よく毒を吸引するというのもありますが、吸い出す人に虫歯や口内炎がなければ応急処置としては効果的です。毒の吸引については、吸い出した人が仮にその毒を飲んでしまったとしても、少量であれば胃酸が毒を分解してくれるので問題ありません。

ただ、人里離れた山中でサバイバルをしているならいざしらず、街中であればドラッグストアに走って『毒吸引器(ポイズンリムーバー)』を使う手もありますが、実際は、事前に携帯していなければ意味がないと考えた方が良いでしょう。

エクストラクター ポイズンリムーバー AP011

ポイズンリムーバーは毒ヘビに噛まれたときの応急処置だけでなく、ハチやブヨ、アブなどに刺された時にも非常に役に立ちます。アウトドアキャンプや畑作業時に携帯しておくと安心でしょう。

しかし、それよりも応急処置として止血をしっかりと行い、すぐに近くの医療機関にかかるようにしてください。

ヘビの種類によって血清が変わるので、可能であればヘビの模様や色を覚えておくと良いでしょう。もちろん、今回の伊丹市の事故のように、ヤマカガシをリュックに入れて持ち帰ることができればそれに越したことはないのですが、二次被害を招かないとも限らないので無理をしてはいけません。

ヤマカガシの性格だんだん可愛く見えてきたかも…

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ヤマカガシは日本でよく見かけるヘビの一種でもあり、マムシに比べてもその生息数は多いと言われていますが、それほど攻撃的な性格でもないそうなので、見かけた場合は刺激しないようにその場から立ち去るようにすれば良いでしょう。

いくら度胸試しとはいえ、子供たちだけで『ヘビ刈り』なんて危ない遊びはしてはいけないということですね。

追記(2017/7/31/16:30)

その後の調べによると、ヤマカガシに噛まれた場所は若松公園ではなく、北へ約2.5kmほど離れた宝塚市切畑長尾山の宝教寺の参道だったとのこと。

母親の勘違いで若松公園で男児がヘビに噛まれたと説明したそうですが、男児たちはこの日、川沿いにある山道にヘビ刈りに行き、午前10時半ごろに左手の指を噛まれ、血が止まらないため手を洗おうと立ち寄ったのが若松公園だったそうです。

そして午後1時ごろ、友人宅で宝塚で捕まえたヤマカガシをリュックサックから取り出そうとした時に、再び右手首を噛まれたというのですから驚きです。なんともたくましくて感心しますが、子供が毒ヘビを持ち帰ってくるとかマジで勘弁してほしいですね。

ということは、男児がヤマカガシに襲われたと言うよりは、ヤマカガシが男児に襲われたというニュアンスの方が近くなるんですけど…。

とにかく、親は心配したと思います。

いやはや。

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