ベーシックインカムとは何かわかりやすく!日本で実現の可能性は?

ベーシックインカム、わかりやすく!

ベーシックインカムとは、政府が全国民に生活費を支給する制度のこと。

わかりやすく言うと、『あなたが働こうが働くまいが、最低限生活できるだけのお金を国が出してくれる』、そんな夢のような法律です。

働き者の日本人の私たちからすると目からウロコが落ちそうな話ですが、ベーシックインカムを導入実現することで国の経済状態が良くなると指摘する声も沢山あるのです。

 

すぐやろう!

いやマジで。

 

失敗してもいいからやりましょうよー、ベーシックインカム。

…と、言いたいところですが、日本で導入するったって「財源はどうすんの?」「働かない人が増えたら日本の経済競争力は落ちるよ?」という反対派・慎重派の声もあります。

うーん、たしかに…。

ということで、今回はベーシックインカムとは何か、メリット・デメリット、日本でベーシックインカムが導入実現の可能性について、できるだけ簡単にわかりやすく解説していきたいと思います。

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ベーシックインカムとは何かわかりやすく!

ここではベーシックインカムとは何か、わかりやすく解説していきましょう。

ベーシックインカム(basic income)とは、政府がすべての国民に無条件で最低生活費を保障する制度のこと。年齢・性別は関係ありません。ベーシックインカム制度が導入されれば、あなたも私も国から生活費をもらえちゃうわけです。

簡単に言うと、『国(政府)が全国民の生活費出しますよ(にっこり)』ということですね。

 

「これはまた斬新な…」

と思うかもしれません。

しかし、実際に欧米の一部の国(州)では、すでにベーシックインカム制度導入の動きがあり、一部の国民を対象に試験的な導入を始めているのです。

ではなぜ、日本でもベーシックインカム導入の声があがっているのでしょうか?

現在、日本では、将来や老後のことを心配し、お金を貯めておこうと考える人が沢山います。要するに、お金を使わない人が増えてきたのです。

その結果、銀行や信用金庫に預けられた預金残高は2017年3月末時点で、なんと1053兆円にもなるのです。

1053兆円!

 

バカか!とっとと金を使えよ!

そう言いたくなるのも無理はありません。

今は、「宝くじが当たったらどうしますか?」と聞かれた時に、「貯金します」と頬を赤らめて答える時代です。いざという時にお金がなかったら困るし、お金を稼ぐのが大変な時代なので、皆、不安を抱えているのです。

そんな将来の生活を心配し、世の中に流通していないお金が山ほどあるのです。

言わばこれ、「死に金」ですよね。

国が経済を再生させるために、どんな政策をしようとも焼け石に水。プレミアムフライデーなんて失笑ものです。アホか、誰が得すんねんと。

 

とにかく皆、生活が心配。

将来が不安だからやりたいことも我慢する。

お金が入ってきても貯金貯金貯金…

これでは経済が回らなくても当然です。

 

そこに彗星のごとく現れたのがベーシックインカム。

経済が冷え切っている根本にあるのは、国民が抱えている『生活ができなくなる』という漠然とした不安です。もし、国がそこを解消できれば、お金を使う人はドンドン増えるし、結婚や子育てに不安を抱えることもない。第一、働けば働くほどお給料は自分のために使える。

これ、イケんじゃね?

それがベーシックインカムなのです。

ベーシックインカムのメリット

ベーシックインカムのメリット

ここではベーシックインカムのメリットについて見ていきましょう。

ベーシックインカムで一番のメリットは『無申告で国からお金がもらえる』というところでしょう。

現在の日本の社会保障は原則として、申請しなければお金を得られないようになっています。言い換えれば、制度を知らずに申請を指定ない人は補助が受けられないというのが現状です。

たとえば、サラリーマンなら年末調整で所得税が戻ってきますよね。

国が「税金の取りこぼしがないように、ちょっと多めに給料から差し引いとくから、返してほしけりゃ年末調整の書類をちゃんと出せよ」ってやってるアレです。

些細なことですが、こういったこともイチイチ書類を提出しなければお金が戻ってきません。

生活保護や健康保険の免除などもそうですね。自分がその条件に当てはまるか確認し、書類を書いて役所に行って…と、アレヤコレヤとややこしいもの。しかし、ベーシックインカムは全国民に保障される生活費なので、赤ちゃんからお年寄りまで生命が続く限り無申告・無条件でお金が給付されるのです。

サイコーっす。

 

なんのなんの。

ベーシックインカムのメリットは他にもあります。

もし、日本でベーシックインカムが導入されれば、貧しい人が居なくなります。

貧しい人が居なくなれば、生活のために働かなくて済みます。

生活のために働かないということは、仕事からネガティブな面が消えます。

仕事からネガティブな面が消えれば、過酷な労働を強いられる必要がなくなります。

過酷な労働が強いられなくなれば、ブラック企業が消えます。

ブラック企業が消えれば、お父さんが早く家に帰ってきます。

共働きをしなくても済みます。待機児童問題も解消します。

結婚生活・子育ての心配が減ります。

少子化対策になります。

多くの社会問題が解消します。

社会保障の一元化となります。

それがベーシックインカムなのです。

 

ヤベーっす。

ベーシックインカムのデメリット

ベーシックインカムのデメリット

ここではベーシックインカムのデメリットについて見ていきましょう。

ベーシックインカムで一番心配されているデメリットは『国力の低下を招く可能性がある』というところでしょう。

簡単に言うと、働かない人が増えてるということですね。

めちゃくちゃわかりやすく言うと、怠け者が余計に怠けるということです。

余談ですが、これは大麻合法化の議論で沸き起こるデメリットと同じ。働かなくなる人を促進する側面は見逃せないということで、ストップがかかるということですね。

 

もうひとつ大事なことがあります。

これは『国の財源』の問題。

ベーシックインカムの構想は素晴らしいけど、そのお金をどこから持ってくるか考えた時、富裕層や儲かっている企業の税負担が重くなることが考えられます。

するとどうなるか?

お金持ちは軒並み海外に脱出することになります。

彼らお金持ちからすると、ベーシックインカムで入ってくる社会保障なんて要らないから税金を減らしてくれ!っちゅー話ですからね。

やってられませんわ。タックスヘイブンですわっちゅー話です。

要するに、儲かっている人や企業は、税負担の少ない外国に移ったほうが特になると考えるので、期待していたほど財源が集まらないんじゃないかという話。

 

ただ、やはり財源がなければ、ベーシックインカムは『絵に描いた餅』でしかありません。

そして、強引にベーシックインカム政策を行ったとしても、沢山の税金を収めてくれている大企業が海外に流出すれば、結果的に国力が低下することになります。

もちろん、ベーシックインカムだけで経済が回ると試算する経済学者もいますが、このようなデメリットやリスクを考えた時に、果たして本当にベーシックインカム政策を進めて良いのかどうかは疑問が残るということですね。

ベーシックインカム,coming soon

ベーシックインカムと社会主義

でもこれって、社会主義的な感じがしません?

ベーシックインカムと社会主義国の違いについては、多くの人が疑問を抱くところでしょう。

結論から言うと、ベーシックインカムと社会主義国は違うものです。

「失業のない社会・公平な国作りを!」これはよくある社会主義的スローガンですが、ベーシックインカムが社会主義国と似ていると言われる所以は、この『失業のない社会』というところ。そして『公平=富の分配』が挙げられるでしょう。

たしかに似てるんですけど、社会主義国って、人からあまり好かれてませんよね…。

 

では、何が違うのでしょうか?

まず、社会主義国は、失業者を出さないために、国家主導で企業をコントロールし経済を管理する社会。つまり、失業の心配がなくす代わりに、国民に労働のノルマを与えて働かざるを得ない環境にしただけのこと。

これに対し、ベーシックインカムは、国が国民の生活を保障するだけです。国が企業をコントロールすることはありません。あくまでも「稼ぎたいのなら思う存分稼いでください(あ、でも税金はよろしく!)」という資本主義ベースありきとなっています。

社会主義の現実社会主義の現実

ユルイ刑務所のような社会主義国とは違い、ベーシックインカムは生活と自由が保障されているということですね。

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日本でベーシックインカム実現の可能性は?

ここでは日本でのベーシックインカム実現の可能性について見ていきましょう。

さきほど、ベーシックインカムのメリット・デメリットについて解説しましたが、ベーシックインカム政策を進めれば、社会全体で非常に多くの恩恵を受けることができます。

まず、最大の問題は『財源をどのように捻出するか?』というところ。

日本の総人口が1億3,000万人。

国民の一人ひとりに10万円を支給すると、その総額は130兆円。

2016年の国の税収が約97兆円なので、まぁ足りませんよね

もちろん、ベーシックインカムが期待されているからには、その財源確保や将来設計については専門家がちゃんと計算してくれています。非常にざっくりした話になるのですが、試算では財源についてはなんとかなりそうだということ。

本当ですか!?

 

ベーシックインカムのイメージ

その理由として、ベーシックインカムにより経済が大幅に回復すれば、当然、国の税収も上がり、さらに社会保障が一元化されれば、国の余計な支出が減るからです。

ここが日本のベーシックインカム導入実現の大きなポイントと言えるでしょう。

 

『社会保障の一元化』

 

日本の社会保障は一般的に

  1. 社会保険
  2. 公的扶助
  3. 社会福祉
  4. 公衆衛生

の4つの柱で成り立っています。

これらの社会保障がさらに細分化され、「保障してほしけりゃ役所に訪ねてこい」というのが日本のシステム。大体、日本の社会保障は複雑過ぎます。役所で窓口をたらい回しにさせられた経験のある人は多いと思うのですが、なんでこんなに面倒なんだ?

余談ですが、社会保障がこんなにもややこしくなったのは、『社会保障の充実』という美名のもと、政治家の天下り先を作ってきた結果とも言われています。

しかし、ベーシックインカムならば、この枝分かれしてややこしくなった社会保障を、ギュッと一本にまとめることが可能となります。生活保護や年金などは、すべてベーシックインカムに一元化されるからです。そして、この社会保障の一元化により、国が行っている社会保障の無駄を解消することが可能となるのです。

 

現在、年金を払い続けてきたにも関わらず、わずかな年金支給で納税し医療費を払い、がんばっている人たちがいます。そして、安い給料で働き、納税し医療費を払い、がんばってる人たちがいます。

しかし一方で、生活保護に甘んじて、納税もせず年金・医療・介護費を免除された生活を送る人たちがいます。

不公平ですよね?

この逆転現象を解決できるのも、ベーシックインカムの大きなメリットと言えるでしょう。

これにより、多くの人の勤労意欲を引き出すことができるので、うまくいけば財源の大きな支えとなることでしょう。

ベーシックインカムで国民が幸せ

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今回は、ベーシックインカムとは何かについて、わかりやすく解説していきました。

できるだけ簡単にということで、多少大雑把な説明ばかりになってしまいましたが、ベーシックインカムについてはまた別の記事で詳しく解説していきたいと思います。

日本でもベーシックインカム導入実現の可能性がよく議論されていますが、争点はやはり財源の確保ですね。ここをどのようにクリアにして見通しを立てていくのかが、日本での導入の大きなポイントになりそうです。

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