9月1日問題とは?学校に行きたくない子供が自殺を選択しないために

不登校に悩む子供のイメージ

いよいよ夏休みが終わり、9月1日問題の話をネットで見かけます。

9月1日問題は、ある特定の子供たちにとって非常に深刻な問題。

今回は、『学校に行きたくない子供が自殺を選択しないために』という話をしたいと思います。

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9月1日問題とは?

今日は9月1日です。

この日は1年間のうちで最も子供の自殺が多い日であり、いわゆる『9月1日問題』と呼ばれています。

最近は夏休みが一週間早く切り上げられる学校も増えましたが、9月1日は長い夏休みが終わって一番最初の登校日であり始業式の日です。

私も中学3年の頃にイジメにあっていたことがありました。学校へ行きたくない理由はみんなそれぞれにあると思いますが、私の場合、同級生からの暴力が怖かったので、2学期の始業式を迎えるのが本当に嫌だったのです。

9月1日問題がわかる図

私のイジメは、ある特定の同級生ヤンキー二人に目をつけられ、パシリや暴力、みかじめ料(?)を取られるというものでした。私はいまだに、なぜ自分が彼らに付け狙われてしまったのかわかりません。

漫画『ドラえもん』では、のび太がジャイアンにケンカで根負けさせるということがありました。しかし、中学生ともなると、どんなにひどい目にあうか恐ろしい言葉で脅してくるので、暴力に従うしかありません。

親にも言えず、自殺も何度も考えましたが、結局、卒業まで耐えることを選択しました。

もちろん、卒業するまでめちゃくちゃツラかったのですが、三学期の始め頃にそのうちの一人から「親の財布から金を抜き取ってこい」と言われ、イジメが公になり、少しマシにはなりました。しかし、やはり卒業するまでは陰湿なイジメが続いたことは確かです。

ヤンキーグループにいた同級生の一人が、「お前ってサァ、死にたくならないの?」と笑いながら言ってきたときは本当に悔しい思いをしました。その時のヘラヘラした顔は、多分、一生忘れることがないでしょう。

のび太をいじめるジャイアン

そして、高校に進学すると、イジメはピタッと止まりました。誰も過去の自分を知らない人ばかりだったからです。

それから大人になり、環境の違いだけで自分の価値が180度変わることを知りました。

もし今、過去の自分に言いたいことがあるとすれば、「学校なんて行かなくていい」と言います。無理して学校に行くよりも、痛めつけられた心の傷を癒やすのに、かなりの時間を使ってしまったからです。

私にとって、中学校での思い出はほとんどなかったことになっています。

行きたくない学校に無理して行ったところで、何も残るものがありません。それどころか、自分を騙してツラい時間を過ごしたことが、心の何処かで足かせとなり、その後の人生にハンディを負わせることになるでしょう。

 

いま振り返って運が良かったのは、中学三年の二学期から親が家庭教師をつけてくれたことです。それまでは、放課後もヤンキーに捕まって子分のような扱いをうけていたのですが、イジメている方も、親バレすることを避けるので、家庭教師を理由に割とすんなり家に帰ることができたのです。

そして、結果的にこのときの勉強のおかげで、英語のBe動詞もわからなかった私は、なんとかヤンキーたちの行く公立高校と違う私立学校に進学することができました。

 

そして現在、ネットで9月1日問題の話を見かけるたびに、イジメを受けていた時のことを思い出して胸が苦しくなります。

私立高校に進学した後も、地元を歩く度にビクビクしていましたが、さすがにそれから数年も経てば、心の底からこんな奴等のために死ななくてよかったと思います。しばらくは心が歪んでしまったのか、ずっとイジメていた奴等の不幸を願っていましたが、それもいつの間にかバカバカしくなって忘れてしまいました。

もちろん、これは赤の他人の結果論に過ぎませんし、こんな話を読んだところで、今現在イジメで悩んでいる子供の心が晴れることはないでしょう。

ただ、学校がツラいのなら、我慢して学校に行く必要はないと思います。

ひょっとすると、そんなことを言って引きこもりになったらどうするんだ?と親は心配するかもしれませんが、親が学校でツラい思いをしている子供のことをわかっていないから引きこもりになるのであって、避難場所として家に居させてあげることについては、全く問題ないと思います。

学校に行ってもツラい、家にいてもツラいという子供が引きこもりになるのであって、親が大きな器でもって柔軟に子供を受け入れてあげなければ、それこそ自殺という最悪の結果を招いてしまうことになりかねません。

大切な子供の命

子供は大切です。

そして、まだ身も心も成長の途中です。

特にイジメられるような子供は優しい場合が多いのです。

誰にも言えない悩みを抱えたとき、責任感の強い子ほど自分で命を絶とうとするのです。

こんなことがあっていいはずがありません。自殺の原因を作ったイジメていた子供は、一生その十字架を背負って生き、いつか死を迎えるときに後悔するときがくるでしょう。

本来ならば、イジメなんて誰も幸せにならないことを許してはいけないのですが、『優しそう』『反抗しなさそう』『気弱』『正直』『まじめ』な性格を持った子供が、ふとしたきっかけから、イジメられる側に回ることがあります。

逆に、イジメをする側の子供というのは、非常にずる賢くて、うまく大人にバレないように頭を使ってイジメをします。

いわゆるグレーゾーンのイジメを行うのですが、グレーだからといって程度が軽いわけではなく、やられた方はしっかりとダメージを受けます。親や先生には「遊んでいただけ」「フザケあってるだけ」などと言い、大人たちもハッキリとそれがわからないから見過ごしてしまうのですが、それがさらに心を痛める原因となります。言い過ぎではなく、この世の不条理をリアルに感じる瞬間だからです。

不登校の原因の多くは、学校で起きる人間関係にあると思います。

しかし、学校が人生のすべてではありません

それを知って欲しいのです。

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学校に行きたくない子供が自殺を選択しないために

子供が学校に行きたくない理由は色々あるでしょう。

今の子供は精神的に弱いと言われていますが、それはいつの時代も言われていることです。少なくとも戦後70年くらいはそう言い続けているのですから、私たちが今の子供たちにそんなことを言えた義理はないのです。

子供が学校へ行きたくないというのが、勉強が嫌だからとか、眠たいからというのであれば、逆に安心なのですが、なんとなく理由がはっきりしない時は注意が必要です。

先ほども話したように、子供が自分の力で修復できない人間関係のいざこざに巻き込まれているときは、いつでも家が避難場所であることを伝えてあげてください。どこにも行き場所がないと、子供は自殺という選択をしなければならないほど、精神的に追い詰められることもあるからです。

子供がどんなことで悩んでいるのかわからないという人も時々いますが、それはお父さんお母さんが子供のことを普段から見ていないからではないでしょうか?

子供からのSOS

しっかり見ていたらわかるのです。

自分から言えないけど、サインは出しているのです。そして、それに気づかない大人たちに失望していることは、普段から子供のことを見ていれば必ずわかります

今のイジメは非常に陰湿ですが、やはり子供の持ち物やLINEのやり取りなどにイジメの証拠のようなものは残っているのです。

今、小学生・中学生ぐらいのお子さんがいる親の世代だと、行きたくなくても学校は行くものだというのが常識かもしれません。

そもそも学校へ行ってもらいたい理由はなんなのでしょうか?

学力は家庭教師を雇ってつけることができますし、オンラインなら24時間好きな時に自分で勉強することもできます。人間関係の問題であれば転校したり、学校という選択でなくても、フリースクールに通わせるという選択肢もあります。

極論なのは承知で言いますが、現代においては、たとえ学校に行かなくても社会生活を送る能力を養うことは十分可能なのです。

子供が自殺したくなるくらい追い詰められているとき、親や家族が最後のライフラインです。

9月1日問題という忌むべき言葉を社会が作ってはいけません。

私も自殺は反対です。

自殺は絶対にやってはいけないことだと思いますが、精神が疲弊しきっている子供にその責任を押し付けるのは、経験上、逆効果のような気がしてなりません。

この世から逃げ出したいくらいツラいと感じている子供には、そんな『常識』なんてものはクソ食らえだからです。

人生には休息が必要なときがあります。

長い人生を振り返ったとき、それはほんの僅かな時間に過ぎません。

どうか子供の人生を台無しにしないように、SOSを見逃さないようにしてください。

「ああ、生まれてきて良かったな」、ってこと思うことが何べんかあるじゃない。

そのために人間、生きてんじゃねぇのか。

そのうちお前にもそういうときが来るよ、な?

これは『男はつらいよ』の寅さんの台詞ですが、生きてると感謝したくなることが必ず出てきます。そんな時、子供はかならず親の愛情を思い出すのです。

男はつらいよ、寅さんの名言

9月1日問題、学校に行きたくない子供が自殺を選択することがないように、親が子供を守って欲しいと切に願います。

つたない文章ですが、最後まで読んで下さってありがとうございました。

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