ゲーム中「ご飯だよ」キレた16歳息子が父親刺殺…一体なぜ?静岡

静岡、ゲーム中の息子が父親を刺殺した家の前、静岡

自分の部屋でゲーム中だった16歳高校生の息子が、「ご飯だよ」と呼びに来た父親に激高し、包丁で切りつけ殺害するという事件がありました。場所は静岡県で、16歳の息子は警察に逮捕されたとのこと。

時代とともにキレやすい子供が増えたと言われていますが、夕飯でゲームを邪魔されたことが原因で父親を刺し殺したという話にはさすがに驚かされます。

父親は帰らぬ人となり、事件を起こした少年は、この先地獄の日々を生きていかなければならず、母親も人生に暗い影を落とすことになるでしょう。この家族のことを思うと、色々と胸が苦しくなりますが、一体なぜこのような悲劇がおきてしまったのでしょうか?

今回はこの事件について詳しく見ていきましょう。

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ゲーム中「ご飯だよ」キレた16歳息子が父親刺殺|静岡

静岡、ゲーム中に「ごはんだよ」で父親殺害のニュース

事件が起きたのは、2017年9月21日夕方、静岡県のとある閑静な住宅街でのことでした。

その日、自分の部屋でゲームをしていた16歳の男子高校生。夕飯の支度ができたので、父親が「ご飯だよ」と呼びに行ったところ、息子が激高し、台所の包丁を持ち出して父親を複数回刺したとのこと。母親が「夫が息子に刺された」警察に通報し、息子の男子高校生は殺人未遂容疑で逮捕されることとなりました。

男子高校生は両親と3人暮らしで、父親は51歳でした。

父親が部屋でゲーム中の息子に、「ご飯だよ」と呼びに行った時の前後の経緯は明らかにされておらず、親に包丁を突き立てるほどの怒りがどこから来たものなのかは、はっきりとわかりません。

ただ、父親の人間像について、テレビのインタビューに答えていた近所の人は、「すごいマメで元気で、穏やかな良いご主人だった」という証言をしていました。

静岡で息子に刺殺された父親についての証言

この近所の人は、事件の前日に父親がお彼岸用の花を積むところを見てあいさつしたばかりと言っていたので、このようなエピソードからもなんとなくその人柄が見えてきます。

一方、父親に襲いかかった16歳の息子はどのような人物像だったのでしょうか?

静岡で父親を視察した16歳息子の知人

逮捕された息子についても、特段変わったところはなく『穏やかな性格』だったとのこと。家族間でのトラブルもほとんどなかったというのも意外なところです。

警察は、傷の付いた場所や、刃物であればその深さなどから、犯行時の犯人の精神状態を見極めるそうですが、この男子高校生が犯行に及んだ際の刺し傷は、首や顔面など複数箇所確認されており、父親はほぼ即死状態だったとみられているそうです。つまり、警察は男子高校生が犯行の瞬間、かなり強い殺意を持っていたとみているとのこと。

しかし、なぜ高校生男子が自分の父親の命を奪うほどの殺意を抱いてしまったのか…。この少年がたまたまそうなのか、それともどの家庭でも起こりうることなのか、そこがわからないと、この事件に対する「怖ろしい」という感情を拭い去ることができません。

ゲーム中「ご飯だよ」で、一体なぜそこまで激高したのか?

静岡、閑静な住宅街イメージ

それにしても、ゲーム中「ご飯だよ」という父親からの声かけだけで、一体なぜ16歳の息子が激高したのでしょうか?

「キレたら何するかわからない」という言葉があります。

この場合の「キレたら…」というのは、腹を立てるとか怒るという状態よりも「我を忘れて攻撃してくる」というニュアンスになります。言い換えると、「加減ができないくらい怒りをぶつけてくる」とも言えるかもしれません。

とにかく、殺人に至ってしまうというのは、もう普通の状態とは言えません。それくらいキレたり、激高したりするというのは、ゲームを邪魔されたくらいでなってしまうものなのでしょうか。

ニュースでは、ほぼ『ゲーム中に父親が「ご飯だよ」と声かけしただけ』という情報に終始しており、父親も息子も穏やかな性格だという証言がありました。だとすれば、溜め込んでいた鬱憤が、たまたま父親の声かけという些細なきっかけで爆発した、ということになります。

昨今、幅広い年齢層で引きこもりになる人が増え、中には非常に攻撃的な性格を持った人もいると言われています。内弁慶という言葉では優しすぎるほど、両親に対して暴言を吐いたり、暴力をふるったりするケースも少なくないといいます。事件を起こした16歳の息子は高校生なので、決して引きこもりではありませんが、親に対して取り返しのつかない行為に及んだことを考えると、同じようなタイプと見ていいでしょう。

16歳の息子が部屋でゲームするイメージ、静岡

そして、ゲーム中だったことを考えると、16歳の少年からすると楽しい時間を邪魔されたという思いが強かったのかもしれません。まだ16歳だと、家があってご飯が出てくるありがたさもわからないこともあります。

そういった子供の場合、ゲームに心を奪われてしまえば、親も食事も勉強も『楽しい時間を奪う邪魔モノ』にすり替わってしまい、結果的にストレスを溜め込むことになるのです。すると、次は社会に出て義務を果たすことが後回しになり、嫌なことから逃げるために、またゲームに没頭する…という悪循環を繰り返すことにもなりかねません。もちろん、これは少し飛躍的な考え方ですし、多くの子供たちは義務を果たすことの大切さを学び、大人へと成長していくものです。

ご飯だよと声をかける父親のイメージ

しかし、好きなことを中断されたり、自分のペースを乱されたりしてキレる子供というのは、案外珍しい存在ではないかもしれません。たとえば、あと10分で映画が終わるというところで、誰かがそれを中断してきたら嫌なものです。そして、幼い頃から一番感情をぶつけてきた『家族』という存在があれば、そこに憤りをぶつけてしまうものです。

当然、そんなことは許されないことですが、ゲームやネットなど物に恵まれすぎた子供の中には、いつまでも自分が特別だと勘違いしたまま年齢を重ねていくこともあるようです。

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ストレス社会の落とし穴に注意

静岡の16歳の高校生が、自分の父親を刺殺してしまったことについて、ニュースを見る限り、そこに深い思慮はなかったように思えます。

ただ、怒りをコントロールできず、鬱憤をぶつける対象が欲しかっただけ。ただその一瞬、爆発的な感情で我を失い「メチャクチャにしてやりたかった…」、それだけのような気がしてなりません。もちろん、鬱憤は日頃から溜めていた可能性が高く、それ自体は、親だったり外部で溜め込んだりしたストレスなのでしょう。

ゲーム中に激高し、包丁を持ち出したというニュース

ストレス社会の落とし穴として注意したいのは、『ストレスの発散対象に反撃のない相手を選ぶ』ということです。たとえば、親や家族、恋人、そして自分など。自分が怒りを発散しても、相手からのダメージを受けにくい人物に鬱憤が向かうということです。

たとえば、母親。

子供が男の子だった場合、中学・高校辺りから力では勝てなくなってしまいます。親の小言に対して恫喝してきたり、家の中のものを破壊し出して手がつけられなくなった時に、子供は乱暴すればわがままが通るということを覚えます。

よくあるDV(家庭内暴力)の構造も同じで、相手が反抗しないとわかっているから何度も同じ過ちを繰り返す。暴力をふるう方は狂気的ですが、暴力を振るわれる方も思考停止状態に陥っていたりします。

夕飯の時間に「ご飯だよ」というのは、夕飯を支度する側からすると当たり前のことですが、子供でも家族でもそれで包丁を持ち出すような相手なら、やり方を変えなくてはなりません。何も綺麗事を言いたいわけではなく、正しいことをそのまま伝える正攻法が通用しなければ、やり方を変えなくては逆効果になることも多々あるからです。

静岡、ゲーム中の息子が父親を殺害したニュースについてのオーサーコメント

静岡の父親刺殺事件のニュースでは、中流家庭として不自由なさそうな一軒家が映されていました。父親が晩御飯の時間に自宅に帰宅できて、母親がちゃんと食事を作ってくれる家庭環境は、本来ならば感謝しなければなりません。しかし、義務と言えば学業をすることくらいの学生にとっては、それを理解するのは難しい場合があります。実際、結婚し、子育てをしてはじめて、親のかけがえのない愛情や苦労を追体験できるので、それまでは親のありがたさがわからないかもしれません。

静岡の16歳の高校生は、父親の命と引き換えに自ら自分の幸せを壊し、母親から夫という存在を奪ったのです。こんな不幸なことがあるでしょうか…。

亡くなった父親はおそらく我が子のことを恨んではいないでしょう。母親もそうかもしれません。しかし、この少年にとってはこれから辛い試練が待っています。その時、どんな気持ちになるのか。

心の罪は一生消せないかもしれませんが、自分の罪を悔いて反省することができたら、父親の分まで、母親を幸せにしてあげてほしいと願うしかありません。

亡くなった51歳の父親のご冥福をお祈り致します。

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