告ハラが話題!人間関係の距離感が掴めず告白がハラスメント化?

告ハラを受ける女性

告ハラなる言葉がネットで話題になっています。

告ハラというのは告白ハラスメントの略だそうですが、順序を踏まずに一方的に告白する男性に対して、女性が不快に感じるということなのでしょうか?

何とも世知辛い世の中になってきた感がありますが、90年代の大ヒット月9ドラマ『101回目のプロポーズ』の武田鉄矢は、今だったら完全に告ハラおじさんになりますね。

要するに、人間関係の距離感が掴めない男性からの告白は『ハラスメント』に値するということのようですが、そこにはもう少し深いわけがあるようです。

ただ、告ハラという言葉から、いま言ったような受け取り方や連想をする人がいると思うので、それが『モラハラ』になるのではないかと心配になるところもあります。

ということで、今回はこの話題について見ていきたいと思います。

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告ハラが話題!

告ハラ(告白ハラスメント)がネットで話題となっていました。

告白の一体何がハラスメントに当たるのかイマイチ疑問に思うところがあるのですが、告ハラの火付け役となったダイヤモンド・オンラインの記事には次のようなことが書かれてありました。

ある女性(20代)は、先日、知人の男性(30代)から告白された。しかし、女性が男性と直接会ったのは3回だけ。しかも、すべて友人が同席した飲み会だった。ほとんど顔見知りレベルであるにもかかわらず、男性は自分の想いの丈を長文でLINEしてきたのである。そこには、男性が女性に好意を抱いていること、二人の将来を真剣に考えていることなどが記されていた。ちなみに、女性には彼氏がいる。

引用元:ダイヤモンド・オンライン

告白された20代の女性は、自身も脇の甘さを省みつつ丁寧に断りを入れたそうですが、男性から「(告白)しない後悔よりも、する後悔を選んだ」と告げられ、その身勝手な考えに怒りが沸いたといいます。

ネットでの反応を見ると、男性からは大きな反感を買っているようですが、一部の女性からは共感の声もありました。それは告白云々というよりも、距離感が測れない男性に言い寄られて困る女性が少なくないということ。一方的に想いを募らせ、意を決し『告白』にやってこられると、それがハラスメント(迷惑行為)になってしまうのでしょう。

たしかに、男性は女性と比べて視野が狭いので、女性からするとそれが理解を超えた行為に映ってしまうのかもしれません。ただ、『告ハラ』という言葉を流行させて、迷惑な告白という概念を一般的に定着させてしまうことには懸念を抱いてしまいます。

もちろん、近年社会問題化したストーカー被害のことを考えると、『告ハラ』という言葉も出るべくして出てきたという感じはするのですが、こうした概念は男性が告白する機会を失わせることにつながるからです。

告ハラという言葉が話題になった記事では、『いい年したおっさんが、親密にもなってない若い女に告白してくんなよ』という話が前提になっているのですが、最終的には、段階を踏まない告白であればハラスメント(迷惑行為)というところに行き着くので、そこが少し気にかかります。

人間関係の距離感が掴めず告白がハラスメント化?

職場においての告ハラ

告ハラ(告白ハラスメント)は、人間関係の距離感が掴めない男性からの告白に脅威を感じる女性が少なからずいる、ということが問題なのですが、そこには次のような論理が隠されているそうです。

告白とは、強制的に相手との関係を作る行為だからである。告白するまでは、赤の他人、知人程度だった二人も、どちらかが告白することで「告白した側/告白された側」の関係にはめ込まれてしまう。自分の人生と交差することなんてあり得ないと思っていた相手が、強引に自分の人生の「当事者」になる。それを暴力と感じる女性もいるのだ。

引用元:ダイヤモンド・オンライン

なるほど。

とうとうここまで来てしまったか…、というのが率直な感想ですが、そもそも告白する側と告白される側で意見が異なりそうな話ではあります。当然、告白される人よりも、告白する人の方が絶対数は多いので、告白される側の人間の都合の良い話だと受け取る人も多いでしょう。

実際、ネットでは告ハラという言葉に反感を覚えた人の方が多い印象を受けました。ただ、逆の立場に置き換えてみると納得してしまう部分もあります。

たとえば、当事者はまったくその気がないのに、周囲が勝手に「お似合い」だと言ってもてはやす場面があったりしますが、ああいうのも非常に大きなストレスを生みます。要するに、直接告白されることがなくても、自分の意志とは関係なく当事者に祭り上げられると、そこに好意というものがない限り迷惑以外の何ものでもないからです。

たしかに、いい年したおっさんが距離も縮まっていない状態で、若い女に告白するのがNGなのは致し方ないでしょう。女性からすると、勝算のない告白に対して「こんなに空気読めないで大丈夫?」と心配になるのは当然だからです。

まぁでも、それを一々ハラスメントだと言うのもどうかと思いますが、『告白』までハラスメント認定されてしまった背景には、もう少し訳があります。

「どうして自分が告白されたのか、まったくわからない」と話すのは、都内の会社に勤める女性(30代)。女性は、職場の上司(40代)に告白されたのだが、彼女にとっては寝耳に水だった。上司とは、同じプロジェクトに属しており、打ち合わせと称して2回ほど二人で食事に行ったこともある。しかし、ただそれだけの関係だった。

「思わせぶりな態度は一度も見せたことがありませんし、そもそもLINEなど個人の連絡先も教えていません。なのに、なぜ告白されたのか。どう考えても絶対オッケーされるわけがない状況にもかかわらず、仕事上の関係が悪くなることも顧みないで告白する。実際に、断った後にギクシャクして、仕事に支障が出ています。自分勝手過ぎますよ」

引用元:ダイヤモンド・オンライン

仕事に支障をきたす告白であれば、上司からということもあり、ハラスメント認定としては納得せざるを得ないでしょう。

ただ、上司が職場に恋愛感情を持ち込んで、仕事上の人間関係に悪影響を及ぼすのは間違ってはいるのですが、職場で恋愛を成就させるケースは多いので、この辺りのモラルはその人次第となのではないでしょうか?

それなりに年齢を重ねた男性が、プライベートで親密になる努力もせずに職場の部下に告白するのは、明らかに人間関係の距離感が測れていないからですが、それよりもこの『告ハラ』という言葉がこの範疇を超えて使われないかの方が気になります。

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告ハラはモラハラではないのか?

告ハラ(告白ハラスメント)という言葉が話題になった背景には、職場の男性がステップを踏まずにいきなり告白することで業務に支障をきたすということも含まれているので、「ああ、そういうのが迷惑になることもあるんだな」とは思いますが、『告ハラ』という耳障りの良い言葉が少々気になります。

告白に順序が必要であることを考えれば、当然、良い告白と悪い告白があります。しかし、順序を飛び越えた悪い告白に対して、安易に『告ハラ』という言葉が使われないかが心配です。

というのも、距離感が掴めずに失敗した告白に対して『ハラスメント』だと言ってしまうのは、やはり度を過ぎていると言わざるを得ないからです。

恋愛の失敗というものは深く傷つきますし、人はそういう壁を乗り越えて恋愛を成就するという道をたどるものなのに、それをハラスメントだと言ってしまうこと自体、モラハラ(モラル・ハラスメント)なのではないでしょうか?

告ハラという女性からのモラハラ

空気を読めずに告白したり、他人との距離感が掴めずに告白したりといったことは、まだ独身の人であれば何歳になってもあることです。たとえ、そういう人に突然の告白をされて迷惑と感じたとしても、周りの人が味方をしてくれるものなので、意外と問題ないでしょう。そこで、わざわざ『告ハラ』という言葉を使ってしまっては、社会から益々恋愛の機会を奪ってしまうような気がしてなりません。

実際、他人との距離感がわからない人は存在しますし、そういう人を遠ざける意味においては有効かもしれませんが、告ハラという言葉自体は誤解を与えそうで心配です。

独身時代は、眼中にない人から告白することだってあります。「え、なんでいきなり告白してくんの!?」と、驚きよりも怖いという感情が先立つこともあるかもしれませんが、そこまでハラスメント化しちゃっていいものかと疑問に思ってしまいます。

これも告ハラ?

男と女では感じ方や受け取り方が違うんだから、そこは対立する方向に持っていくのではなく、お互いが理解し合うようにしていかなければ、世の中が良い方向に行かないのではないでしょうか?

久しぶりに「言いたいことも言えないこんな世の中じゃ…」と言いたくなる話でした。

ポイズン。

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